シンドバッドのヒーローアカデミア 作:オーダイル
俺は雄英高校に向かっていた。
もちろん俺は雄英高校に合格した。それも首席合格だ。狙ったつもりはないが父さんと母さんがとても喜んでくれたからな、母さんにいたっては泣いて喜んでくれたよ。俺としては首席合格よりそっちの方が大変喜ばしいことだ。
雄英高校の近くまで行くと、聞き覚えのある声で話しかけられた。
「おーい、シンドバッド!」
振り向くと実技試験で会ったオレンジ色の髪のサイドテールをした女子、拳道一佳だった。
「やあ、一佳!試験以来だね」
シンドバッドは一佳にそう声をかける
「ああ、それにしてもやっぱりシンドバッドは受かってるよな!」
一佳はシンドバッドの制服に目をやりそう言う
「ああ、そういう一佳こそ受かってるみたいで良かったよ」
「シンドバッドのおかげだよ、多分あそこで人助けをしてなかったら落ちてたかもしれない。だから自信を持って合格したっていっていいのかわかんないや…」
「俺が言ったのはたしかだが、それを実行に移して助けたのは一佳だろ?それに行動をして人をしっかりと助けられたのは一佳にその実力があったってことだ。それにちゃんとそういうところも見て合格にされているさ、自信を持っていいと思うよ」
「そうか?」
「ああ」
シンドバッドは穏やかな笑顔で肯定する
「そ、そうだな!それにこれから頑張って他の人に言われる前に行動できる人間に、ヒーローになるさ!」
一佳は最初少し頬を染めたがすぐに元に戻り、自分がこれからどうなるかを宣言して拳を前に突き出す。
「その意気だよ」
シンドバッドはその姿を見て微笑む
その後は、試験のあとはどうしていたのか、お互いのことを話ていると雄英に着いた。
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「拳道さんにシンドバッドさん!おはようございます!」
雄英の門の前に着いたところでまた話かけられる
振り向くとそこには試験会場で一佳と一緒にいた塩崎茨だった
「おっ、塩崎!おはよう」
「やあ茨ちゃん、おはよう」
「やはり、お2人とも受かってたんですね!」
「ああ」
そして教室に着くまで話していると
「てかシンドバッド、なんで私は呼び捨てで塩崎はちゃん付なんだよ?」
と少し睨むような顔で拳道がシンドバッドに問う
「たしかにそうですね」
塩崎も聞きたそうにしている。
「特に深い意味は無いけど」
「それでもいいから」
「わかったよ、呼び方は俺がしっくりくるかだよ
一佳を呼び捨てにするのはそれがしっくりくるから、茨ちゃんをちゃん付けするのもしっくりくるからだよ」
とシンドバッドは話し始める
「一佳を呼び捨てにするのがしっくりくるのはたぶんだけど、一佳の性格と口調とあとは見た目とか雰囲気とかかな?」
「茨ちゃんは茨さんでもしっくりはくるけど、俺の中ではどっちかっていうとちゃん付けのほうがしっくりくるんだ。茨ちゃんを呼び捨ては俺の中ではないかな」
「それって私が男っぽいってことか?」
と拳道がシンドバッドを睨む
「まあたしかに男っぽいとは思うけどそれがどうかしたかい?
一佳は女の子だろ?」
「そうだけど…」
「俺は一佳も茨ちゃんも美人で可愛い女の子って思ってるから」
「「っ!」」
とシンドバッドが微笑んだ顔でそう言うと二人は顔を真っ赤にして俯いた。そしてちょうど一年生の教室の近くまで来たので、話を逸らすかのように慌てて言う。
「一年の教室の近くまで来たな!そういえばみんなクラスは何組なんだ!」
「わ、私はB組です!」
「おっ、私もB組なんだ。一緒だな!」
「俺はA組だ」
とシンドバッドは少し残念そうに言う
「残念だな、せっかくできた美人な女友達と離れるのは」
「たしかにそうだな」
「はい、私もせっかくできた友達と違うクラスなのは残念です」
「まあ、雄英高校にはいるんだ。機会があったら一緒に食事をしよう」
「はい、その時はお誘いしますね」
「そうだな」
「じゃあ俺はこっちだから、また」
「ああ!」
「はい!」