ポケットモンスター アスカ   作:AS365

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兵士流のバトル

「テメェ……俺の友達になにしやがる!!」

「何で……」

アスカは拒絶したカイトが戻って来たのを見て困惑した。

「友達だからだよ」

「……は?」

「友達だからだ。それ以外に理由が要るか?」

「……何それ」

「とにかく、友達を助けるのに理由なんて要らないんだよ」

カイトはアスカを助けに来た訳を語ったが、アスカはあまり理解が出来ていなかった。

「なんだよ……随分お友達に恵まれてんじゃないの」

ウォンはチャオブーに蹴られた脇腹を押えながら立ち上がった。

「邪魔すんだったら、容赦はしねぇぞ」

ウォンはカイトとエリーに銃口を向けた。

「ドラパルト!」

「ドラ!」

「!?」

アスカがドラパルトを呼ぶとドラパルトが姿を現し、ウォンに攻撃を仕掛けた。

「ポケモンだと!?」

「そう、ポケモンと連携して戦闘する。それがトレーナー兵士の戦い方だよ」

アスカはリアボウを矢を撃ちながら、ドラパルトは壁をすり抜けたり等のトリッキーな攻撃と連携し、トレーナー兵士なりの戦闘でウォンを圧倒し始めた。

「スゲェ……」

カイトとエリーはアスカの本気の戦闘を見て唖然とした。

「っチ!こいつはかなり厄介だな……ん?」

ウォンはパトカーのサイレンが徐々に近付いて来るのに気付いた。

(気付かれたか。潮時だな)

ウォンは引き際を悟ると閃光弾を投擲した。

「「「っ!」」」

閃光弾は炸裂し、辺りに強烈な閃光が走りアスカ達は一瞬怯んだ。アスカはウォンを攻撃しようとしたが、ウォンは既に撤退しており姿は無かった。

(逃げたか)

「アスカ……」

戦闘が終わり、アスカを心配したエリーはアスカに声をかけた。

「……ありがとう」

「え?」

「助けてくれて」

「あ…当たり前だろ?俺達友達なんだから」

アスカの礼の言葉にカイトは笑顔で返答した。

「……でももう関わらない方が良い」

「え?」

「さっきも見たでしょ?あいつらは戦闘のプロ。相手を殺す事も厭わない連中だ。死にたくなかったら、もう関わらな方が良い。……じゃ」

アスカはカイトとエリーに自身への関与を止めるよう伝えると、その場から去った。

「……アスカがあんな事言ったのは、私達を守る為だったんだね」

「あぁ」

カイト達はアスカが自分達を拒絶した真意を悟った。

 

「俺だ。アスカを見つけたが、警察が来そうだったんで撤退させてもらった」

ウォンはスパルタンに一連の経過を報告した。

『了解した』

「どうする?追うか?まだ遠くには行ってないはずだ」

『いや、一先ず君は戻ってくれ。別の追手を出す』

「別?」

『あぁ、目には目を歯には歯、トレーナー兵士には同じトレーナー兵士をだ』

「そうか、んじゃ、俺は一旦戻る」

 

「話は聞いたな?出番だ。まずは君が先陣を切ってくれ」

ウォンとの通話を終えたスパルタンは横に居る少女に話を振った。

「了解しました。準備出来次第出発します」

「頼んだぞ、スズメ」

スズメと呼ばれた少女は命令を受けるとほくそ笑んだ。

「私の役に立ってください。アスカ」

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