ウォンを撒いたアスカ達はポケモンセンターに向かっていた。
「アスカ、大丈「どういうつもりだ?」え?」
「どういうつもりで割り込んだのかって聞いてるんだ」
アスカは助けたカイト達に向かってドスの濃い声で質問した。
「何でって…」
「あいつの狙いは私だ。でも、お前達が割り込んで来た事であいつはお前達もターゲットに含まれた可能性がある」
「でも友達が危なかったら助けるだろ!」
「誰が?誰と誰が友達なの?」
「誰って……そりゃ俺達とアスカの事だろ?」
「私、あなた達を友達と思った事一度も無いけど?」
「なっ!」
「じゃ」
「おい待てよ!」
アスカはそう言うとその場を去ろうとしたのをカイトは止めようと肩を掴んだが、アスカはカイトの手を振り解き、更に首を掴んで壁に押し付け、眼に刺さるギリギリの距離で矢を突き付けた。
「もう関わるな」
アスカはカイトにそれだけ伝えるとカイトを開放し、今度こそその場を後にした。
エリーは突然の事で呆然とし、カイトはアスカの言動がショックで放心状態となっていた。
一方、アスカを見失なったウォンはスパルタンに連絡を取っていた。
「ターゲットを見つけた」
『捕獲したか?』
「いや、チャオブーを連れたトレーナーに邪魔された」
『トレーナー?』
「あぁ、アスカと同年齢の男と女だ。どうするそいつらも始末するか?」
『必要とあらば』
「了解」
ウォンは通話を切るとスマホをしまった。
「さてと……お前から来てれるとはな」
通話を終えウォンと前にアスカが現れた。
「んじゃ、早速リスタートと行くか……っ!」
ウォンが再戦を提案した直後に、アスカは矢を射ちウォンは寸前で避けた。
「おいおい、挨拶もなしいきなりかよ」
ウォンは愚痴りながらも消音器付き拳銃で応戦し、アスカもそれを避けた。
「試合じゃなくて戦闘なんだから、あいさつも何もないでしょ?」
「確かに、な!」
二人は軽口を叩きながらも戦闘を継続した。
ウォンをアスカを撃とうと拳銃を構えたが、アスカが先に矢を放ち、矢は消音器の銃口に刺さった。
「やるね」
ウォンは使えなくなった消音器を外し、再びアスカを銃撃した。
「銃声は良いのか?音で周りに気付かれるぞ?」
「気付かれても、周りは関わりたくなくて無視するさ。それはお前がよく分かってるだろ?」
ウォンの言葉を聞いたアスカはタゴツが殺された時のことを思い出した。
「あの投稿見たぜ。無視するならまだしも、動画や画像を撮って見世物にして、ひでぇ話だ。俺は元軍人でね。その時も、戦場を知らないマスコミが好き勝手報道して、にわか知識の似非専門家が自慢げに俺たちに文句言ってんのを聞いた時はマジムカついたよ」
ウォンは身の上話をしながらもアスカを攻撃し続けた。
「話すか、戦うか、どっちかにしろ!」
アスカはアーチェリーで応戦した。
一方、カイトはアスカの一言から立ち直れずに居た。
「……何時までそうしてるの?」
打ちひしがれるているカイトを見かねたエリーは声をかけた。
「あいつは……俺のことを友達とは思ってなかったんだな……俺はお節介を焼いてただけだったのか……」
「……で?」
「え?」
「このまま見捨てるの?」
ダン!!!
二人の耳に銃声が聞こえて来た。
「多分アスカね。助けに行かないの?」
「……行ったところで……俺とあいつは」
「友達じゃないって?……それで見捨てるの?」
「……」
「あなたの言う友達ってそんな薄っぺらい物なんだ」
「……」
アスカとウォンの戦闘は継続されていた。
「なぁ、そろそろ捕まってくんねえか?」
「やだ」
「だよな……じゃあ、動けない程度の怪我はしてもらうぜ」
ウォンは物陰から飛び出ると、銃撃でアスカを牽制しながら接近した。
(今だ!)「……っ!」
アスカはウォンが弾切れを起こすのを見計らいって矢を撃とうと飛び出したが、ウォンはアスカの腹わたを蹴り込み、アスカは倒れるとウォンにベアボウを持っていた右腕を踏み付けられた。
「そろそろ、しまいにするか」
ウォンは銃をリロードするとアスカの脚に照準を合わせた。
「チャオブー!にどげり!」
「!?」
ウォンがアスカを撃とうとしたら、横からチャオブーが”にどげり”をウォンに放ち、ウォンは吹き飛ばされた。
アスカはチャオブーが飛んで来た方を見ると、カイトとエリーが立っていた。
「テメェ…俺の友達になにしやがる!!」