惡の華道に砂の花が咲く   作:はちみー

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皆様のお陰で閲覧数3万越えとお気に入りが700を越えまして、感謝感激でございます。と書いてたら32000越え800も超えてました、と本編執筆中にまさかのランキング50位閲覧数35000越えお気に入りも1000超えてました。(その後更に18位になってる、訳が分からねぇってばよ)
何を言ってるかわからねぇと思うが私にも分からない(博士並感)
皆様の応援のお陰で軌道に乗ってます、ありがとうございます!!

誤字報告もありがとうございました(震え声)
アシスタントがついた気分ですわ

ヒーローの卵デクとマスキュラーの決着、雄英高校実質の敗北です。
物語は神野区編へと移っていきます。


限界突破の一撃!本物のヒーローの証明!

 

(アイツにとってさっき迄のは、本当に遊びでしかなかったんだ……!)

 

「洸太君!掴まって!!」

 

「はははははは!!!」

 

マスキュラーの肥大化した筋肉は桁外れのパワーは、いとも簡単に岩を破壊し躱した後の岩盤をも破壊した。

幸か不幸か強力なパンチは、岩盤に突き刺さったお陰で抜けなくなったらしい。

 

「おおっ!?ハマっちまった!」

 

(速いしパワーもさっきと桁違いだ……!このままだと確実に、考えるな!今の僕に護りきれるのか、考えるな!!)

 

「下がってて洸太君!ぶつかったら施設へ走るんだ……」

 

「ぶつかったらって……まさか!無理だ、逃げよう!さっきだって適わなかったし、それに両腕だって!!」

 

「大丈夫……!!大丈夫……!!」

 

ハマった腕を岩盤から外し、マスキュラーは獰猛な笑みを浮かべ緑谷を見た。洸太は動けない否、動けるはずも無い。

何故ならこちらを殺そうとしてる凶悪ヴィランは、自身の親を殺した男。あの筋肉と恐ろしい顔で殺された事が容易に想像でき、目の前のヒーローも今まさにそうなろうとしている。

 

(ワンフォーオール100%……!!)

 

「みぃどぉりぃやァァァァァァ!!!!」

 

(デトロイトォオオオ!!)

 

「ぶっ潰れろォ!!!」

 

「SMAAAAAAASH!!!!!!」

 

再び二人の衝突で風が吹き荒れ、されど先程の状態より尚悪い。

尋常ではない筋肉で繰り出されるマスキュラーのパンチに、グチャグチャになりかけている右腕でデクは応戦。

差は歴然、手がぶっ壊れたままで力など込められる様なものじゃない。

押し潰して殺さんと、マスキュラーは緩めることなく押していく。

 

「どーしたァ!さっきより弱ぇぞ!!」

 

だが、それでも諦めずに立ち向かえるのが……

ヒーローなのかもしれない。

 

「……丈夫……大丈夫……!!ここから先には行かせない!!だから……走れ……!走れぇええええ!!」

 

「あのガキが……最高じゃねぇかァァァ!!!」

 

痛みと死の恐怖で涙が溢れ、今にも殺されそうになっているデク。

それにも関わらずデクはワンフォーオールを発動させたまま、決死の覚悟を以てマスキュラーの一撃に対抗する。

デクの心の中は母への謝罪と、託してくれたオールマイトへの謝罪で溢れている。

だが、それでも。

後ろにいる子供の為に、デクは対抗し続ける。

 

「血ぃ……見せろやァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

(母さんごめん……オールマイト……オールマイト……!!!)

 

「潰れちまえぇえええ!!!」

 

「やめろぉおおおお!!!」

 

マスキュラーにかかった水、それは洸太の個性で気を逸らすためにかけたもの。

当然マスキュラーには効かずに、マスキュラーは洸太を見てこう言った。

 

「後でな!後で潰して殺してやっから……」

 

「潰れるのは……あんただよ!!」

 

「あ?おごっ……!?」

 

マスキュラーの顔に飛び蹴りをかましたのは、マンダレイ。

クロコダイルの砂嵐に乗り、その回転を見に乗せて顔面に蹴りを入れた。

ギリギリで間に合ったのである。

 

「緑谷君!!」

 

「!!!」

 

「テメェはマンダレイか!」

 

こうた……くん……

 

「お、おおお!?」

 

マンダレイと洸太の声に、失いかけた意識がデクに舞い戻った。

限界突破、プルスウルトラ。デクは己の信念と正義を爆発させ、今マスキュラーを越えようとしていた。

 

「殺させてぇええええ……!!」

 

「ま、待て!?パワーあがってねぇか!?」

 

「たまるかぁあああああああ!!!!」

 

(ワンフォーオール1000000%……!!!)

 

「デラウェア……デトロイトォオオオ!!

 

「「いっけぇええええ!!!」」

 

SMAAAAAAAAAASH!!!!!!

 

デクの魂の一撃はマスキュラーの筋肉の海を越え、死線を掻い潜り見事重たい攻撃をぶち当てた。

マスキュラーは岩盤へ叩き込まれ、その衝撃で白目を剥き沈んだ。

デク達の勝ちだ。

 

「洸太!怪我は!?」

 

「おれはだいじょうぶ……それよりにいちゃんの!!」

 

「そうね、急いで処置を……」

 

ガラガラガラ……

 

「「「!?」」」

 

音がなった方向をみると、意識を飛ばした筈のマスキュラーがフラフラと立ち上がっていた。

顔だけ見れば既に気を失っているはず、無意識の相手への執念が身体をつき動かしている。

 

「はぁ……はぁ……ァァァァ……」

 

「緑谷君、洸太!私の後ろに!!」

 

「オレはァ……負けて……ねぇ……!!」

 

「あ……あぁ……!!」

 

「血ぃ……見せろ……見せろや緑谷ァァァァァァ!!!!!」

 

 

 

ザンッ!

 

 

 

「が……は……」

 

「気ィ抜いてんじゃねぇよ」

 

「クロコダイルさん……!」

 

「ピクシーボブに持たせた電伝虫から連絡があった、生徒1人がヴィラン連合の手によって連れ去られた」

 

「まさか……かっちゃん!!」

 

「怪我人は大人しくしておけ、あまり騒ぐ様なら黙らせるぞ」

 

「っ!」

 

_______

 

クロコダイルとMr.3が介入した事により、撤退時間が早まったヴィラン連合開闢行動隊は予定を短縮。

速やかに爆豪勝己を攫い、ワープでその姿をくらませた。

これにより雄英高校側は敗北となり、後日記者会見を開く事になる。

そして、クロコダイルは。

 

「本格的にヴィラン連合……いや、オール・フォー・ワン陣営とオールマイト陣営とがぶつかるか」

 

「ええ、間違いなく」

 

「状況は」

 

「ヴィラン連合アジトに偵察しているアンラッキーズ部隊が、爆豪勝己を確認。脳無格納庫捜索は彼女(・・)のお陰で場所を把握してるわ」

 

「ヒーロー側の動きはどうだ」

 

「はい、ヒーローはヴィラン連合アジト及び爆豪勝己を捜索。記者会見はそのデコイだそうで」

 

「ねぇクロコダイル、これからどうするの?」

 

今回の機会を逃してしまえば、オールマイトとイレイザーヘッドに借りを返す事が先延ばしになってしまう。

だかおいそれと動いてしまうと、今度は世界政府側の対応が面倒な事になる。

 

「……ミス・クストスに現場の周辺を見張らせろ、何かあれば勝手に動いてもいい」

 

「あら、彼女に動いてもらうのね。なら何か一言あった方が、彼女はやる気出るわ?」

 

「あ……?はぁ、どうせこれから派手に事態は動く。お前のやりてぇ様にやれとでも言っておけ」

 

「ふふふ、素直じゃないわね」

 

「そこがボスの良い所だ」

 

「……好き勝手言いやがって。そろそろ奴らも連中の居場所に検討つけるだろう、お前らもエージェント達もいつでも動ける様に身体を休めておけ」

 

プルプルプルプル……プルプルプルプル……

 

「ボス、電話が」

 

「あぁ……」

 

ガチャ『クロコダイル、少しいいかな?』

 

Mr.1とロビンは声を聞いた瞬間、冷や汗を流した。ぞわりとする声と、その圧倒的な威圧感に。

クロコダイルはその電話相手に心底嫌そうで、それでいて口角をあげて応じた。

 

「……クハハハ、このタイミングで何の用だ?」

 

「オール・フォー・ワン」

 

『君に言いたい事があってね、聞いてもらいたいんだよ』

 

「ほう……?言ってみろ」

 

『今回の件で僕達とヒーローはぶつかるだろう、その時は邪魔をしないでもらいたいんだよ』

 

「はっ、なんで言う事を聞かなきゃならねぇんだ?そう頼みたいんなら、土下座でもしてこいミミズ面」

 

『生憎と君の様な男に下げられるほど、僕の頭は安くないんだよ』

 

「なら交渉は決裂だ、精々怯えて今まで通り隅に篭ってろ」

 

『ふふふ、相変わらず生意気な……』

 

「話は以上だ。もし再びあったのなら、この顔の傷の落とし前をつけてもらうぜ……オール・フォー・ワン」

 

『やれやれ……ではさようなら、クロコダイル』

 

クロコダイルは葉巻を取りだし、ダズに火をつけてもらい堪能する。

葉巻の香りと煙りに心地良さを感じながら、これから起こる決戦に思いを馳せるのだった。





新しい試みとして、エフェクトいれてみました。
超めんどい、好評の声なかったら二度とやりたくねぇ←
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