良く冷やしたダイヤモンドの漬物を丸かじりしたとき、ドワーフたちは鉱山の夏を感じるのだという。
~ドワーフ研究家 ザイマン~
いつでも熱気に包まれていると思われがちな鉱山ドワーフの住居。確かに、ドワーフたちは熱に強いが、四六時中熱気の中で過ごしているわけではない。
彼らの住居には水が流れている場所があり、これが冷却水として住居が過熱しすぎないようになっている。
特に、鉱山ドワーフの住居の水が良く冷えているのは、その家が上流である証とされている。
さて、そんな住居の水でよく冷やされているのは、果物、野菜、そして、ダイヤモンドの漬物だ。
ダイヤモンドの漬物と聞くと、超高級なイメージを鉱石などを食べない人々は抱くかもしれないが、そうではない人々にとってはそれなりに値は張るものの、珍しい物ではない。
特に、夏場に良く冷えたダイヤモンドの漬物をかじるのは、ドワーフにとって夏を感じる一瞬だという。
そんなドワーフたちにとっての夏の名物。ダイヤモンドの漬物の作り方を記す。
これを読んで作り方に興味を持ったら、一度作ってみてはどうだろうか。ドワーフをもてなす際に用意しておけば間違いない一品である。
材料
・ダイヤモンド(天然あるいは錬金もの)
・発酵用スライム液
・塩
・砂糖
ダイヤモンドの下ごしらえ
・ダイヤモンドは天然ものを美しくカットしたほうが出来上がりが映えるので、カッティング作業等はしっかり行っておく。
・ダイヤのカッティング技術がない場合、ドワーフの鉱石や宝石店で食用の物を買うとハズレがない。錬金ダイヤも悪くない味。ただし、正しく錬金されたもの以外の摸造ダイヤモンドは絶対に使わないこと。最悪死に至る。
・錬金ダイヤを使う場合、ヴァルガミコ酢で薬剤を落とし、大量の水で洗い流す。
・冷えた純水と、ギリア触媒8:2の混合液に漬け、2週間置いておく。間違えて一般の食用宝石に使うカルコシア触媒を使わないこと。
発酵用スライム液づくり
・絶対に失敗したくないなら、醸造蔵元の発酵用スライム液を買う方が間違いがない。
・手作りしたい場合、スライムコアを抜いたスライムゾルを、鍋に入れ弱火1時間ほど熱殺菌し、塩をスライムゾルの重さの10%、砂糖を15%ほど加える。その他調味料を加えてもいいし、塩と砂糖の割合を変えてみるのもいいが、初めてならこの割合にしよう。
・発酵用スライム液の色によって仕上がりの色が少しずつ変わるので、色味はこだわったほうが良い。
ダイヤモンドの漬物づくり
・タルに発酵用スライム液、そして下ごしらえの終わったダイヤモンドを入れる。
・中蓋をし、重石を乗せる。重石は漬け込んだダイヤの5倍の重さは欲しい。
・1週間から10日ほどで蓋の上にスライム液の水分が浮いてくるので、重石を減らす。
・涼しい暗所で、4~5週間ほど漬け込めば完成。
・スライム液を洗い流し、そのまま齧るもよし、スライスするもよし。
・よく冷やすと味が引き締まってより美味になる。
以上。
胸のスッとする、さわやかな酸味と甘み。それを引き立てるしょっぱさ。スライムの色が薄く移った、見栄えのよい漬物ダイヤは、食感はサクサクとし、歯切れがよい。
丸かじりするだけでなく、東方のライス料理のお供や、スープに浮かべたり、肉料理の付け合わせと、役割を選ばない。
今年の夏に、鉱山ドワーフの住居にお邪魔するなら、お土産に持って行くもよし、その住居で漬けられたダイヤモンドの色や味との違いを楽しむもよし。
ドワーフたちと共に、夏を感じよう。