89式和製ビッグレッド   作:ディア

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 月城創也

 

 ・概要

 

 サードプレジデント、ナインティギア、クラフトボーイの最強三兄弟、奇跡の帝王ことトウカイテイオー、米国殿堂馬フルハート、日本馬史上初の英ダービー馬にして欧州三冠馬フジミキセキ、史上初の同一世界制覇馬コンコルドオフィス、ナインティギア産駒最高傑作マスターブレイク等、多数の主戦を努めた騎手であり、無敗三冠馬インパクトブレスや欧州三冠馬サードミステリアス等多数の名馬を手かげた調教師、月夜牧場の二代目場長、評論家でもある

 

 

 

・生涯

 

 1971年に月夜牧場の息子として生まれ、父親の教育方針で馬術や馴致等といった騎乗技術を体で覚えほぼ義務的に騎手学校へいくことになったがとある馬に出会い、騎手を本格的に目指した。その馬こそサードプレジデントであり、月城の相棒となる馬でもあった。

 

 1986年騎手学校に入学し、頭角を表し始める。騎乗技術に関しては親の躾というか教育もあってか一年生とは思えないほど優秀で、教官からは「もうあの時点で胤(当時三年生)と同格かそれ以上だった」と太鼓判を押されていた。ただし座学に関しては平均程度とそこまで頭は良くなかった模様。実際、ダートでしか世界レコードを更新していないヌーアのことを「芝とダート両方で世界レコードを更新した快速馬」と認識していたあたり、記憶力の悪さが伺える。その一方で月夜牧場の繁殖牝馬の配合を提案して成功を収めているあたり理系寄りといえ、月城の中学時代は理科、数学は特に滅法強かったと当時の教員がインタビューで答えている。

 

 

 

 1989年に騎乗技術が認められ首席で卒業し騎手としてデビューし、その年にダービー、トラヴァースS、菊花賞、JC、有馬記念を勝つという意味のわからないことをしている。ぶっちゃけいうとそのGⅠは全てサードプレジデントによるもので、騎手なら「サードプレジデントに乗れば誰が乗っても勝てる」と言われるほどサードプレジデントが強かったので勝ったことが月城の評価に繋がることはほとんどない。

 

 

 

 月城のヤバさは一年目の新人にも関わらずGⅠ競走に出走する競走馬の騎手になれたことである。

 

 見習い騎手がGⅠ競走の競走馬に騎乗する規程として平地・障害競走で通算勝利数が40勝以上(現在は30勝)しなければ騎乗出来ないという規則があり、それを満たしていなければ実力がどれだけあろうが騎乗出来ないというものがある。大体その40勝を満たすのは早くても1年目の冬〜2年目の春あたりであり1年目の6月で満たせるような条件ではない。

 

 しかし月城はそれを容易く達成し、サードプレジデントのダービーに間に合わせてしまった。障害で勝利数を稼いでいたとはいえこれは驚異的なスピードであり、フィクションでも平地で稼げないから障害で稼いで通算勝利数を増やすという裏技を使う切欠となったが、リアルだと落馬したり怪我をすることの方が多く、月城に憧れて障害騎手になった者もいるが落馬等の影響で却って勝利数から遠ざかり断念する者が多かった。というか落馬歴が平地競走馬であるナインティギアとモンドソロンのみであり落馬が多いはずの障害競走馬に至ってはゼロであり月城がぶっ飛んでいるだけであり、それと比較したらその騎手達が可哀想なだけである。

 

 更に某国の馬主から「平地や障害で月城よりも優れた騎手は数人程度いるだろうがその両方を上回る騎手は月城以外存在しないし、その片方だけでも月城にしか出来ないことがある」とかなり絶賛されている。また2000年に久宝調教師からも「平地でお前を指摘するとしたら余程ミスした時か、指摘したそいつがアホか、永富(父)さんくらいしかおらん。障害ならもう誰も指摘出来ない」と語っている

 

 

 

 1990年サードプレジデントの引退とともに幼馴染でありサードプレジデントの馬主でもある星崎美亜と結婚した。

 

 そんな順風満帆に見える月城だが翌年のクラフトボーイの騎乗でミス(本人が言っているだけでミスらしいミスはしていない)をし、すっかり落ち込んでしまった影響でスランプに陥る。その影響度は高く旭川調教師が月城を見てナインティギアを宝塚記念出走回避するほどで、月城自身も平地競走で勝てなくなってしまい、平地での騎乗依頼がほとんどなくなってしまった。それでも障害で勝つあたりぶっ飛んでいるのだが、平地で全く勝てなくなるのは致命的なもので、障害に転向したらと提案されることもしばしばあった。

 

 しかしそんな時にメジロ軍団の総帥こと北乃実夜から高松宮杯のメジロルイスに騎乗して欲しいと電話がかかり、月城はそれを快諾し、勝利へ導かせ騎乗依頼も元に戻り、吹っ切れた月城は破竹の連勝、クラフトボーイで菊花賞、ナインティギアで天皇賞秋、JC、有馬記念と秋のGⅠのほとんどを掻っ攫っていった。そのせいかメジロルイスは月城にとって特別な馬の1頭になりフジミキセキやコンコルドオフィスを差し置いて三兄弟の次に名前が挙がるくらいに印象を与え、メジロブライトの半弟にあたるメジロアイスソードなどのメジロ軍団の主戦騎手にもなった

 

 

 

 1995年。ナインティギア、クラフトボーイ、トウカイテイオーと次々と国内の月城の主戦馬がいなくなり、リボルバーマンやセカンドサルサビルがクラシックの時期に離脱したことが切欠となったのか、主戦場を米国に移し、フルハートとコンビを組む。このフルハートは父にサードプレジデント、兄にビワハヤヒデとナリタブライアンを持つ超良血馬でサンデーサイレンスの馬主に1億5000万円で取引された経緯がある。彼もまた月城のことを高く評価している人間の1人でフルハートの主戦騎手を月城に定めていた。その判断は間違いではなくフルハートはケンタッキーダービー他米国古馬三冠等多数のGⅠを勝利し、殿堂入りを果たすことになる。もちろん日本人騎手がケンタッキーダービーを制したのは初めてであり、日本人騎手が1頭の馬とコンビを組んでこれほどまでに勝つ例は二度と存在しない。故に月城は加東とともに米国に遠征する騎手のスペシャリストとして認識された。

 

 

 

 そしてサードプレジデントから始まり、タイキシャトルやシーキングザパール、エルコンドルパサー等が海外GⅠ勝利をし遠征が盛んになってきた日本だがそれでもまだ勝てていないレースがあり、月城はそれに付き添うことになった。

 

 日本馬が最高峰のレースにあたる英ダービーを勝つにはそれこそサードプレジデントか古馬の時のナインティギアレベルの強さを持った実力馬を用意しなければならない。その実力馬こそフジキセキ産駒の最高傑作で初期の母父3Pの最高傑作のフジミキセキ。朝日杯3歳S、弥生賞、皐月賞と連勝し、歴代の名馬でも屈指の実力馬と月城のコンビで挑み、勝利を収め、その勢いのままエクリプスS、KGⅥ&QES、愛チャンピオンSと連勝し、凱旋門賞に挑む。日本馬はこれまでサードプレジデントを除き凱旋門賞を勝てず、苦戦を強いられていた上に「ヘイルトゥリーズン系の馬は凱旋門賞を勝てない」「シルキークラフトの血を継いだ馬はサードプレジデント以外凱旋門賞を勝てない」というジンクスがありそれまで数々の名馬が挑んで来たが全滅する有り様でフジミキセキは一番人気ではあったものの圧倒的支持を得た訳ではなかった。しかし月城の騎乗によりフジミキセキが凱旋門賞を勝ち、そのジンクスは破られフジミキセキはこの年のカルティエ賞を受賞し、月城の名前は世界に響いた。

 

 ちなみに弥生賞後にフサイチゼノンの体調を騎乗していない状態で見破ったり、まだ皐月賞しかGⅠを勝っていない状態のテイエムオペラオーに関しての評価が異様なまでに高く「今のテイエムオペラオーは成長したフジミキセキでも勝てるかどうか怪しく、年間無敗を貫くかもしれない」と予言じみたことをしており、結構おかしなことをやっている。

 

 

 

 フジミキセキ引退後、牡馬クラシックはコンコルドオフィスが出るまでは勝てなかったが、コンコルドオフィスが月城の鬱憤を晴らすように無敗で三冠馬となり、その勢いのままドバイWC、KGⅥ&QES、凱旋門賞、BCクラシック、JCと連勝し同一年世界制覇を果たす。

 

 しかし月城のコンコルドオフィスに対する評価は決して高かったとは言えず「とにかく頼りなくいつもヒヤヒヤしていた。GⅠは勝てるかもしれないが複数勝つような背中ではない。クラフトボーイの方が凄かった」「決して弱い訳じゃない。しかし最強か? と言われたら即座に否定する」等と散々である。おそらくだがこれまで月城が強く感じた馬はパワーに溢れていた馬が多く、痩せ細りしかもクラフトボーイよりも小柄なコンコルドオフィスが頼りなく感じていたのかもしれない。その割には汗を滝のように毎回流していたので力強さがないというのは全くの検討違いで、むしろズブさを心配していたと思われる。

 

 

 

 そしてそのコンコルドオフィスが世界制覇を果たした同年にマスターブレイクに騎乗し菊花賞を無敗で勝利し翌年も天皇賞春、宝塚記念とビワハヤヒデを彷彿させる戦績で勝ち、そのままKGⅥ&QESへ向かいここでも圧勝。凱旋門賞では勝てなかったものの故障しており4着まで導いたあたり流石と言える。尚、コンコルドオフィスを酷評している一方でマスターブレイクについては「気性難だが扱いは楽」「(ズブ過ぎるコンコルドオフィスとは違って)一度力を引き出せばもうこっちのもの。瞬発力のみなら父のナインティギアとかと張り合える」とかなり絶賛している。

 

 

 

 2011年末、コンコルドオフィスが引退し、月城は騎手としてやることがなくなったのか調教師試験に向けて騎手騎乗を大幅に減らし、その努力のかいあってか2013年に月城厩舎を開業する。尚、この過程でオルフェーヴルの凱旋門賞に騎乗し制覇もしたが「オルフェーヴルに乗って凱旋門賞を制するよりも自分の調教師試験の方が数倍難しい」と愚痴ったことで炎上した。

 

 初年度の2013年、歴代三冠馬の血を3頭継ぐ期待馬インパクトブレスを妻から預託され2014年に三冠達成などその期待に応えると、2016年にはフジミキセキ産駒のサードミステリアスを欧州三冠馬に導いた。海外遠征のスペシャリストとして日本競馬を導き、海外遠征をしたい馬主達から預託が殺到するほど人気になったおかげか海外GⅠ馬を多数輩出する。

 

 

 

 しかし2018年の年末に父である月城場長が危篤したのを切欠に月夜牧場を継ぐ為に調教師を辞めようとしたが、世間(というよりか馬主達)は許さなかった。海外遠征で成功しまくる調教師などごく僅かであり、月城以上に海外に熟知している調教師などいる訳もない。言ってしまえば月城厩舎の後釜がいなかった為調教師引退を許されなかった。だが2019年10月に月城場長が亡くなり競馬界に失意し鬱病になり殉死しようとするも妻に止められ、そのまま調教師を引退。月夜牧場を引き継くと共に徐々にメンタルを回復し、2024年に月城が考案した配合の競走馬達でクラシックを総ナメ。2025年には日米英愛仏の5大ダービー制覇、香港国際競走完全制覇とやり過ぎなくらいであった。

 

 

 

 そしてその後も数多くのGⅠ馬を輩出するが余りにも多すぎるのでここでは割愛する。詳しくは月夜牧場の創也時代の著名馬一覧を参考にしてもらいたい。

 

 

 

 2050年に場長を次男の大樹に引き継がせて楽隠居するも、その翌年に妻の美亜が寿命で、息子達が事故で亡くなり、孫や曾孫の代理として更に10年間場長を継続する事になった。2061年に孫の大輝が牧場を引き継ぎ、月城創也の場長としての人生は終わり以後は【競馬のマッスルジジイ】という名前で評論家として活動する。渾名が【月城創也】であり、渾名と活動名がここまで逆になるケースは後にも先にも始めてだろう。

 

 

 

 2091年に年齢を理由に評論家としても引退し、曾孫や玄孫の遊び相手になっていたが体調不良。120歳の誕生日の前日、家族も心配になり駆けつけたがその時は無事でいたがその翌日に事務室で事切れていた。ここで少し妙に思ったのは何故病人かつ世界最高年齢の月城が何故事務室で事切れていたかということである。事務室にはせいぜい資料くらいしかない。それにも関わらず整理していた資料が月城によって散らかせていた。しかしその資料はサードプレジデントやナインティギアといった月城が主戦騎手として騎乗した馬ばかりの資料であり、他の馬の資料はこれといって荒らされていなかった。そして1番不可解な点は日記には120歳の誕生日に【サードプレジデント達と共に120歳の誕生日を迎えることが出来る】と記載されており、サードプレジデントと月城の誕生日は別であり、没日もまた別である。考えられるとしたら月城がサードプレジデント達の亡霊を見て一緒に過ごし、その過程で資料を散らかしてしまったのではないのかと考えられる。しかしこの説は余りにも神秘的かつオカルトティックであり、話半分程度にしか信じられていないが創作物ではこの説を取り入れることが多い。

 

 

 

 ・性格

 

 そんな生涯を過ごした月城だが性格はどんな性格だったのかというととにかく塩っ気が強いというのが資料に残されているが、実際にはそんなことはない。塩っ気が強いのは基本的にマスコミだけでありそのマスコミも民度が良ければ対応も変わるし、人によっては砂糖漬け、熱血漢、妖精等とコロコロと意見が変わる。

 

 やはり共通しているのはサラブレッド狂いという点であり、競走馬や種牡馬などのサラブレッドに害を与える存在には容赦せず逆に恩恵を与える存在にはその分を返している。これは妻の美亜や義父である星崎氏にも共通しており一家揃ってそんな性格であったので月城の環境そのものが由来なのだろう




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