惡の華道に砂の花が咲く   作:はちみー

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えー、見事日刊ランキング18位まで来ていたんですが……
目を離した隙にランキングから消え去ってました。
これが能力に過信した者はすぐに死ぬって……事!?
38位とか40くらいに復活してましたけども、ビビるわァ
1位になってた作品がどんどん下に行くくらいだし、ランキングに縋りつけてるだけマシやんな。

まぁそれは兎も角として、バロックワークスメンバーのトレーニングのアレコレを見せていこうかと。
クロコダイル(転生者)の原動力とかも。


幕間 ボスによる地獄のトレーニング その1

 

「さて、お前らエージェント達は特別に俺が面倒を見てやる。当たり前だが、使えねぇ部下は要らねぇ。それはわかるな?」

 

バロックワークス敷地内の地下、巨大な空間が広がるこの場所はトレーニングルームとなっている。

今回集められた戦闘員のMr.1を始め、Mr.5迄のエージェントがここにいる。

因みにミス・ゴールデンウィークは走り込みをしている。

 

「お前らの戦闘能力は大体把握した、使いもんにならねぇと判断する事は一先ずねぇ。……おい、聞いてるか」

 

「えぇ……」

 

「うぅ……」

 

「た……たてないガネ……」

 

死屍累々である。手始めにとエージェント全員とクロコダイルが戦い、物の見事に全員負けてクロコダイルは涼しい顔で立っている。

男共は容赦なく叩き伏せられ、女連中も背中に一撃を食らってノックダウンしていた。

 

「……はぁ、続けるぞ。先ずはMr.1とダブルフィンガー」

 

「はい」

 

「何かしら?」

 

「テメェらは脆い、俺の武装色に刃こぼれして棘は見掛け倒しの様にひしゃげる。全然足りてねぇ、強度をあげろ」

 

「……はい」

 

「これでも鉄に穴が空く位なのに……」

 

「それから……」

 

クロコダイルは未だに地に伏せているMr.3をたたき起こし、Mr.4も蹴り上げ起こす。その痛々しい様をみてMr.5とバレンタインは直ぐに立ち上がった。

 

「Mr.3、個性の使い方は及第点だ。だが更に幅を増やせ、お前の蝋は手元から離れりゃ独立した物になるのはいい。だがそれすらも動かせる様にしろ」

 

「What's !?」

 

「後は単純にフィジカルが足りねぇ、雄英のガキ共にも負けかねねぇ。オール・フォー・ワンの野郎に個性だけ抜き取ってもらうか?」

 

「そ、それは勘弁して欲しいガネ!」

 

「……ゴールデンウィークをすぐに護れるのはお前だけだ、いつまでもインテリぶって手ェ抜いてんじゃねェ」

 

「……わかったガネ」

 

「Mr.5」

 

「はいっ」

 

「破壊力で言えばエージェントの中でもトップクラスだろうが、それだけじゃ勝てねぇのはわかってるな?」

 

鋭い目がMr.5に刺さる様に向けられ、Mr.5は若干涙目になっている。

自分の中の驕りを見透かされているみたいで、冷や汗もとまらない。

 

「個性に過信してる奴ァ、すぐ死ぬ世界だ。それを良く胸に刻め、Mr.3と同様にフィジカルを鍛えてその爆発も威力をあげろ。そうだな……人一人確実に吹き飛ばして何も残られねぇ位にな」

 

「はい!!」

 

「その鼻をほじる癖もやめろって前も言っただろう、品のねぇ事はするな」

 

「ごめんなさい!!!」

 

「……バレンタイン」

 

「はい!」

 

「お前の個性は体重を自在に操る、だがお前は全身にしかかけてない。何故だ」

 

何故と聞かれて特にこれといった理由が思いつかなかった、全身重くすればその分体重が増えると思っているだけ。

 

「答えはそう思い込んでるだけだ、全身重くした所でどうする。上から狙うのは良いが失敗した時は?ただ隙を晒して殺されるだけだ」

 

「……その通りです」

 

「夢がパティシエってんなら想像力も働かせろ、そんな貧相な想像力でパティシエになった所で三流止まりだ」

 

バレンタインは必死に個性をどう使い、活かすのか考え始めた。

……思い込み、全身でしか重さを増やせない?

つまりは部分的に変化させるという事だろうか。

 

「そうだ、例えばビンタひとつでも手の重さを変えれば、文字通り重い一撃を喰らわせられる。蹴りでさえも足りねぇ威力を補う事も出来る、わかるな?」

 

「はい!」

 

「そしてそれをやるにしても他の奴らと同様に、フィジカルを鍛え直せ。お前の持ち味を活かせるようにな」

 

「キャハハ!わかったわ!」

 

「Mr.4、お前はフィジカル面は問題ねぇ。お前は無個性だが、持ち前のパワーとスピードを伸ばせ」

 

「わ〜〜か〜〜っ〜〜た〜〜よ〜〜」

 

「メリークリスマス、個性とフィジカルも及第点だ。だから自慢の爪の強度を更に磨け」

 

「わかったわ!!」

 

クロコダイルは今回参加しているエージェント達に、一通りアドバイスし終わりトレーニング再開を促す。

各々言われた通りに動き出し、ボスの為に強くなろうと気合いを入れ直した。

そしてクロコダイルは一人個室に入っていく。

 

_______

 

「……今回は150Gに設定するか」

 

普段の言動や行動など、すっかりクロコダイルに寄ってきているとはいえ自分は転生者だ。

時折忘れそうになるが、自身の前世の記憶を引っ張り出してトレーニングに活用している。

自分がトレーニングといえばと思うと、真っ先に出てくるのはドラゴンボールのベジータだ。

地球の重力より遥かに重い環境下で、筋トレやロボによる様々な方向から撃たれるビームをひたすらに避けるというもの。

 

実際やってみると効果は絶大だった、負荷を重くすればする程キツいが終わった後の肉体は強くなっていく。

そしてワンピ世界出身のクロコダイルは、傷も治りが早い。

それはつまりサイヤ人の様な無茶なトレーニングしても、大丈夫という訳だ。

 

「くっ……ふっ!は……っ!」

 

俺がどうしてここまで強くなろうとするのか、この世界で死なない為というのもそうだが何より強い気持ちがある。

クロコダイルという俺の中で一番好きなキャラに、情けない負け方をさせない為。クロコダイルという男に恥じない生き方をする、それが俺を突き動かす原動力だ。

 

「見ていやがれ……俺はアンタに恥じねぇ生き方をしてみせる……!」

 

そして、俺を信じてついてきているエージェント達にも。

こうして一日が過ぎていく。

 

 




後書きエージェント紹介。

ミス・メリークリスマス
名前:ドロフィー
個性:土竜。モグラになれる、鋭い爪でコンクリや岩を破壊しながら地中を移動する。Mr.4とペアを組んでいるだけあって、パワーもスピードも老いを感じない強さ。
趣味:ボクシング観戦、夢の国でお姫様関連のアトラクション巡り。
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