最初に謝罪を
灯女性陣「遅れてごめんさない(作者を縛りながら)」
作者「すいません、リアルに時間が無くて、つなぎのような話と思ってくれれば」
病院を退院して、陽炎パレスに戻ってきた俺は自室で横になっていた。サラの事は何とかするとしてまさかクラウス先生が平塚先生と話していたとはな
「奉仕部での行いはこの教室では正直意味がない、かといって今更俺のやり方ではクラウス先生を倒す事は不可能…とすると作戦日時までは皆で連携か、」
いやいや、無理ですよこちとらボッチですよ!いきなり連携なんて…ていうか
「気になるんだよな、カメラの存在が」
俺の部屋もそうだがいくつかの監視カメラが仕掛けられている、ボッチだから目線には敏感なんですよ人と話さないから
「あの時の事をやろうとすれば本気でバーナードが殺しに来るし、他の皆も俺を極力使わないようにしてるし…だんだんと居場所がなくなっていく感じ嫌いじゃない」
ただのドMだろ、実際問題俺が退院したのもつかの間直ぐにリリィたちは俺を使わない作戦を立ててクラウス先生に敗北しているし、俺自身も働かずに飯は出てくる(クラウスが用意している)ベッドに寝れるし(リリィに寝かされる)この生活最高!とやはり俺のスパイ
「少しいいか?」
「なんですか?」
この生活に幸福を覚えているタイミングで入ってくるなんてクラウス先生はスパイですか?スパイだったわ、俺はクラウス先生に連れられてなぜか先生の自室に入った、そういえば先生の部屋に入るのはこれが初めてなのか?八幡職員室にいっても「君?誰」としか言われないからあんまり入らないんだよね
「ああ、適当にかけ・・・座ってくれ」
「・・・で?なんの用ですか?」
「君のこれからの事についてだ」
先生は真面目な顔で俺にそうこぼした、恐らくスパイを続けるか否かなんだろうが
「まず初めに君にはこのまま灯にいてもらう」
「・・・やっぱり」
「驚かないのだな」
「消去法ですよ、俺はスパイの専門学校の出じゃないので学校に戻すことはできませんし、日本に帰すとしても先生の存在を知っています野放しにはできませんよね」
そこまでいうとクラウス先生は俺の言葉を知っているかのように続けた
「かといって今お前に別のスパイをつける事はできない、単純に人手不足だからな…それに君のような存在感を限りなく無にできる人間はそうはいない、ガルガド帝国の手に渡れば確実にこちらの被害は大きくなる」
「今の共和国にそれを防ぐ手はない、先生を除いては」
「その結果、君にはこのままスパイを続けてもらうべく灯所属にするのが良いんだ、勿論君の言う通り消去法に近いが」
要するに「手ごろな駒は一つでも多い方がいいんだな」まぁ確かに不可能任務に出向くのだから自国の被害は最小限にしたいな、俺なら家族とも離れているしそんなに重要じゃない、それに他国で外国人は一人事故死になっても大事にはならないしな
「八幡には悪いと思っている(いくら焔が壊滅して戦力が無いからと言って他国のそれも一般人を使うか?いくら彼が存在感を消せると言ってもスパイとしての技術は無いに等しいぞ、まぁリリィたちも似たような物だが)」
「可能性の一つとして考えていたんでそこまで驚きません」
実際問題で駒は一つでも多い方がいい、リリィたちでも無理ならクラウス先生が出るしかないがそこまでの時間稼ぎに使うつもりだろう、まぁ時間稼ぎなら俺よりも適任がいそうだが
「そして君の怪我についてだが」
「はい?」
「自分で撃った銃弾については無事に取り出せた、内臓も傷はついてないが(しかし傷は残った)しばらくは安静にこの国について勉強するといい」
「先生が教えてくれないんですか?」
「‥‥僕には無理だ、例えるなら捕らえる事が不可能な心理楼のように」
先生は手で何かを取るような動きもして説明してくる、必死にごまかそうとしているのがバレバレだよ!まぁしばらくは働く心配はないな(働く無くていいなんて最高)
「因みに監視にはバーナードとアネットが付く」
「‥‥すいませんよくわかりません」
俺は直ぐにベッドから飛び出て部屋から逃げようとした、この時の様子を後に先生はこう語る「とても素晴らしい動きであった、これが灯のメンバー全員でできれば恐らく半分以上の確立で僕を倒せるだろう(僕でも一瞬捉えられなかった)」と(注、八幡の存在感のなさが為せる技)
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八幡が部屋から出た後に僕はある場所向かう為に歩いていたにしても八幡のあの速さは鍛えればかなりの武器になるな
「どうせならゲル婆がいる時に彼に会いたかったな」
完全にゲル婆の犠牲になるが…やはり僕は何かを勘違いしていないかと思ってしまうな今回の事も彼の学校でのこともそうだ、彼は任務の為なら自信を犠牲にしてしまうのは目に見えている
「かと言って彼のやり方を否定できない僕もいる」
実際に自分自身を撃つという行為は僕でも見抜けなかった、幸い傷自体は浅く彼の射撃能力の高さから心臓は避けられたがこの事をあの人が来ているとすると最重要で警戒するのは
「僕と八幡か・・・」
僕は自室の机に置かれていた資料に目を向ける
「比企谷八幡 総部高校二年 所属する部活奉仕部 家族構成は、父 母 妹 ペットが一匹」
やはり何度見てもどこにでもいる普通の高校生だ、年齢はリリィたちと並ぶな
「それでいてあの警戒に存在感の無さか、天性の才能か?もしくは環境か」
僕は日本から送られた資料に目を通しながらそんなことを思案していると
「ん?これは」
ある一文とその内容に目が惹かれた、そこには「青春とは嘘である」といった物が書かれていた、確か平塚教授が課した課題らしいが
「・・・・うん、完全に環境と才能だな」
余りにも内容があれだったが彼の性格が完全に見えた内容でもあった
「わずか17歳くらいか?これだけの物を書くとはな、リリィなら恐らく三行で終わるぞ…いや多分全員だな、しかしこれ以外にも彼の性格上の解決の物はある、千葉村での一件は他人を蹴落とす類だしな」
本当にあの頃の焔に彼が居たらどんなことに(おい八幡!この任務変われ)(八幡!いい所に悪いが金を貸してくれ)(八幡、つまみを早く)
「なぜだ?頭が痛くなってきた」
だが彼のコードネームにはピッタリだな
「コードネーム虚無 意味を認めない時間か」
そうこぼして僕はリリィ達に八幡の速さを教えにいった
八幡「おい、俺のコードネーム連続してないか?」
作者「いいんだよっと言いたいがこれには訳があってな、まずリリィは「花園」だろ?その続きは咲き狂うじゃん、これは「花園で咲き、狂う時間のように」を意味してると思うのだよ(作者の考察です)で、グレーテの愛娘のは「愛される娘のように笑いたいが為に嘆いている」とかさ、漢字二文字から続く文のような感じになってるのか又は自身の特技に感ずる文が時間として表されていると思うのよ」
八幡「草原は?」
作者「草原を駆け回る、もしくは動物が駆け回る」
八幡「忘我」
作者「忘我は夢中になって忘れるみたいな意味があるから、組み上げることに夢中で忘れてしまう、もしくは発明に心を奪われる」
八幡「百鬼」
作者「わかんね、まぁコードネームのいくつかは作中で明かされている物もあるから、あくまでもこのコードネームを思いついた理由とかで」
八幡「俺のは?」
作者「虚無の意味の一つは何も無くむなしいだよ」
作者「後、八幡の速さは自身を逃がす為に空気と化して逃げたものです、その後にアネットの罠にかかっています。クラウスがアネットをつけた理由はその為です」
ヒロインは誰!
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リリィ
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ジビア
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モニカ
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ティア
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グレーテ
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サラ
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アネット
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エルナ
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ヒロインいらなくね