惡の華道に砂の花が咲く   作:はちみー

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んで話は変わるんですけど、前話でわかった方もいるかもですが、憑依主人公が憑依先をリスペクトして動く物語が好きです。
勝手に望んで姿を借りて好き勝手動く憑依主人公はどうもね、好きじゃない…… だってほら、クロコダイルが俺ハーレム作るわ!って動いてるのそれクロコダイルじゃなくてもいいし、そもそもその姿でんな事やってんじゃねぇよってなるやん。
敬意をはらってリスペクトして、好きなキャラクターだからこそ恥じない生き方をする。
そんな主人公を描いていこうと思っています。
『もし僕が主人公ならどうするか』岸辺露伴のセリフですが、俺なら憑依先のキャラクターに認められたいし、周りにもこのキャラはかっこいい(可愛い)んだぞって見せたいですし。そこにやっぱりそのキャラにはなりきれない、ほんのちょっぴりのオリ主要素を混ぜるといいんじゃないかと。どうあってもクロコダイルにはなれないし、オリ主はオリ主でしかない。みたいな

そして今回から遂に神野区編、大悪党クロコダイルが本格的に動き出します。それから、ここの世界のロビンは姿が似ている別人と言う事を改めて心に留めて置いてください。

そんな訳で初投稿です。


三つ巴の決戦開幕 変装五人組とオカマの隠密行動

 

「さて、たった今公安に潜入している仲間から連絡があった。ヒーロー側がヴィラン連合のアジトを見つけた」

 

「つまり」

 

「あぁ、俺達も動く。秘密結社バロックワークスとしてだ」

 

両者共にぶつかる事になるこの時、俺達バロックワークスはどちらも潰す為に動く。

だが直接ヒーローと殺り合う訳では無い、湧いて出てくる奴らを殺るよりヴィラン連合を仕留めるのが目的。

つまり、標的はオール・フォー・ワン。

 

「いいか、ヒーロー共は二の次。真の目的はオール・フォー・ワンとオールマイト、この2人の殺害もしくは無力化だ」

 

「どちらも邪魔だものね」

 

「今回の戦争はプロヒーローも多く来る筈、Mr.5」

 

「はい」

 

「ヴィラン連合が重症を負わせたり仕留めたプロヒーロー、そいつを証拠が残らねぇ様に消し飛ばせ。今後の邪魔になる」

 

「わかりました」

 

「オールサンデー」

 

「何かしら」

 

「Mr.5のサポートをしろ、全ての罪をヴィラン連合に擦り付ける為にな」

 

トップのプロヒーロー戦力が削れる程、俺達の計画はスムーズに進められる。

やはり、ヴィランが理想国家建立と唱えどプロヒーローの発言力はある。侮れないという事だ。

 

「……Mr.5、確かお前の夢は消防士だったな」

 

「な、何故それを!?」

 

「やる事が済めば、一般人の救出を優先してもいい。わかったか」

 

「は、はい!」

 

「他のエージェント達も既に通達してある、諸君らの健闘を祈る」

 

______________

 

「これで変装は完璧ですわね!」

 

「な、何なんだこの格好は…」

 

「おっらぁ!あぁん!?」

 

「ちっげぇよ、もっと圧出すんだよ!」

 

「あ゙ぁん!?おっらぁあん!?」

 

「……なぁ、これ八百万の個性で作れば良かったんじゃねぇか?」

 

「そ、それは言わないでくださいまし!そう、これは言わば社会勉強ですのよ!えぇ!」

 

緑谷一行は爆豪救出の為に、戦闘を行わないグレーゾーンな作戦を決行しようとしていた。

雄英側やヒーローにバレない様に変装をして、ヴィラン連合に乗り込む手筈。

街がざわつき、モニターから雄英の失態についての記者会見が流れた。

絶対にバレない様にしなくてはと、一同が気持ちを固めていたその時。

"変態"が横を通った。

 

「あっれぇ?もしかしてあんた達雄英の生徒じゃな〜い?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「あちしよーう!ボンちゃんよーう!」

 

「えええええ!?」

 

「誰だ?」

 

「や、あのよ。轟は確か用事とかでいなかったんだけど……」

 

時は雄英体育祭前まで遡る。

姿を変えて雄英高校の事務員として潜入したMr.2は、トレーニングをしていたA組一同を発見した。

正に青春の様に切磋琢磨していた子供達をみて、Mr.2は眺めながら感動の涙を流しながらその様子を見ていた。

おいおいと泣いていたへんた……事務員の姿を目撃した緑谷は、大丈夫ですかと声をかけた。

 

「大丈夫ですか……?」

 

「だい、大丈夫よーう!貴方達が青春してるのみて、感動しちゃって!」カシャッ

 

「えっ」

 

「…あっ」

 

Mr.2は誤って顔に掌を触ってしまい、事務員ベンサムではなくMr.2ボンクレーの顔に戻ってしまったのだ。

やらかしたMr.2は固まり、A組一同もその顔が変わったのを見て驚愕。

一分位経ってからMr.2は言葉を発した。

 

「見られたからには仕方ない、そう!あちしは……オカマなのよーう!」

 

「「「えええええ!?」」」

 

「ガハハハハハ!あちし!回るわ!白鳥の様に!」

 

「な、何で……もしかして……!」

 

「違うわよう!オカマのままだと世間体が悪いって言われて、だから個性で変えてたのよーう!」

 

実はMr.2、潜入とは言ったものの普通に雄英高校に就職している。

クロコダイルが用意したバックボーンと実績、それから裏の手回しを得て面接と検査を突破。

なのでヴィラン側という疑念もなく、ごく普通の事務員になっていたのだ。

 

それからMr.2は幾つかの手解きをし、相澤が戻ってくる前にその場を去った。

それからちょくちょく交流があったのである。

 

「それで?あんた達どうしてこんな所にいるのよーう」

 

「それは……」

 

「俺達は連れ去られた爆豪を戦闘無しで、奪還作戦を行うつもりです」

 

「轟さん…」

 

「なぁボンちゃん、頼む!見逃してくれねぇか!?」

 

「戦闘行為にならない様、僕が彼等を監視します!」

 

「「「「「お願いします!」」」」」

 

緑谷達はMr.2に頭を下げて、Mr.2の言葉を待った。

返事がなく恐る恐る顔を上げると、号泣のMr.2がいた。

 

「あんた達……ぐすっ、ダチの為に……危険な所に向かうのね!」

 

「ぼ、ボンちゃん…?」

 

「わかったわ!あちしが一緒にいってあげるわ!」

 

「えっ!?」

 

「あちしもカツキちゃんの場所、知ってるのよぅ!」

 

「は!?」

 

「なんで知ってるんだ、まさかアンタ……ヴィラン連合か?」

 

「ちがーう!あちしは別口よーう、兎も角あちしの個性なら忍び込めるのも容易だから!ついてきなさーい!」

 

ハイテンションのMr.2が先を進み、五人は思わず顔を見合せた。

思わぬ助力を得た隠密行動隊は、急いで後をついて行くのであった。





遅くなりました。
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