惡の華道に砂の花が咲く   作:はちみー

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第一章
ヴィラン:サー・クロコダイル


 

「あ?雄英に襲撃事件だ?」

 

「えぇ、ヴィラン連合と自称する集団が雄英に襲撃。生徒達を狙うもオールマイトに阻止された様です」

 

「クハハハ、まぁ本命はオールマイトだろうが……無様にやられちゃ世話ねぇな。なぁダズ」

 

「はい」

 

バロックワークスという会社の社長室にて、サー・クロコダイルとその右腕ダズ・ボーネスが先日起きた事件のことを話していた。

 

「これから先、恐らく激動の時代が巻き起こる。ヒーローとヴィラン、正義と悪、どちらが立っているか……見物だな。Mr.1、オフィサーエージェント達に伝えろ」

 

「遂に……ですか」

 

「あぁ。バロックワークスの最大のミッション、"ユートピア作戦"を開始すると」

 

_______

 

 

このヒロアカ世界に生まれて40数年が過ぎた、ヴィランになったキッカケは若い時に人一人を半殺しにした事だった。

 

何故手を出したのかはもう記憶にねェが、大方俺相手に舐めた態度を取ったからだろう。

そこから俺は数々のヒーロー達を相手に実力を伸ばし、俺の個性"砂"をスナスナの実の覚醒まで持っていった。

ロギアの中でも強いスナスナの能力で、物理も効かずに水の弱点もほぼ効かねぇ様になったが……

 

一瞬の隙を突かれ、あの強大なヒーローと隈が凄い奴と共に打ちのめされた。

個性頼りに動いてきた自分にとって、良い薬になったさ。ロギアに過信した能力者の命は短い……だったか。

だがもうそれもねぇ、相棒のダズと共に自身の能力も引き上げた。それこそ覇気を習得する程に。

 

そこから15年程経ってバロックワークスの立ち上げと共に、世界政府認定ヴィランとして他のヴィランへの抑止力となった。

表向きには世界政府から依頼される仕事や、護衛の仕事、地域や国からの災害時等の支援が主な活動。

そして裏の顔は、自身の能力とオフィサーエージェント達の個性による国家建国。その為に手段を問わずに暗躍する秘密結社だ。

 

オフィサーエージェントは全員で9人、下っ端は……前年度では2000人を超えていたか。

世界的に見れば、その誰もが元ヴィランで会社を持つのはと思われるがこちらは世界政府認定ヴィラン。

そして実績と奉仕活動で信用信頼を築き、バロックワークスに預ければ更生させられるとまで言われている。

 

国がどう動こうと民衆から得たこの信用はそう簡単には崩されない、だが奴が動き出したのなら時間は少ないだろう。

ヒーロー共と奴が全面的にぶつかるのなら、暗躍するには丁度いいだろう。

 

"俺"が俺に生まれた以上、クロコダイルの名に恥じねぇ生き方をしねぇとな。

プルトンはねぇが、軍事国家を作り上げりゃあどのヒーローも簡単には動けねぇ。

この俺がオールフォーワンとオールマイトを超え、王になってみせる。

 

_______

 

「クロちゃん!遂にあの作戦が始まるのねぃ!」

 

「あぁ、お前にも本格的に動いてもらう。雄英に潜り込んでるお前がな、ボン・クレー」

 

「あちしにまぁかせなさいクロちゃん!ぜーんぶ筒抜けにしてあげるわぁ!」

 

「……そのクロちゃんってのはここだけにしろよ、他の奴に示しがつかねぇ」

 

「わかってるわよぉん、ガハハハ!」

 

ボン・クレーことMr.2は、俺の指示の下雄英高校に潜入してもらっている。

今年から教師として働くオールマイトの現在と、今後の動きを調べ報告を得ている。

近々行われる体育祭と、Mr.2によればその後は林間学校らしい。

 

先ずはMr.3ペアに使えそうな人材を確保、ヒーロー崩れやヤンチャしてるガキ共も使える者は使う。

Mr.4ペアには逃走経路を任せる、他は待機だ。

 

他にやる事といやぁ、そうだな……

そろそろ本格的にダズを鍛えるとするか、俺の右腕として少なくともランキング上位とも戦える位にはなってもらわねぇとな。

 

……ニコ・ロビンが何故かうちにいるのが謎のままだが。

本当に何故いるんだ、誘った覚えはねぇぞ。

 

何?無実の罪を被せられたからだ?

……原作と同じ流れじゃねぇか。

 

 





例のセリフを言わせたいが為に投稿します。
クリスマスなんて滅びろ
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