小さな訪問者
『臨時ニュースをお伝えします、世界政府の最高責任者であるフツー・エライ氏がヴィラン連合と繋がりを持っていたとの事で辞任を表明しました。代わりの席に座るのは、紅鶴……』
「ボス、1つ相談が……」
「あ?どうしたダズ、その抱えてるのは」
「はぁ……その、バロックワークスの庭園に隠れてまして。拾っちまった」
「犬じゃねぇんだから子供を拾ってくるか?普通」
「侵入者として扱うにもガキなんで、それからとんでもねぇ個性みてぇです」
「……武装色纏ってんのはそういう事か?」
「えぇ、触れたもんを巻き戻しちまう……そんな個性です」
「下ろせ」
「はい」
「……っ」
「別に取って食ったりしねぇさ、個性の事も間に合ってるからな。さて、名前はなんというのかな?お嬢さん」
「…え、えり…です」
「エリ、ねぇ。見たとこ家出のようだが、何処から来た?訳ありなら匿うのも…あー、俺達が保護してやってもいい」
「死穢八斎會…です、たすけて…くれますか…?」
「「…!?」」
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現在の日本はオールマイト引退を受け、NO.2だったエンデヴァーがNO.1に上がった。
しかしヴィラン達は勢いづいたままであり、犯罪率は日々増えるばかりである。
そんな中注目されたのは、オールマイトの窮地を救い勝利に貢献したサー・クロコダイルである。
元々街の反英雄として祭り上げられたクロコダイルは、エンデヴァーに次ぐヒーローとしてみているメディアもある程。
当然本人にとっては全くもって不本意だが、都合のいい肩書きでもあるのでそのままだ。
ところ変わり場所はヤクザの縄張り、死穢八斎會の周辺。
八斎會の若頭である治崎は、自身の手元から逃げ果せた幼女壊理を探しに街に出ている。
治崎の計画には壊理という道具が必要である為、必ず手元に置かなければならない。
「チッ、一体どこに……」
「あの、誰かを探してるんですか?」
「うん?君達は…」
「…っっつ!?」
「まーたフードとマスクが外れちゃってるぜ、サイズの調整ミスってんじゃないか!?っと、貴方は死穢八斎會の方ですよね?どうされたんですか?」
「実はうちの娘を探してまして、少し叱ったら家を飛び出して……いやはや困ったものです」
「成程!そうですか」
「お2人ともお若いですね、新人ですか?」
…………
____
「ルミリオン、アイツは……」
「まぁ治崎だよねっ、まさかの遭遇だったけど顔に出すぎだよ!」
「す、すみません!!」
「だけど、よく踏ん張ったね。治崎も俺達の事を警戒してた、事務所まで聞いてきたくらいだし」
「……治崎は誰を探してたんでしょうか」
「それはわからない、けど一先ずはサーに報告だね。さぁいこう!」
「はいっ!」
こうして本来エンカウントする少女はおらず、物語は変化していく。
それがどう転ぶのか、まだ誰にも分からない。
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「わーお!その子がエリちゃんねぃ!とってもプリチー!」
「たーしーかーにー」
「さぁ買ってきたお洋服を着させるよ!早く用意しなこのマッ!!」
「見てみなエリちゃん、ハナクソ爆弾だ」
「そんな教育に悪いもの見せないでちょうだい、Mr.5」
「お前自分の格好鏡で見てこい」
「え、えっと……」
バロックワークス内会議室、そこにトップエージェントの数名が小さな幼女を取り囲みあれやこれやをする珍事が起きていた。
エージェントの中には元々子供好きがいる為に、やってきたエリが可愛くて仕方がないのだ。
「クハハ、はしゃいでるとこ悪いが一旦落ち着け。エリに話を聞かなきゃならねぇ」
「エリ、好きな飲み物はあるか?」
「り、りんごジュース……」
「りんごジュースいれてくるわね」
「あぁ、頼む」
「さて……エリ、お前を助ける為には情報が必要だ。話せるな?お前が笑えねぇ理由も知りてぇからな」
「「「!?」」」
「なんで…わかったんですか…?」
「顔見りゃあわかる、トラウマ…怖い事があって笑う事も出来なくなった顔だ」
その言葉にエージェント達の顔に怒りが浮き出ていた、こんな子供にどんなしうちをしたのか。
自分達は決してヒーローではない、だが目の前の子供を必ず助けたい。
そう思う程、彼等はお人好しなのだ。
エリの口から真実を知ったクロコダイル達は、死穢八斎會を潰す計画に乗り出す。
クロコダイルは裏社会のトップに立つ為に、エージェント達はボスの為とエリを救う為に。
はい、という訳でエリちゃんまさかの緑谷達と遭遇せずにクロコダイルとエンカウントしました。
エリちゃんなんでバロックワークスまで来てんねん、というのはまた次に。
サブキャラ達の活躍を
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書いて
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いらね
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軽くみたい