惡の華道に砂の花が咲く   作:はちみー

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光と言っても絶対健全じゃない(確信)

UAが105000越えとお気に入りが2000越えました。
一体何が起きたんです????
それからまたランキングにも乗ってました(過去形)
自分が思ってたより、この小説が好まれているというのを思い知りましたわ。皆さんありがとうございます!

えー、嬉しいお知らせです。壊理ちゃんが拗らせます、可愛いですね。


少女の心に差し込む光

 

死穢八斎會のとある個室、その中で壊理は過ごしていた。

生きるには困らないと言えば聞こえはいいが、監禁虐待と健全から程遠い生活を余儀なくされてしまった。

壊理には味方がいない、周りの大人達は怖い人ばかり。

くらいくらい部屋の中で壊理は独り、蹲っていた。

 

ある日の事、雑に置かれたテレビを見て大人しくしていろと言われた。

どうやらパチンコというものをしに行くらしい、テレビを自由に見ていいという事は内緒にする代わりなのだろう。

何が放送されているのかは壊理にはわからないので、適当にボタンを押していく。

 

するとあるチャンネルに目が止まる、そこにはコートを羽織った顔に縫い跡がある怖いおじさんが映っていた。

名前はサー・クロコダイルというらしい、壊れたビルを砂に変えて埋もれていた人達を助けていた。

助けられた人がお礼を言っても、突き放す様な言葉を放ちつつも次々と救助していく。

 

壊理の周りには自分を痛めつけたり、大切にしてくれない大人達ばかり。

だけど、テレビに映るクロコダイルという大人はそうでは無かった。泣く子供を抱えあげ乱暴に撫でて、砂の飛行機で運んでいった。

傍から見れば対応に問題があるのかもしれないが、その行動が壊理にはどうしても羨ましく思えた。

 

バロックワークスという建物が拠点らしい、ここから割と行けなくもなさそうな距離だ。

インタビューでクロコダイルさんは言っていた、ガキくらい手を差し伸べてやるさ……と。

もしかしたら、私の事も助けてくれるかもしれない。

ヒーローはやってこない、ここがそういう場所だから。

大人達は言っていた、ヒーローは手を中々出せないと。

ならクロコダイルというヴィランでありながらヒーローはどうだろう、何となくでしかわからないがクロコダイルなら……

 

ここを抜け出して、私のヒーローに会いに行こう。

見つからない様にしないと、"あの人"は暫く出ていると聞いた。

怖いけど、今の所から逃げれるなら……!

 

あの怖いけど優しそうなおじさんの所にいくんだ!

 

とある老婆は言っていた、女が勇気を出す時に男が絡んでいる場合。

それはその男しか見ていないのなら、つまり……恋の始まり。

恋はいつでもハリケーン……と。

 

無論、自覚もなければ恋も知らない少女。

そうなるのは随分先である。

 

______

 

壊理の行動は早かった、見張りの大人が今日もパチンコという場所に行くらしい。

着いていきたいと言って無理にでもついて行くと駄々をこね、大人は「今日こそ勝てる日だってのに……仕方ねぇ、大人しくしていろよ」と了承を得た。

男は裏口を使い壊理と共に外に出た、どうも本来なら外に出てはいけない為にバレずに出るには裏口を使うしかないらしい。

 

公園にいろと言われ、従うふりをしてブランコに向かう。

漕ぎ出した自分を見て、男はぶらりとどこかへ歩いていく。

周りを見ても誰もいない、好都合だと壊理は急いで走った。

だが困った事に道が分からない、外に出たのも久々なので尚更であった。

とぼとぼと歩いていると、おばさんが話しかけてきたので作り話をした。バロックワークスにお父さんがいる、あいに行きたいから場所を教えて欲しいと。

 

おばさんの協力あって壊理は無事にバロックワークスに辿り着く、だけどどう見てもカタギでは無い顔をした人がバロックワークスに入っていった。

途端に怖くなった壊理はその身を隠す様に、庭園に入って身を潜めた。

これからどうしよう……と悩んでいたその時、不意に声をかけられた。

 

「…?そこの子供、何故こんなところに?」

 

「ひっ!」

 

見上げると、眉毛が繋がった坊主頭の大人がいた。

その巨体と顔に思わず声を上げてしまった、怒られる…殴られると頭を隠した。

 

「…すまねぇ、驚かしちまった。何もしねぇ、だからこっちに向いてくれねぇか?」

 

振り返るとおじさんがしゃがんで、ぎこちなく口角を上げていた。

恐る恐る向き直ると、おじさんが話し出した。

 

「ここはバロックワークスだ、困ってるなら話を聞く。どうしてここに?」

 

「……クロコダイルさんに会いに」

 

「…ボスに?」

 

「たすけて…ほしくて……」

 

「…………わかった、連れていこう」

 

「ま、待って!触っちゃダメ!」

 

「何故だ?」

 

「…あの、私の個性が…危ないから……」

 

「触れたら発動するのか?」

 

「…そう、みたいです」

 

「なら大丈夫だ、その手の対抗策はある」

 

おじさんは突然腕を黒くして、私のことを抱き上げた。

本当だ、触れても大丈夫だ。

そのまま抱えられ中に入っていく、私の事を話しながらおじさん…ダズさんと会話を繋げる。

思っていたより、怖くなかった。

 

「ここだ」

 

「ここに、クロコダイルさんが…」

 

「失礼します」

 

『入れ』

 

「ボス、1つ相談が」

 

 




治崎廻のヤクザ物語
分岐ルート

壊理を自分がしっかり管理する
→デク達と遭遇ルートで原作通り
壊理を下っ端に見張らせる
→行先も分からず壊理を見つけられず、ヒーロー側とバロックワークス側とヴィラン連合を敵に回すスーパーハードモード。

サブキャラ達の活躍を

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