『ソリックシティトーナメント大会が開催されます!出場選手24名、優勝者にはポケモンのタマゴが進呈されます!Aブロック1回戦!マルキー選手とヨルキ選手の試合です!』
実況がアナウンスするとバトルフィールドにマルキーと大戦相手が出て来て、それぞれポジションに着いた。
「使用ポケモンは1体。どちらかのポケモンが戦闘不能になったら試合終了。では、試合開始です!」
主審がルールの説明をし、試合開始を宣言すると双方モンスターボールを投げた。
「行け!トロピウス!」
「行け!クイタラン!」
マルキーはクイタランを、対戦相手はトロピウスを出した。
「トロピウス!エアスラッシュ!」
トロピウスの技はマルキーのクイタランに当たった。
「クイタラン!何してやがる!さっさと立て!」
ダメージを食らったクイタランを叱責して立たせた。
「ほのおのムチ!」
クイタランはトロピウスに最も効果のある技を繰り出し、トロピウスは倒れた。
「トロピウス戦闘不能!マルキー選手の勝ち!」
マルキーはクイタランをモンスターボールに戻した。
アスカとカイトも控え室でマルキーの試合を見ていた。
「何だ、自分のポケモンにあんな態度」
カイトは、先程の試合でマルキーがクイタランを叱責した様子を見て、彼に対する怒りを募らせた。
「エリーの試合は見ないの?」
「あ、そうか。どうだ?」
「1回戦突破」
アスカはエリーの試合結果を伝えた。
「よし、次は俺たちだな」
アスカとカイトも試合に出るための準備に入った。
「ポカブ!ほのおのうず!」
「ポカ!」
カイトのポカブの技は命中し、対戦相手のポケモンは倒れた。
「オドリドリ戦闘不能!カイト選手の勝ち!」
「よし!次はアスカの番か」
『続いてノリコ選手とアスカ選手の試合です!』
アナウンスがされるとバトルフィールドにアスカと対戦相手が出てきて、ポジションに着いた。
「試合開始!」
「ラッキー!」
「イーブイ」
対戦相手はラッキーを、アスカはイーブイを出した。
「ラッキー!たまごばくだん!」
「ラーキー!」
「ウェザーボール」
「ブイ!」
「ラキ!?」
ラッキーが技を出す前に、アスカはイーブイに命令し、イーブイは“ウェザーボール”をラッキーに叩き込み、ラッキーはフィールド外壁に叩き付けられた。
「え?」
対戦相手が間の抜けた声を出し、ラッキーが吹き飛ばせれた方を見ると、ラッキーをダウンしていた。
「……ラッキー戦闘不能!アスカ選手の勝ち!」
主審も余りにも一瞬の出来事で唖然としたが、直ぐに自分の役割を思い出し判定を下した。
『しゅ、瞬殺!アスカ選手、相手に技を出させせることもなく、一撃で倒してしまったー!』
被害者で、アスカの試合を観ていた他の出場者達は、イーブイの瞬殺を見て唖然としていた。
「マジかよ……」
「どんだけ強いんだよ」
「カイト、アスカってあんなに強いの?」
「バトルしてるところは観たことがないけど、あんなに強いのかよ」
「ラッキーって確か特防が高いポケモンだよね?」
「あぁ、それにスタミナも高い。弱点を突かないと時間を要する、それを特殊技のウェザーボールで一撃って」
それからも試合は順著に進み、DC枠の決勝戦をかけたバトルの決着が着いた。
「勝者!カイト選手!」
カイトは試合を制し決勝戦への出場権を手にした。
「おつかれさま」
「おう、エリーは残念だったな」
「うん。あと」
「アスカとマルキーか」