ポケットモンスター アスカ   作:AS365

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報復

「くそ!あの女!」

夜となり、闇医師にアスカに撃たれた左肩を治療してもらった殺し屋の男は自宅のマンションに帰宅し悪態を着いた。

男はスマホを取出し、電話を掛けた。

「………あぁ俺だ。要望通り始末したぞ」

『こっちにもさっき警察から連絡があった。ご苦労さん』

「ところでよ、例の同居人の女にやられて怪我しちまったんだよ。理由が理由なだけに保険が効く病院は使えないしよ」

『それは大変だな。治療費は上乗せしておくよ』

「話が早くて助かるぜ。じゃあ、金は手筈通りに」

男は電話を切った。

ピンポーン

「?」

部屋のチャイムが鳴り、男はドアホンのモニターを見た。

モニターには誰も映っていなかった。

(ピンポンダッシュか?)

男はイタズラと考え、無視しようとした。

ピンポーン

再びインターホンが鳴った。

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポ

「〜〜〜!あぁ!うっせぇ!」

あまりにもしつこいインターホンに男は苛立ち、玄関へ向かい、怒りに任せてドアを開けた。

「うるせぇ!一体なんなん」

ガッ!

「?!?」

男が文句を言っているといきなり鼻っ柱を平手で殴られ、男は部屋の中に倒れ混んだ。

男を殴った人も部屋に上がり込んだ。

「て、テメェ!あの親父と一緒に居た…!」

部屋に上がり混んで来たのはアスカだった。

アスカはドアを閉めると鍵を掛けた。

「!」

男はテーブルの上に置いた銃に一瞬目をやると、銃を取ろうと走り出した。

「え?っぐ!」

男が銃に手が届きそうになった直前で男の影から何かが伸びて来て、男を転ばせた。

ガッ

「あぁぁぁ!!」

アスカは倒れた男の左肩、つまりアスカの矢が突き刺さった事で出来た傷をブーツで踏んづけ、ちょっとづつ体重をかけて劇痛を男に与えた。

「テメェ……何で……」

「ここがわかったかって?」

男が言いたい事を察したアスカは視線で合図するとドラメシヤが出てきた。

「ドラメシヤ!?」

「昼間にあんたの影にドラメシヤを潜伏させてたんだ」

「まさか……!あの時!」

男はタゴツを撃って逃げようとした際にアスカがボールを投げたのを思い出した。

「それに、わたしのドラパルトはちょっと特殊でね。トレーナーの影を動かす事が出来るんだ。だから、お前の忍び込ませたドラメシヤの位置をドラパルトがわたしの影でお前が居る方向を指示してくれてたんだ」

アスカは男に種明かしすると更に男の傷を踏み込んだ。

そして、テーブルに置きっぱなしになっていた男の拳銃を手に取り、スライドを引いて、装弾し確実に撃てる状態にした。

「ま、待て……」

「お前に選択肢をやる。一つ目はゆっくり殺されるか、二つ目はじっくり殺されるか」

「た、頼む!殺さないでくれ!」

アスカから選択肢を出された男は命乞いをした。

「三つ目」

「え?」

「依頼主の名前を言う。大方予想はつくが一応答え合わせしたいんだ。この三つの選択肢から選べ」

「言う!言うから殺さないでくれ!」

アスカが生存の選択肢を出すと男は即答した。

「誰だ?」

「息子だよ!あの親父の息子に依頼された!」

「長男?次男?」

「話しを持ち掛けたのは長男だ。その後次男も加わった」

「兄弟そろってか……」

「なぁ、教えたんだから助けてくれよ」

「あぁ、分かってる」

グググ

「ぐあぁぁ!!」

依頼主の名前を聞いたアスカは再び男の傷を踏んだ。

「テメェ!話しが違うだろ!」

「ん?」

「言ったら殺さねぇ約束だろ!」

「何の話?」

「え?」

「そんなこと言った?それに……どうせあんたは死刑だ。遅かれ早かれ死ぬんだよ」

「よ…よせ」

震える男に対してアスカは頭頂部と顎を掴み捻った。

 

一方、アツキとサクマは自宅で高価な酒を飲酒していた。

「やったな」

「これで遺産は全部俺達の物だ。相続はちゃんと半分でな?」

「あぁ、ジュンヤのバカが捕まったお掛けで丁度2人分になったからな」

2人はタゴツの遺産相続の話しをしていた。

そこにウォンがアツキに話しかけた。

「あの、そろそろ0時ですが?」

「は?」

「日付変わりますが?」

「だから何だ?良いよべつに」

「良いんですね?わかりました」

「たく、なんだよ。あシャンパン開けるか!一番高いやつ!」

「お!良いな!」

アツキとサクマはタゴツの遺産が入って来る事をいい事に高価な酒を開けた。

(時間だ)「では、私はこれで」

ウォンは時計が0時を回ると、アツキに一言言ってから家を出たが、2人はその事に気付いていなかった。

 

1時間30分後

「ふ~大分飲んだなぁ」

「今日はこれくらいにしとくか?」

ガチャ

ドアが開く音がしアツキ達は音がした方向を見ると、ニット帽を被ったアスカが歩み寄り、殺し屋から奪った拳銃を取り出し、一番近くに居たサクマを射殺しアツキに銃口を向けた。

「おい!ウォン!ウォン何処だ!?」

アツキはウォンを呼んだが当の本人は既に居なかった。

 

一方、そのウォンはバーで一人で飲んでいた。

(契約切れちまったし。明日から新しい契約先探さないとな)

アツキとの護衛契約が終了したウォンは明日の英気を養う為にグラスを傾けた。

 

「お、おい待て!撃つな!金か?金ならやる!幾らだ?幾らほしいんだ?」

ウォンが居ないことに気付いたアツキは金で解決しようした。

「………寿命伸ばしてくれるの?」

「え?」

「無理よね」

アスカはアツキにそう言うとアツキを射殺した。

 

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