死神の幻想   作:エヌラス

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まえがきをお借りして今のエヌラスの悩みをおひとつ…

この作品を始めた当初は、死神代行消失編と千年血戦篇の間の時間軸ではじめたんですよね。
でもアニメとか漫画見てると千年血戦篇以降の一護出したいじゃないですか。
でも今現状作品を見てるとかなり難しいじゃないのかなってふと思い始めてまして…
ヘブバンとBLEACH、元々合わせずらいものを深夜テンションで初めてしまった身なのですが。このままだと作品の満足度も低くなりそうで正直怖いんですよね。

でもやっぱり出したいじゃないですかあの黒崎一護を。

どうすればいいんですかねほんと……

一度千年血戦篇の方の時間軸をいくらかずらすべきなのか否か…


その迷いもあって今回の話は千年血戦篇パートを削っているためにめちゃくちゃ少ないです…


64.恋のキューピット作戦

〜セラフ部隊基地・カフェテリア付近〜

 

 

「…お前ら、何やってんだ?」

 

「あ、一護!」

 

「黒崎さん、お久しぶりです!」

 

眉をピクピクと動かす一護に対し、そろそろライブが始まろうとしているカフェテリアの壁に寄り付く大島家6人。

 

「中…入らねぇのかよ」

 

「これが大島家流のライブ観戦なのです!」

 

「…ああ、そう…」

 

茅森達に話を通せば中に入れてもらえるとは思う。というよりカフェテリアでのライブって金取るのだろうか…

 

(コイツらの貧乏精神は知っていたが、ここまで来るとなんかすげぇな…)

 

待機している大島家を他所に、一護は1人入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、一護さんここです!遅いですよ〜!」

 

前の方に近づくにつれシーイズレジェンドのグッズやらなんやらを手に持っているレベルが高くなっていた。その中聞き馴染みのある声が聞こえ……

 

「もういたのかよ、はえぇな…」

 

蒼井の横へと腰掛ける。この2席だけ異様に近い気がするような気がするがそこは気にしないでおく。

 

「当たり前ですよ、参加は出来なくても蒼井はファンなので!」

 

「前にギター弾いてたもんな」

 

レッドクリムゾンと戦う前にもライブがあり、その時は蒼井もギターとして参加していた。本人曰く人生で初めてだと言うのだか非常に完成度も高く再起を祈る声も未だ聞こえてくるほどだった。

 

「黒崎さんも、参加しては?」

 

「いや、俺ァそういうのは向いてねぇよ」

 

過去にもそれでてんやわんやしている、それを思い出しげんなりとする。

 

「…そうですか」

 

「…また気が向いたらやってやるよ」

 

何となく蒼井の返事がきになったため即座に変更。げんなり感を消し去ろうとする。

 

 

「まさかこうやって再び、茅森さん達のライブを見れるだなんて…」

 

「んだよいきなり」

 

「正直あの時、蒼井は必死でした。皆を生かすために自分を捨てて…」

 

白河ユイナも言っていた、本来ならあるはずのないセラフの輝き。

 

(白河は最期の輝きってたような…)

 

「でもそんな蒼井を救ってくれたのは黒崎さん…、蒼井はそんな黒崎さんに感謝しています」

 

「ああ…」

 

「だから…、その……」

 

蒼井が突然俯き指をくるくるとさせている。

 

「どうしたよ、言いてぇことあるならハッキリした方がいいぜ」

 

「そ、そうですよね…___よし…!」

 

一度深呼吸をし、意気込む蒼井。何をそこまで緊張しているのかと疑問に思うがそこを言ってしまうとまた夜一さんにしばかれそうなので留まる。

 

 

 

「こ、これからも…蒼井と仲良くしてくれますか…?」

 

 

「……当たりめぇのこと言ってんじゃねぇよ」

 

何を改まって言うことだろうか、顔を赤くしている蒼井の頭を無造作に撫で回す。「わぷっ…」と声が聞こえたが今は大人しく撫でられていた

 

「良かった……!!」

 

そのまま声を漏らす蒼井、だがその声は茅森達によってかき消されてしまった。

 

(今はこれでいいんだ……これで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆!!来てくれてありがとう!!」

 

茅森はいつも通り、楽器を肩から掛け前に立つ。一護と蒼井は来ているかと視線で探し見つける。

 

(よし、いい感じに2人並んでる…!上手くいっただろうか)

 

実は椅子が近いのも、当たり前だがチケットの席が隣なのもそれを一護に渡しに行かせたのも、考えたのは全部月歌なのである。

 

2人の距離感を察するに結構レベルが高そうだった。しかも逢川めぐみいわく黒崎一護は気づいていないという難易度上昇コンテンツ付き。

 

(ユッキーには止められたけど、このライブであたしは2人をゴールまで導いてみせる…!!)

 

新曲もある、2人がくっつくまで何とか繋いでみせる…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、ありがとう…!!」

 

 

 

 

 

 

終わってしまった…。ダメだった、最初から最後まで結局2人の距離感は縮まらず尚且つ開かずだ。

 

(ちくしょう…、あたしが恋のキューピットになろうと思ったのに…!!)

 

その時だった、いつの間にか横に立っていた逢川めぐみが月歌の肩を叩いて首を横に振っていた。

 

(同情されたよ……はぁ)

 

明日から再び始まる訓練…、

 

 

 

 

茅森月歌の恋のキューピット作戦は見事に失敗したのだった。

 

 

 

 

__________________________

 




一応平和パートはここら辺で終わりかなと考えてます。
原作知ってる人なら分かるでしょうけど、3章の後半辺りから4章後半までほぼ休まる場所ないですもんねぇ…



作者のエックスです。良ければフォローなどよろしくお願いします!
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