「「「チーム灯」」」
世界を照らす時間です
妄想
「‥‥わざわざありがとうございます」
先生は平塚さんと話し合いを終えて電話を置きます、その表情はどこか悲しくもあり、また痛みについて話している顔をしていました
「ああ、全員いるのか」
先生は私たちの事にも気づかないほどに疲弊していたのでしょうか
「平塚さんはなんて」
「‥‥八幡の性格についてだ」
「八幡お兄ちゃんの性格なの?」
「ああ、ただ僕たちはいくつかの間違いをしていた」
いくつかの間違い・・・私たちはそれぞれで顔を合わせるようにして聞く
「えっと・・・先生?彼の性格って単独行動が好きな感じじゃ」
「いや、それは違う・・・お前達は何人で行動する?」
「七人だね」
「男は何人だ?」
「ボスと八幡さんの二人です」
確かにそうです、勿論ルールの一つに男一人の少女七人の計八人で過ごすと言われていますが何かおかしい所は
「そう…そして僕はルールに男一人に少女七人としたが、彼はそれをこう解釈した」
「男一人は僕として解釈して、僕と少女七人の計八人で過ごすという事に」
それは・・・普通考えたら違うと思うのですが
「通常なら僕を別と考えてお前達と共に過ごすという物を彼は自分を数えなかった、これが彼の解釈だ・・・それに彼が自分を撃った理由もわかった」
「ちょっと待ってよ先生!おかしいじゃない、自分を含めないなんて・・・それじゃあまるで自分はチームの一員じゃないみたいに」
「その通りだ」
その通りって・・・何を言ってるんですか?不可能任務に挑むのにその考えじゃまるで自分は
「それじゃああいつは・・・アタシらを仲間って認めてないじゃねぇかよ」
「八幡先輩・・・最初から」
私達を仲間と認識してなかったんですね
「ある意味で正しいよ」
「モニカ!」
「考えてみなよ、僕たちは一か月後には不可能任務に移る‥そこで仲間意識のせいで死にたくはないでしょ」
モニカちゃんのいう通りなのかもしれません、確かに不可能任務では何が起こるかわからないそれこそ下手に仲間意識は不必要かもしれませんが、でも
「いや…それも違う」
「どういう意味ですか?クラウスの兄貴?」
「彼はお前たちを仲間と見ていないそれは正しい、しかし・・・それは自分側から見ての視点だ」
「どういう事っすか?」
「彼は自分がお前たちの仲間ではないと考えているんだ」
自分は私たちの仲間じゃないって・・・そんなこと
「ふざけないで!私たちはそんなこと一言も言ってないわよ、先生は真実を隠してるのよね?そうよね?」
そうですよ、私達は皆を仲間だと思って灯だって、皆任務を達成する為に
「先生・・・それじゃあ、八幡さんは最初から私達と組む予定じゃなかったという事ですか」
「リリィさんのいう通りです、それではまるで最初から一人で任務をやるようにしか聞こえません!確かにあの人の気配の断ち方は勉強になりますけど、それでは任務は」
「リスクとリターン」
リスクとリターン?
「彼の恩師が言っていた、八幡はリスクとリターンの計算に非常に優れていて一番ダメージが少ない手を取ると、だから彼は自分に銃口を向けたんだ・・・お前たちを導く存在である僕とお前達七人が最大限の力を使えば不可能任務は達成できると」
先生は仰ぐように天井を見上げる、私達同様に先生もまた八幡さんの考えを理解できなかった考えれば確かに少量の犠牲で済むなら誰だってそうするだろう、けど
「それが・・・それが自分を犠牲にしていい理由にはなりません!」
「リリィ」
「だってそうです、そんなの…意味がないです」
それは意味がない・・・そんなことをしても新たな悲しみが増えるだけです
「八幡の家族はそれを知ってたの?」
「モニカ?」
「モニカちゃん?」
八幡の家族は戦争で
「クラウスさん・・・どこで八幡に出会ったの?なんでその情報が他人から出てきたの」
「・・・八幡の家族は生きている」
それはそうかもしれませんけど、なんで今それが?
「そう・・・じゃあなんでこの国に?月並みだけどこの国に来なければそうならなかった、つまり彼がこの国に来る原因があったんじゃないの?その原因が今回の事を引き起こした八幡の考え方の元になるんじゃ」
確かに、八幡さんの考え方の元がわかれば今回のような事をもう引き起こさないようにそしたらサラちゃんも少しは元気に
「八幡は僕がスカウトした、お前達と同じように」
「だったら」
「そう言えたらよかったのだが、彼は結果的に自分からスパイになり灯に加入した」
「どういう事でしょうか?」
「あの日」
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「任務を終えた僕はこの館に帰る前に食材を買おうとしたその時だ、僕の視界に突然八幡は入ってきたんだ、世界最強である僕は日常を過ごす時でも警戒は怠らなかったしかし・・・八幡は僕の警戒さえも潜り抜けたんだ」
「僕は直ぐに彼への警戒態勢を強化したんだ、この僕以上のスパイいや・・・まるで存在しないような感じがしてその時僕は彼をスパイに推薦しようとしたが、彼はいくつかの罠をかいくぐったが結局は僕に背後を取られた」
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「そこからは彼が自分からスパイになるように志願した、勿論いくつかの話し合いをしたが‥思えばあの時から既にリスクの計算はしたんだろうな、自分の生死を冷静に判断できるのはかなりの頭脳だ」
私達は全員あっけにとられた様な表情になりました、だってあの先生の警戒に引っかからず、更には視界からも消える事ができるなんて一体どんな生活をしてきたんですか、流石に開いた口がふさがりませんよ(共和国の眠れる天才でも無理です)
「彼がチームに入ってから僕は彼の性格を調べる為に様々な事をした、その一つはあの女性・・・Ms平塚との連絡だ、最初彼女は警戒していたが八幡の事を話したら直ぐに彼の事を教えてくれた」
そういえばさっきも電話してましたね
「その平塚って人はあいつのなんなんだ?」
「確かに養成学校の先生ではないんでしょ?」
「ああ、平塚と言う人は八幡が通っていた学校の教師で‥彼の事を最後まで見れなかった人だ」
そこから先生が話してくれたことは想像ができませんでした、噂を収めることも、料理に関することも。ある生徒の調査も、全部彼が体験した事でした、そして彼が共和国に来た原因となったのは
「事件が起こったのは文化祭の当日、彼はある生徒を連れ戻す事を受けたのだが」
「失敗したと、彼はなんで失敗したの?」
「彼の努力は全て無駄になったんだ・・・雪ノ下という女性とその姉は限界と思ったらしい、八幡一人では無理だったいや、無駄にされたんだ、相模という女子生徒は逃げ出した」
文化祭の事件は最初から最後まで彼は悪役に徹したのです、でもそれは
「おかしいだろ!」
「ジビア」
「なんであいつが悪役になるんだよ!元々できない事を引き受けた奴が」
「落ち着きなよ、もうどうせ終わった事だろ?それに今重要なのは彼が初めからあの考えだという事だよ、こうなると彼はもうやめてもらうしかないんじゃない?」
「でも・・・八幡お兄ちゃんの気配断ちは先生にも通じるの!ここでお別れは」
確かに技能はともかく彼の気配の薄さはスパイには必要ですね・・・でもそれは人道的ではありませんね、サラちゃんも会話に最低限しか参加しませんし
「先生、いいですか」
「リリィ?」
「今回の件をまとめると、八幡さんは自己犠牲で先生から降参を言わせようとして、私たちは彼の事を理解できなかった・・・そのせいでサラちゃんはふさぎ込んでしまいそうになった」
「そうだな、でも彼の考えを否定しようとしても僕たちスパイやそれを否定できない」
確かに私たちはスパイですなら
「八幡さんに降参と言わせます」
「「「「「「はい?」」」」」」
ふふふ~
「いいですか皆さん!八幡さんのあの性格は治らないんですよ。」
「言い切るな」
「そこで!私たちが教えてやるんですよ、自己犠牲無く行動ができるという事を」
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「知らない天井だ」
人生で一度は言ってみたいじゃん、八幡だってそういう時期があったんだよ、でなんで俺はここにいるんだ
「確かクラウス先生に頭脳戦を申し込んで失敗したから、自分に・・・ああそうか」
あの時俺は確か一瞬でも気を引くために自分に銃口を向けたんだったな、仮に俺が死んでも誰も悲しまないし、先生にも勝てて不可能任務も達成できてめでたしめでたし
「なのに‥なんで俺はここで生きているんだ?」
確かに銃口を自分に向けてたし、玉も入っていたのに何で
「起きたか」
声がする方を向くとそこにはクラウス先生がいた、いやなに音もなく入ってきた・・・のか?まぁともかく
「おはようございます」
「ああ、さっそくで悪いが君には二つ言わなければいけない事がある」
「なんですか?」
「一つ君の過去をリリィたちに話した、二つサラがふさぎ込みそうになっている」
なるほど‥まぁあんなことすればそうなるか、しかし
「間違ってませんか?」
「何がだ」
「貴方達はスパイですよ、俺一人が死んだとしても何も被害はないはずです」
これは俺が初めから分かっていた答えだ、スパイとしての優秀な能力をあいつらは持っている(一部不安ではあるが)なにより俺よりも志があるんだ、俺一人いなくなっても大した問題にはならない
「八幡・・・」
「お」「ばかですかああああああ」
「はぁ」
突然大声と共に部屋に飛び込んできたのはリリィたちと
「ぐえええええ(注1ふざけんなお前!ついばむぞ)」
「なんだよ鳥」
「ぐえええええええ(サラがいつお前が不必要なんていった!あんましなめていると本当に裂くぞ)」
バーナードが何を言っているのかはわからないが、恐らく俺に対して同情しつ
「八幡先輩ーー」
「おあじゅ」
おまけにサラまで飛んできた(他の連中は手を出していなかった)
「さ」
「自分があんなこと言ったから、先輩はーーー」
おいおい、何を言ってるんだ
「それは違うぞ(バーナードを布団で丸めつつ)いいか?あの時俺はお前たちがやってくれると勝手に思ってたんだ、それに」
『誰も傷つかない世界の完成だ』
「だれも傷つか・・・・ない世界の」
「ふざけんな!くさり目ボッチ!」
瞬間にリリィが枕をこちらに投げてきた、勿論俺は顔面に受けました(だって防げないし)
「いいですか?私たちはチームですよ」
「ああ、お前たちはチームだ」
「そこに貴方はいるんですか?」
「はぁ」
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「もう二度と来ないで!」
「ごめんなさい、貴方を入れることが」
「お兄ちゃん!」
「八幡・・・」
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「俺はいなくていいんだ」
なんであの時のことを思い出したのか、分からないが俺はその輪に
「そんなに偉いんですか?雪ノ下さんは?」
「おま」
「私は、私たちはスパイですし普通の学校の事なんてわかりません!でも」
「でもいなくなっていいなんて、絶対に言いません」
その姿を見た時に俺はあの時の奉仕部を思い出した、忘れようとしたあの部活を
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夕暮れの部室に三人の生徒と一人の教師がいた、その近くにはさらに一人の女性が・・・一人は俺自身であとの二人は「雪ノ下」と「由比ヶ浜」で奉仕部の一員であったのだ更に、近くには「平塚先生」と「陽乃さん」がいて今回の文化祭の事の話し合いが行われていた
「なんで?どうして彼女に任せたの?」
「だれもやりたがらないは理由にならないよ」
陽乃さんは最後の委員長挨拶の時に帰ってこなかった相模の穴を埋めただけでなく同時に総部高校の汚点を隠したのだが
「八幡君しかわからなかったのは体系に問題があっただけでないし、ちゃんと動かせなかった彼女に問題があるのは分かってる」
「それは分かってる!」
「わかってないよ!」
雪ノ下の言葉に強く返す陽乃さん、その勢いに由比ヶ浜はビックリしたのか少し震えている平塚先生は何も言わずに俺の肩にてをのせた「お前は口を出すな」という事だろう、実際に俺は口を出そうとはしなかった
「ゆきのちゃん?今回の事は貴方には非はないし、文化祭実行委員会は一人の男子生徒のせいで全てが台無しになった…でもそれは」
「八幡君を殴っていい理由にならないし、何よりもあなた自身の過失だよ」
「もう…彼に居場所はないし、仲間はいないんだよ、いなくなっていいなんて…嘘でも言うじゃない!」
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「いなくなっていい理由なんてないんです」
真逆だ、あの時の雪ノ下とリリィは全くの逆だ、人を必要とする存在は人を押しのけて連れもどそうとする、その逆は
「魚をとる方法を教えるにはどうしたらいい?私たちはこういいますよ」
(本当にいうの?)
(俺様たまに姉貴が大馬鹿だと思います)
(まぁ確かにこれはいい答えとは)
(エルナ…将来が心配なの)
(自分は言うっす)
(たまに君の根性もどうかしてるね)
(ここまで来たら言うしかないか)
(ご愁傷様だな)
「「「「「「「「「せーの、知らねぇよバー――カ!」」」」」」」」
はい?あまりの突拍子もない発言に思わず固まってしまった、こいつらまさかあれか
「言いたいことは分かるが‥これがこいつらの答えだ、特にリリィは魚が無ければお菓子を食べればいいとか答えたぞ」
どこの女王陛下だよ(本人が言ってないって言われてるけど)
「そんなこと言ってませんよ!ただリリィちゃんは天才で可愛いので優しい先生が代わりに魚を取ってくれると思ってるだけです!あとはサラちゃんのペットが(小声)」
今小声で何言った?てかクラウス先生も頭を抱えたよ
「正直ここで八幡さんの過去を話させることは可能ですが(できないけど)ここであなたにするのはサラちゃんの心を砕いた罪で殴り飛ばすだけにしときます」
「おい!」
「でも‥私たちのチームはボスのクラウス先生と私達八人の九人ではないんです」
いや、俺はスパイでは
「スパイとしての目的も目標もないかもしれません…でも同じところはありますよ」
「私達も同じ落ちこぼれですから!」
リリィは曇りなき笑顔を俺に向けてきた、なるほど
「八幡君は人付き合いの落ちこぼれで、私たちは成績が落ちこぼれですから!同じ落ちこぼれ同士でチームを組むのはいいと思いません?先生も教えるのが下手で、私たちは色々共通点があるんですよ、」
リリィが俺の手を取って優しく語り掛ける、まるで
「私たちは皆で一緒の仲間です、たった一つのチームです」
「だから…辛いなら言っていいんですよ」
ーーーーー
実家でディン共和国に向かう前日、妹の小町から一つの言葉を聞いた
「辛くなったらいつでも帰ってきてね」
いつもどおりの笑顔であった、出国の当日にも両親からも「いつでも帰ってきていいと」言われているが俺はその言葉を記憶の奥にしまっていた
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「まぁ…いいか」
そうして俺はその手を・・・・
「俺はやっぱりこっちを選んでしまうのかもしれない」
次回、「虚無」八幡
はい、今回の後半はこのような感じなのですがここでご報告がございます。
まず初めにこの話は必ず書き直します、理由としてはなんか物足りないのからです、全体的な話としては結局リリィたちが受け入れているとは思えませんでした、それにわずか二日、三日にしては感情が入りすぎていると思ったのも理由の一つです
次に物語中にでてくる過去回想は必ず一つの章にします、それと言うのもこの形では話の流れを壊してしまうと思いましたので「総部高校や千葉が舞台のオリジナル」として必ず書こうと思います(絶対とは言えない)
最後に自己満足のような小説を呼んでいただきありがとうございます、そしてこれからもこの作品をどうかお願いします。
追伸 彼ら天才とあの人達、そして在りし日の極上のチームも登場させたいです
ヒロインは誰!
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リリィ
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ジビア
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モニカ
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ティア
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グレーテ
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サラ
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アネット
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エルナ
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ヒロインいらなくね