少年少女のパワーローダー戦記・野望の終焉   作:MrR

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未来へ

 Side 木里 翔太郎

 

 あの戦いの後、暫く俺達は首都に残って災害支援活動に従事する事になった。

 

 天王寺派の連中はほぼほぼ捕縛された。

 

 残党化してまたやらかしそうで恐いが、それは谷村さん任せになりそうだ。

 

 その辺り本当に頭が上がらない。

 

 ともかく今は復旧作業だ。

 

 祝勝会は当分お預け。

 

 人間って奴は意外と強いもんで逆に元気付けられる場面もあった。

 

『なあ手毬、また今度こんな大きな戦いが起きたらどうするんだ?』

 

 俺はパワーローダーを身に纏いながらサエに尋ねた。

 サエも皆もネイキッドローダーやパワーローダーを身に纏っている。

 

「状況によるけど、戦うしかない時が来れば戦うは――それに、どの道今回の戦いでまた自衛隊の戦力も弱体化しちゃったワケだし、当分は私達が支えないといけないと思うわよ」

 

『だよな~』

 

 サエが言うようにもう暫くは頑張らないといけないらしい。

 

 前途多難ではあるが――希望はある。

 

 どんな困難でも皆となら乗り越えられる。

 

 今は何故だかそう思える。

 

 さてと、復興作業頑張らないと――

 

 

 Side 荒木 将一

 

「何だかんだで終わったな」

 

「ええ、そうね」

 

 お互いパワーローダーは脱いで梨子と二人で休憩していた。

 

「木里君も言ってたが、もう暫く俺達はお役目御免にはならないらしい」

 

「そうみたいね――まだまだ現役張らないといけないか~」

 

「そうだな――んじゃあもう一頑張りしますか」

 

「ええ」

 

 そして俺達は再びパワーローダーを身に纏う。 

 戦いではなく、人々の生活を支えるため、守るためにだ。

 

 ある意味、今が俺達一番輝いているのかもしれないな。

 

 戦場でドンパチするよりかはよっぽどマシだ。

 

 こんな日々が長く続きますように

 

 

 Side 藤崎 シノブ

 

『安藤さんは異世界に行かなくてもいいのか?』

 

 復興作業に従事しながら俺は安藤 マキに尋ねた。

 

『一応仲間達には連絡付けてきたわ』

 

『そうか――』

 

『この国も変わったわね。まさか市民達が立ち上がるとは思わなかった』

 

『ああ。アレには俺も驚いた』

 

 同時に俺達の戦いが無駄ではなかった事の証明になった。

 

 心に来るものがあった。

 

 この国にもああ言う素晴らしい一面があったんだなと思えた。

 

 だからこそ、以前よりも守りたいと思えるようになった。

 

 今ならハッキリ言える気がする。

 

 この国は素晴らしい国だと。

 

 

 Side 谷村 亮太郎

 

 天王寺家から解放された日本がこれからどうなるかは分からない。

 

 不安も多いが希望はある。

 

 だから信じたい。

 

 人には希望の光があるんだと。 

 

 

【少年少女のパワーローダー戦記・野望の終焉 END】

 

 どうもMrRです。

 

 一日潰して一万文字書くのは大変でした。

 

 どうして一日も経たずにこの作品を書き上げたと言うととあるサイトで天王寺家とのちゃんとした決着が見たいと言うリクエストを頂きまして、それに答えた形で執筆させて頂いたわけなんですよね。

 

 人気とか度外視した個人あての小説ですが楽しんで頂ければ幸いです。

 

 それではMrRでした。

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