ポケットモンスター アスカ   作:AS365

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再会

1ヶ月後

アスカがナックラーを手持ちポケモンにしてから1ヶ月経過した。

アスカは河岸の土手に座り走り回るイーブイと昼寝しているドラパルトの周りを飛び回るドラメシヤを見ていた。これはアスカが定期的に行っているメンタルケアで、時折ポケモンをボールから出して閉鎖空間によるストレスを軽減させているのである。

アスカの下に一匹のビブラーバが空から降りて来て、それを見たアスカは腕を伸ばしビブラーバはアスカの腕に止まった。

「そろそろ行こうか」

アスカはポケモン達をボールに戻した。

 

ソリックシティ

アスカは暫く歩くとソリックシティに到着した。

(結構街中だな)

「アスカ?」

アスカは声を掛けられて振り向くと青いウィンドブレイカーの少年が居た。

「やっぱアスカか!」

「………アァヒサシブリ」

「お前絶対忘れてるだろ。メッチャ片言だぞ」

アスカは思い出せず、取り敢えず話しを合わせたが、一瞬で見抜かれた。

「カイトだよ!カイト!前ポケモンセンターで会っただろ!」

「…………あぁカイト……?」

「おい流石に泣くぞ」

 

「バトルトーナメント?」

アスカはカイトから、彼がこの街に来た目的がポケモンバトルの大会に出場する為だと教えられた。

「そう、それに出場しようと思ってな。アスカは?」

「たまたま来ただけ」

「だよな。お前ポケモンバトルとか興味無いからな。あ、あそこだよ」

2人は大会会場に到着し、カイトはエントリーしに受付へ行き、アスカはカイトが戻って来るまで待っていた。

「あれ?あなたは」

待っていたアスカは声をかけれて振り向くと一人の少女が居た。

「やっぱりあの時の!」

アスカも少女の顔に見覚えがあり、記憶の中から合致する顔を見つけた。

「確か、ポケモンセンターで」

アスカの前に居たのは、以前ナックラーを保護した時に駆け込んだポケモンセンターで出会った少女だった。

「わりぃ待たせたな。って誰?知り合い」

そこにカイトが戻って来て、アスカが見知らぬ人と居たため、少女の事を聞いた。

「あぁ、前ちょっとね」

「私、エリーって言います」

「俺はカイトだ」

カイトとエリーはお互いに自己紹介をした。

 

「なるほどな~そんなことが」

エリーはカイトにアスカと知り合った経緯を話した。

「しっかしそいつも酷えよな。顔は見てないのか?」

「見たけど、もう会うことはないだろ」

「………あ、でナックラーは元気?」

「あぁ、元気だよ。それに今は」

エリーからの質問にアスカはハイパーボールからビブラーバを出した。

「ビブラーバ!もしかして進化したの?」

「そう」

ビブラーバはアスカの右肩に止まった。

「ビブ!?」

「ビブラーバ?」

ビブラーバは突然怯え始め、アスカはビブラーバが見ていた方向を見た。

「……こんな偶然」

「アスカ?」

「どうかしたの?」

カイトとエリーもアスカと同じ方向に視線を向けると、トレーナーの少年が居た。

「あのトレーナーがどうかしたのか?」

「ビブラーバを捨てた張本人だ」

アスカ達が見たトレーナーは、ビブラーバがナックラーだった頃に川に突き落とした、あのトレーナーだった。

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