≫あるある。一応本編の競走馬回は最終回なので詐欺でもなくないか?と疑問に思う
。次回からはウマ娘で菊花賞回を演出しますのでよろしくお願いいたします。
・番外編
≫番外編はとりあえずナインティギアとクラフトボーイの現役期間をサクっと流します。具体的には1話に2回レースを行うくらいのペースで。
1着、2着が表示された掲示板。そこには同時に同着を意味する文字が羅列されていた。
【な、なんと同着! 世界レコードの1着争いの結末はなんと同着です! 1着サードプレジデント、サンデーサイレンス、3着にアンブライドルド、4着イブンベイ、5着にリズムに確定しました!】
誰もが予想出来なかった結末、それというのも同着というのは非常に珍しく後の世の日本ではGⅠ競走は20年後に優駿牝馬で初めてそのような決着がつくくらいには珍しい。それが世紀の大決戦と呼べる舞台で起こったのだ。奇跡としか言いようがない。
【サード、サード!】
【サンデー、サンデー!】
湧き上がるサードコールとサンデーコール。そして会場はスタンディングオベーションに包まれた。
【史上初尽くしのBCクラシックとなりましたが、ここでまとめていきましょう。まずサードプレジデントが史上初の日本馬としてのBCクラシック制覇及び無敗での制覇、また日本人騎手を乗せての初制覇、KGⅥ&QES、凱旋門賞、JC馬としても初の制覇となります。そしてサンデーサイレンスですが、史上初のBCクラシック連覇となります。そして双方共に史上初の同着、史上初の世界レコードでの同着となります。皆様この2頭に大きな拍手をお送りください】
この放送の言葉に全世界が拍手を送り、祝福を送った。
BCクラシックが終わりJC当日、JC出走前にある馬の引退式が行われていた。
【さあ、ここでサードプレジデントの引退式が行われます】
その馬の名前はサードプレジデント。かつて和製ビッグレッドと呼ばれ、世界タイトルを総ナメに来てきた馬である。
「サードプレジデント、今までありがとう」
──あんたとしばらくお別れか。だがいつでも走れるようにしておこう
サードプレジデントが現れるまで日本は外国に劣る競馬後進国と揶揄されていた。それというのもスピードシンボリやメジロムサシ、そしてシリウスシンボリと言った日本を代表する名馬が挑んだ凱旋門賞では惨敗、海外重賞を勝った日本馬は転厩したハクチカラのみだった。
しかしサードプレジデントが米国ダートGⅠ競走トラヴァースSを勝ち、世界への扉は開かれた。ただそれだけなら日本の歴史的名馬であっても世界的な歴史的名馬とは言えないが、サードプレジデントはその後もKGⅥ&QES、凱旋門賞、BCクラシックを勝ち世界に名だたるものにした。
レーティング評価は148とダントツの歴代一位であり、タイムレーティングもそれまで一位だったシーバードを抜かしている。
これだけ世界に認められた馬は日本でもう誕生しないだろう。それくらいの歴史的名馬である。
その歴史的名馬の引退式を見ようと日本だけでなく海外からも集まり、その数は40万人を超えていた。もちろんそんな大人数は東京競馬場に収まらず、東京競馬場の周りには入れなかった観客がたむろし、渋滞を引き起こす有様だった。しかし今回に限り警察も理解しているので誘導を徹底する代わりに比較的緩めに取り締まっていった。
【サードプレジデントの現役時代は14戦全勝、うち14戦全てレコード勝利というとんでもない記録を打ち立てました。そして引退レースとなる今年のBCクラシックはサンデーサイレンスとの壮絶な叩き合いの末、同着という形で見事勝ち切りました。そんなサードプレジデントが今、ターフを去ります。お世話になった関係者の方々、そしてファンの皆さんに一言お願いします】
調教師の旭川がマイクを受け取り、サードの顔を撫でながら言う。
「サードプレジデント号はプールが大好きで──」
──プール! プールにいくのか!?
サードプレジデントがプールという単語を聞いただけではしゃぎ飛び跳ねる。その姿を見て観客達は微笑ましく思えた。
「ふふ後で時間見つけたら連れてってやるよ。こんなプール狂いのサードプレジデント号がここまで活躍出来たのは皆様のおかげです。サードプレジデントを応援していただきありがとうございました!」
旭川が次にマイクを渡したのは騎手の創也だ。
「自分は月夜牧場の一人息子で本来なら牧場の後継者として後を継ぐ予定でした。しかしサードプレジデントが生まれた時に騎手になろうと決意し、今ここにいます! 自分がサードプレジデントから受けた恩は計り知れず、そして馬主の美亜さんとも結婚することはございませんでした! こんな自分がサードプレジデントにしてやれたことはサードプレジデントから自分に与えたものに比べたら些細なものでした。しかしサードプレジデントや今回のメインレースに出走するナインティの背中に跨り自分が日々成長していき、遂には世界の頂きにまで上り詰めることは出来ました! これは自分の人生の中で大きな誇りです! 本当にありがとう!」
そう言って創也は頭を下げる。すると観客席からは拍手が送られた。
【さて次は馬主の星崎美亜様、お願い致します】
「ご紹介に預かりました星崎美亜と申し上げます。私がサードプレジデント号と出会いましたのは幼馴染であり今の夫の実家であり取引先でもある月夜牧場でした。この牧場でサードプレジデント号を見て私はひとめぼれし、他の馬主の皆様でも躊躇うような額で購入いたしました。つまり衝動買いですね、皆様は真似したら破産しますので注意してください」
ドッと笑い声が上がる東京競馬場。美亜なりのジョークが受けたようで何よりである。
「そんな期待に応えるかのようにサードプレジデント号が活躍し始め、G1を11勝もしてくれました。この勝利は私にとってもかけがえのない財産となりました。そして最後に、この場にいる皆様に改めて感謝を申し上げます。このような素晴らしい機会を与えてくださった関係者の皆様、そしてこの会場に足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございます。またいつか引退式でお会い出来ることを楽しみにしております」
【はいありがとうございました。本日のメインレース、JCにはサードプレジデントのライバルサンデーサイレンスが、サードプレジデントの弟ナインティギアが出走します。彼らの勇姿を見届けましょう】
こうして引退式は終わり、JCが開催されようとしていた。
『サードプレジデント』
・馬主 星崎美亜
・生産牧場 月夜牧場
・調教師 旭川誠
・性別 牡馬
・毛色 栗毛
・年齢 5歳
・戦績 14戦14勝
・朝日杯3歳S、三冠、トラヴァースS、JC、有馬記念、天皇賞春、KGⅥ&QES、凱旋門賞、BCクラシック
・エンディング
≫実はサードプレジデントはBCクラシックで負けて終わる予定でした。理由についてはサンデーサイレンスが米国の主人公だからです。サンデーサイレンスが幾度もサードプレジデントに挑み敗北を繰り返して成長していく。そんなサンデーサイレンスの物語を無理やりねじ込んだ結果サードプレジデントには負けて貰う予定でした。
≫しかしサードが負けたら負けたで今度は勝った時のルートも書かねばならず実に面倒になり、同着とさせてもらいました。
≫じゃあ負けた時の話しを載せろって?んなものボツにして削除したから書いてない!強いて違いがあるとすれば創也が美亜に告白せずに過ごしてしまったルートがこの敗北ルートに繋がります(ギャルゲー感)
このお話をお楽しみ頂けた、あるいはこの小説自体をお楽しみ頂けたならお気に入り登録や高評価、感想の方を宜しくお願いいたします。
また感想は感想に、誤字報告は誤字に、その他聞きたいことがあればメッセージボックスにお願いいたします。
尚、次回更新は未定です。
番外編は何が見たいか
-
サードプレジデント産駒の活躍
-
サードプレジデントのその後
-
ナインティギアとクラフトボーイの活躍
-
ウマ娘サードプレジデント転生者疑惑
-
アニメ版ウマ娘世界のサード達
-
アプリ版ウマ娘世界のサード達