今更、ポケモン!剣盾転生物語   作:星宮 星雅

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 これで書きためは最後です。


デビュー!ジム対抗戦 ダブル部門

 ガラルのポケモンバトルは他の地方よりも実力主義が制度として強く出ており、試合内容が低レベルだったり、あまりにも負けが込むとメジャートレーナーからマイナートレーナーへと降格処分にされる事例も多分に有る。ジムリーダーはメジャー・マイナー問わず日夜鎬を削っているのだ。

そして、ジムリーダーがリーグで戦っているように、ジムトレーナーにも戦いの場がある。

それが、毎年恒例のジム対抗戦である。

これは公式の大会では無く、ジムトレーナーたちが自らの力を高めるために始めた非公式大会だ。

故に、やろうと思えば、トレーナー資格の取得に年齢が足りていない俺も参加出来る。

「へ、ヘレくん!私のパートナーになって下さい!」

モモちゃんから誘いを受けたのは、今年のジム対抗戦が始まろうとしていた頃だった。

「この時期から察するに、ジム対抗戦のダブル部門に参加したいということか?」

言葉通りに受け取ると、愛の告白のようだが・・・それではモモちゃんがショタコンになる。

なので時期を考えると、ジム対抗戦絡みだと思うのだが・・・・・・何故、モモちゃんは呆けている?

 

 ジムトレーナー対抗戦は公式リーグほどではないが、かなりの大規模大会だ。

何せ、ガラル中のジムからジムトレーナーが集まるのだ。小さなスタジアムでは場所が足りない。

それにジムトレーナーはジムチャレンジの直なると、何度もメディアの前でバトルすることになるため、固定ファンのつくトレーナーも少なくない。そして、固定ファンが居るということはスタジアムに観客が集まるということでもある。

『さぁ、やって参りましたジム対抗戦!今年も例年通りの大盛況となっております!』

『選手たちには歓声に負けない試合を期待したいですね。』

実況の言葉通り、会場となるエンジンスタジアムには溢れんばかりの歓声が響き渡っていた。

その裏側で、控え室の俺たち選手は来るべき出番に備えている。

俺のスグ隣では、相方のモモちゃんがガチガチになって緊張して座り込んでいた。。

「モモちゃん。気持ちは察するが、先ずは深呼吸だ。」

「は、ひゃい!ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!」

「そんなベタなボケは必要ない。落ち着いて、吸ってぇー・・・吐いてぇー・・・。」

俺の誘導でモモちゃんは深呼吸を繰り返す。

それにしても、モモちゃんは毎年していると聞いていたのだが・・・毎年こうなのだろうか?

 

 ジム対抗戦にタイプの縛りは存在しないが、如何してもジムの専門タイプに偏りがちだ。

複数のタイプのポケモンを育成するには、その分多種多様な知識や経験が必要になるため、色んなタイプのポケモンを高いレベルで育てられるような人は本職の育て屋か現チャンピオン、或いは原作ゲームやアニメ版の主人公たちぐらいなものだ。

「行ってこい、オーク」

「お、お願いします!ルリちゃん!」

だからだろうか?ボクレーのオークがスタジアムに現れた時、客席にどよめきが走った。

『な、な、なぁんと!ラテラルジムの初コンビ!モモ選手とヘレボルス選手はボクレーとキルリア!』

『ボクレーはくさ・ゴーストタイプです。ラテラルジムの専門家からは外れますが・・・』

解説の言葉通り、オークはエスパータイプでは無い。

だが、オークは普段から一緒に鍛錬やバトル乗り越えている戦友だ

「さぁ、焼き付け刃のチームじゃ無いところを魅せに行くとするか。」

 

 初戦の相手は氷タイプのキルクスタジム代表、コヨミとチズルの女性ペアだ。

ポケモンはユキノオーとグレイシア、スタジアムにはユキノオーの特性によって霰が降っている。

おそらく、霰を利用した天候コンビなのだろう?グレイシアのふぶきで攻めるつもりか?

「グレイシア!ふぶき!」

「オーク!ゴーストダイブで躱せ!」

「ルリちゃん!テレポートでグレイシアの後ろに!」

『ボクレーが影の中へと沈んでゆき、キルリアがテレポートで背後に回ったぁ!!』

『ダブル部門初出場の2人ですが、上手く躱しましたね。ただの即席コンビでは無いようです。』

「ユキノオー!キルリアにウッドハンマー!」

「ここだ!一撃加えておにび!」

ユキノオーがキルリアを迎撃するべく剛腕を振り上げるが、それよりも早く影からの一撃がユキノオーの巨体を弾き飛ばす。ドシーンッとユキノオーが尻餅をついた。

尻餅をついたユキノオを鬼火が焼き、雪の王に火傷の痕を付けてみせた。

 

 コヨミとチズルも黙っては居ない。グレイシアがその場で回転しながらアイアンテールを放つ。

しかし、鋼の尾はルリちゃんのサイコキネシスによって迎撃され、大きな爆発が巻き起こった。

「オーク、ゴーストダイブ」

爆発の煙が消えた時、既にオークはまた影の中へと姿を隠していた。

霰の降る時間も限りがある。コヨミとチズルの額に嫌な汗がダラリと流れるのが見えた。

そうして、俺とモモちゃんは危なげなく初戦を勝ち抜いたのだった・・・・・・・・・つづく。




 バトル描写難しすぎ。難しすぎて・・・虫になったわ。
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