今更、ポケモン!剣盾転生物語   作:星宮 星雅

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 ロイヤルピンクプリンセス誕生回です。



誕生!ディアンシー

 その日、俺とサイトウちゃんとオニオンくんとモモちゃんはラテラルジムの控え室に集まった。

俺とサイトウちゃんとオニオンくんが何時ものようにポケモンバトルで鎬を削っていると、そこにモモちゃんがやって来て何故かサイトウちゃんに宣戦布告。そのバトルを見学していると、ヤシさんから貰った卵が大きく動いたので、バトルが終った後に4人で孵化を見守ることになった。

因みに、バトルの結果だがタイプ相性の差もあって割と拮抗した。

サイトウちゃんは相性の悪い俺やオニオンくんとのバトルから、相性対策の重要性を学んだのだ。

そういう経緯で、現在は控え室でタオルの上に卵を載せてみんなで囲んでいる。

「私、ポケモンの誕生を見るのは初めてです。どんな子が生まれるんでしょうか?」

「ヤシさんから貰った卵だから恐らくエスパータイプだと思うが・・・」

「わ、私、エスパータイプの育成には詳しいよ!ジムトレーナーだから!!」

「それを言うなら、ラテラルジムのポケモンを普段から世話しているヘレさんはもっと詳し・・・・・・・・・何でも無い。幽霊さんと話してた。」

モモちゃんの無言の圧力にオニオンくんは屈した。モモちゃんは何が気に入らなかったのだろう?

理由は分からないが、流石に俺やサイトウちゃんより年下の子を威圧するのは大人げない。

ショタコン疑惑のある彼女なら、オニオンくんを気に入ると思ったのだが・・・所詮は疑惑か。

 

 そうこう話していると、卵がまた大きく揺れ出れて、ピキピキと少しづつ罅が入った。

「ッ!!頑張れ!ヒビが入った、もうすぐ会えるぞ!」

身を乗り出して、声を張り上げて新しく生まれてくる子へと声援を送る。

「俺もオークもダイナもペパロニもついてる!お前は1人じゃねぇっ!!」

「がんばってください!私も元気な貴方と戦いたいです!」

「ここには、君を傷つける人はいないよ!」

「わ、私もポケモンさんに元気に生まれて欲しい!」

俺に触発されたように、みんなも卵へと声援を送ってくれる。

その声援に応えるようにピキピキとヒビが広がり、卵の中から桃色の光沢が姿を現わした。

 

 それは桃色に輝く金剛石のティアラを被った、小さな宝石の妖精姫。 

鉱物の塊が如き下半身を謎の力でふよゆよ浮かばせて、煌めく宝石の瞳を此方に向ける。

「綺麗・・・」

モモちゃんがそう呟くのも無理は無い。

何せ、ミロカロスと同じく世界一美しいと称されるポケモンだ。

生前に映画のCMでその輝きを見たことがあるので、この子の名前も知っている。

「この子はメレシーの突然変異種にして、カロス地方に伝わる幻のポケモンの一体。」

「ほうせきポケモン・ディアンシー。「世界一美しいポケモン」と称されるポケモンだ。」

 

 幻のポケモンというだけあって、ディアンシーはかなり珍しい部類のポケモンだ。

原作ゲームでは配信限定で他に入手手段が無かったし、この世界という現実を基準に考えても色違いや天才6Vよりもずっと稀少な突然変異種。しかも、変異の原因は不明。

ディアンシーと同等、またはそれ以上に珍しいのは、それこそ世界に一体の伝説種ぐらいだろう。

しかも、ディアンシーには空気中の炭素を圧縮し大量のダイヤを一瞬で作り出す特殊能力がある。

それほどに珍しいディアンシー、奪ってでも手に入れようという輩は大勢出てくるだろう。

「ディアー?」

「どうしたの?」とでも言うように首を傾げるディアンシーを抱き上げる。

「約束する。お前のことは俺たちが守る。どんな悪い奴が現れても絶対に渡さねぇ。」

強くならなきゃいけない理由が、また1つ増えた1日だった・・・・・・つづく。

 




 ロイヤルピンクプリンセスは幻のポケモンなので必然的に他のことは扱いも変わってきます。良くも悪くも、です。
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