≫ダイワメジャーですかね。それとヴィクトワールピサ、ドゥラメンテ、テイエムオペラオー、アグネスタキオン、トキノミノル、オルフェーヴルなんかも候補です。全員皐月賞馬とかそんなツッコミはよくないと思うよ、本当
≫皐月賞馬以外で好きな馬はメジロマックイーン、キングカメハメハ、フェノーメノ、リアルスティールあたりですかね。特にリアルスティールの安田記念惨敗はドバイターフを勝ったときよりも印象に残っています
・誤字脱字に関するお詫び
≫この回で読者様のご指摘により致命的な誤字脱字が見つかりました。
≫本来であれば「僕の担当になって」でしたが何故か「僕のトレーナーになって」と表記してしまいました。
≫今後はこのようなことがないよう細心の注意を払いますがもしこのようなことがあればご指摘して下さるようお願いいたします。
≫またこれからも【89式和製ビッグレッド】をよろしくお願いいたします
ウマ娘が集うトレセン学園、選抜レース。そのレースである程度の実力を周囲に見せつけなければ担当トレーナーがつくことはない。
そういった雰囲気の中でぼーっとしている一人の赤髪のウマ娘を見つけた。
「あの娘、トモもいいし、筋肉もしっかりついてるな……でも闘争心がなさそうだ」
「そうかしら、結構いい線いくと思うわよ?」
隣にいたベテランっぽい女性トレーナーにそんな答えが返ってきた。
「そうなんですか? でも、なんかあんまりやる気なさそうですが」
「やる気は出させればいいのよ。それに、あの子ならきっと大丈夫よ」
自信満々で答える女性トレーナー。少し気になって聞いてみる。
「どうしてそこまで言い切れるんですか?」
「だって……あの娘、米国の伝説的なウマ娘の娘よ」
耳打ちするようにそう伝える女性トレーナー。
「え!? それってつまり……」
「えぇ、米国三冠バにしてベルモントSで大記録を打ち立てた伝説の名バの娘さんよ」
とんでもない大物に遭遇してしまった新人トレーナーが頷いた。
「なるほど、確かにそれなら納得ですね」
「まぁ、尤も彼女は既にトレーナーがついているのだけれどそのトレーナーはサブトレ過程は終わってもまだメイントレーナーの過程が終わっていないからその中継ぎのメイントレーナーを探しに来たってところね」
「なるほど。それで他のトレーナーの皆さんもここにいるわけですか」
「中継ぎとはいえ、素質があるならそれを育成したいと思うのはトレーナーとして当たり前のことよ。逆に素質がないと感じたら見向きもされないでしょうが」
「確かにそうですよね。ところで、彼女の名前はなんて言うんですか?」
「名前? ああ、言ってなかったっけ。彼女の名前はサードプレジデントよ」
サードプレジデントの名前を聞き、トレーナーがメモしていると彼女の選抜レースが始まった。
「な、なんだあの走りは……?」
選抜レースが始まった直後にそうつぶやくトレーナー。何せ彼女の走りは最後方でノロノロとやる気なさそうに走っていて、コーナー曲がるころには既に20馬身以上差をつけられていたのだから。
「いくらなんでもあのままで終わるか?」
「期待外れだったな……」
そうトレーナー達が他のウマ娘達に注目している中、新人トレーナーのみが彼女を見ていると彼女の蹴りが土ごと芝を舞い上がらせ、一気に加速する。
「……は?」
新人トレーナーだけではない、その場にいた全員が目を丸くし、あっという間に先頭を走るウマ娘の横に並び、そのまま抜き去った。
そして、2着や3着との差を広げてゴールした。
【こ、これはすごい! スタート直後こそスローペースでしたが、最後の直線に入るころになると一気に加速して後続を大きく引き離しました!】
「い、今のなんですか!?」
実況を聞いて我に帰った新人トレーナーは女性トレーナーに詰め寄るように質問をする。
「さっき言った通り、サードプレジデントの能力は米国三冠バの血統によるものだと言われているけど……あれは違うわね」
「え? どういうことですか?」
「おそらくだけど、あの子の脚質は追込だわ。しかもラストスパートに特化してる」
「そ、それは本当ですか!?」
「ええ。だから、あんな風に後ろから追い上げるような走りができるんだと思うわ」
「でも、それにしてもすごかったですよ! あれだけの差があったのに追いついて抜いちまったんですから!」
興奮気味の新人トレーナーに対し、女性トレーナーは冷静な表情を浮かべながらこう告げた。
「確かにあの子は凄いわ。でも同時にほとんどのトレーナーはこうとも思ったでしょうね」
──とてもではないが扱い切れる存在ではない
「なんでですか? 扱い切れる存在ではないってどういうことです?」
「あの走り方は脚の負担が余りにも大き過ぎるのよ。かといってそれを使わなせないとやる気のなさから惨敗するわ。それでも貴方はスカウトするの?」
「ええ、リスクは承知の上です」
即答で答える新人トレーナーを見てため息をつく女性トレーナー。
「わかった。じゃあ私も一緒に行くことにするわ」
「え!? いいんですか!?」
「ええ、元々そのつもりだったもの」
こうして新人トレーナーは女性トレーナーと共にサードプレジデントの元へ向かうのであった。
「あら、貴方方も私をスカウトに?」
「その通り、サードプレジデント。もしよければ僕の担当になって貰えないか?」
「考えておきます。そちらの奥方のトレーナーとは違って貴方は私のトレーナーたるものの資格があるようですしね」
「な、何故私が資格がないと?」
「見ていたんですの。私から目を逸らして他のウマ娘の走りに目を移したのを。私を走りを1から100まで見ていないトレーナーは選考外とさせて頂きますわ」
「うぐっ……」
「とはいえ、私をレース終わりまで見ていたのは貴方を含め3人。そのうち2人が今日来なければ創也様がメイン過程を終わるまでの間の中継ぎトレーナーとして面倒を見て貰おうと思っていましたわ」
「創也様って、本来のトレーナー?」
「えぇ、そうですわ。私の幼馴染で婚約者──いたっ」
「何をバカを言ってやがる、キャロ」
「もう創也様ったら、キャロは二人きりの時に呼んで下さいまし」
「黙れエセお嬢様。俺はまだメイン過程の途中だぞ。そんな状態でお前の面倒なんか見られるか」
「まぁまぁ、喧嘩しないでくださいよ、創也さん、サードプレジデント」
二人の口論を止めたのは新人トレーナーの男性だった。
「いつものことですよ、こいつは何かと迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します」
「いえ、こちらこそ。創也さん、貴方の大切なサードプレジデントをお預かりします」
そうして握手を交わす2人はどこか友情を感じていた。
「それでトレーナーさん、私をスカウトする言葉はなんですの?」
「ぜひ僕と契約してくれ」
「わかりました。ではこれからよろしくお願い致しますね」
こうしてサードプレジデントは無事にトレーナーがついた。
閑話
「ところで創也さん、サードプレジデントがエセお嬢様って?」
「あー、こいつ自分が伝説的なウマ娘の娘だってバレた時にお嬢様っぽい口調にしてイメージ壊さないようにしているんですよ」
「そうなんですか。まあ確かに自分の親が有名なウマ娘ならそれ相応の振る舞いをしたくなる気持ちはわかる気が……」
「余計なこと言わないで下さいまし創也様!」
「というか、お前もお前のお袋さんも大食いだし、なんならお前の妹はザ・庶民でどこにお嬢様要素があるっていうんだ?」
「な!? そ、それは関係ないではありませんか!」
「まあまあ、落ち着いてください。ほら、ご飯奢りますから」
「むぅ……仕方ありませんわね」
「(チョロいな)」
その後、3人で仲良く昼食を食べに行ったのだった。
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尚、次回更新は本日21時です
番外編は何が見たいか
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サードプレジデント産駒の活躍
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サードプレジデントのその後
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ナインティギアとクラフトボーイの活躍
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ウマ娘サードプレジデント転生者疑惑
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アニメ版ウマ娘世界のサード達
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