4ヶ月後
ポケモントレーナーのカイトはポケモンリーグ出場のため、ポケモン達と各地のジムを巡り旅をしていた。
「次の街はーっと、その前にポケモンセンターで休憩だ」
ポケモンセンター
カイトはの道中にあるポケモンセンターに到着した。カイトはセンターに入ったがトレーナーカード落として行ったことに気付いていなかった。
「………」
その手帳を通りかかった女性が拾い、彼女もセンターに入った。
「こんにちは」
「こんにちはジョーイさん、ポケモンの回復お願いします。後宿泊出来ますか?」
「ではトレーナーカードをお願いします」
「はい」
カイトはポケモントレーナーの身分証明書であるトレーナーカードを取り出そうとしたが。
「あれ?あれ?……無い!トレーナーカードが無い!」
「え?ひょっとして落としたの!?」
「そうみたいだ。くそー!何処で落としてたんだ!?」
「ひょっとしてこれのこと?」
「?」
カイトは後ろから声をかけられ振り向くと、ミリタリージャケットを着た少女が左手に持ったカードを差し出していた。
「あぁこれだ!良かったありがとう」
「入り口に落ちてた」
女性はカードをカイトに渡すとカウンターのジョーイに話かけた。
「すみません、部屋空いてますか?」
「あ!ジョーイさん、俺の部屋もお願いします」
女性とカイトはジョーイに宿泊部屋を頼んだ。
因みにポケモンセンターの宿泊部屋は無償で利用が出来る。
「えーっと、ぁ、ごめんなさい1部屋しかないわ」
「じゃあ、どうぞ」
「え?良いのか?」
女性は部屋が1つしかないと聞かされるとカイトに譲ろうとした。
「待って、相部屋で良いかしら?」
女性とカイトは相部屋となり、それぞれ使うベッドに荷物を置いた。
「ぁ、自己紹介がまだだったな、俺はカイトだ」
「………アスカ」
「アスカって言うのか。アスカは何で旅してるんだ?やっぱりポケモンリーグに挑戦する為か?」
「いいえ」
「じゃあ、何で?」
「家出」
「家出?何で家出したんだ?」
「一身上の都合」
アスカは色々と聞いて来るカイトからの質問に必要最低限の返答した。
「なぁ、アスカってポケモン持ってるか?」
「一応」
「じゃあさ、バトルしないか?」
カイトはアスカにポケモンバトルを持ち掛けた。
ポケモンバトルとは、トレーナーがそれぞれ手持ちのポケモン同士を戦わせるもので、この世界においてポケモンバトルは非常に人気の競技である。
そのトレーナー達はポケモンバトルの最高峰、ポケモンリーグの優勝、そしてポケモントレーナーの頂点ポケモンマスターを目指しており、そのポケモンリーグ出場資格である8個のジムバッチ獲得の為、旅をしている者達が多い。
カイトもその内の1人であり、根っからのバトル好きな彼は相手がトレーナーだとよくポケモンバトルを持ちかけており、今回もアスカに持ちかけた。
「遠慮しとく」
「え?」
しかしアスカは断り、カイトは思わぬ反応に驚いた。
「何で?」
「好きじゃないの」
「え?そうなの?何で」
「色々あってね……」
そうはぐらかすとアスカは椅子代わりにしていたベッドから立ち上がった。
「何処行くんだ?」
「昼食。行く?」