MONSTER HUNTER~煉獄の鎖~   作:IF君

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 ゲネルセルタス難しかった。タイトルにも書いてあったとおり今回はゲネルセルタスです。頑張った方だと思います。

 では、どうぞ


~重甲虫ゲネルセルタス~

 なんで俺はこんなところにいるんだろう。

 前もあったようなこんなこと。

 

 なぜ俺は天空山のベースキャンプにいるんだ。

 

 ここは天空山のベースキャンプ。ジルの前には楽しそうに話すライトとリリスがいた。

 

 さっきから俺の昔のことをしゃべりやがって、人には話されたくない過去というのもあるだろうが!

 

 ちなみにこれは一言も発していない。面倒なことになるから。

 

 「で、ここに何しに来たんだっけ?」

 

 「何しにって狩りをしに来たんでしょ?大丈夫ですか?師匠」

 

 「違う!何を狩りに来たのかを聞いたんだ」

 

 「あら、ゲネルセルタスと言いましたよね私」

 

 「お前は何も言わずに俺を引っ張っていったんだろうが」

 

 朝、装備をつけて待っていたら早口でなにかを言われた挙げ句、そのまま引っ張られ狩り場に連れてこられた。

 

 「そうでしたっけ?」

 

 「この後に及んでとぼけるか」

 

 「まあ気にせずやっていきましょう!」

 

 「……」

 

 ライトとリリス。ライトだけでも大変だというのにリリスまでこられたら……もう、疲れてきた。考えるだけで疲れてきた。どうしよう。

 

 「師匠、支給品もらっていきますね」

 

 「あぁ」

 

 もう勝手にしてくれ……

 

 「私も少しもらおうかしら?」

 

 「お前はいいだろ」

 

 「いや、アイテムあんまり使いたくありませんし」

 

 ガンナーだから使うだろアイテムは、ガンナーは剣士と違って弾薬がいるんだから。

 

 「お前まさか……」

 

 「今、金欠なんで通常弾Lv1だけでやりたいと思います」

 

 急にかしこまった口調になりやがって。

 通常弾Lv1は弾薬の中で威力は最弱。無限に撃つことができるのでお金はかからないが、大型モンスターに使うようなものじゃない。

 

 

 「だから支給品にある弾も使った方がいいでしょ?」

 

 支給品にも弾薬はある。数は多くないが、そのモンスターにあった弾が支給されるときもある。例えばゲネルセルタスの場合は火炎弾が支給されている。つまり火属性が弱点ということだ。

 

 まあいいか。その前に俺が終わらせればいいだろ。

 

 「なぁリリスの武器ってなんなんだ?」

 

 「私のこれ?」

 

 リリスの武器は色とりどりの甲殻でおおわれている。

 

 「これはバイティングブラスト。ガララアジャラのヘビィボウガンよ」

 

 「ガララアジャラ?」

 

 ガララアジャラか……蛇のようなモンスターだったな。麻痺牙も持っていたような。

 

 「もう行くぞ」

 

 さっさと行こう。もう、めんどくさい。

 

 天空山はその名のとおり高い山にある狩り場だ。地面は石でできているところが多い。今にも崩れそうなところもある。

 

 エリア1。

 ツタで岩が繋ぎ止められているようなフィールドが多い天空山。エリア1もその一つだ。

 

 「おい!さっさと行くぞ」

 

 まだ武器のことを話しているようだ。今のうちに周りの探索でもしているか。

 

 前来たときと何ら変わっていないフィールド。

 鹿のようなモンスター、ケルビが草を食べてのんびりしているところが見える。ケルビはアプトノスと同じ草食モンスターだ。なのでのんびりしているところを見るかぎり、周りに大型モンスターはいないようだ。

 

 「……って感じのモンスターよ、ガララアジャラは」

 

 やっと話が終わった。

 

 「師匠、今度ガララアジャラいきませんか?」

 

 「次のことより今を考えろバカ野郎」

 

 「師匠、やっぱり性格……いや人格が」

 

 知るか。性格と人格って違うのか?

 

 「どっちから行くの?」

 

 リリスから質問がとんできた。

 

 「エリア2のほうから行く。そっちの方が後々都合がいい」

 

 ゲネルセルタスはエリア2の隣のエリア6によくいる。さらに時間がたつとエリア2に移動してくることがある。

 

 「了解」

 

 「えっ?何の話をしているんだ?」

 

 いつもどおりのライトだな……

 

 「今の聞いていてちょっとぐらいわかるだろ。どこから行くかだ」

 

 毎回呆れさしてくれる。

 

 「ゲネルセルタスはどこにいるんだ?」

 

 「エリア6だ」 

 

 静かな口調でそう言う。いつもの感じが戻ってきた。リリスが来てから調子が狂ったがこれなら大丈夫だな。

 

 「じゃあエリア5でもよくないか?」

 

 「もういいからおとなしくついてこい」

 

 「はーい」

 

 最初のころはライトの記憶力が心配だったが。今まで話を聞いてきてその心配はなくなった。むしろ、ライトの記憶力は人並み以上だった。特に狩りのことはよく覚えいる。

 これならきっと俺と狩りをしていて俺が言った言葉をしっかりと覚えるはず……真面目に聞かないとダメだが。

 本人が本気で聞いている様子は皆無だが。

 

 「ここがエリア2か~」

 

 気づいたらエリア2に入っていた。

 

 フィールドを見ていると自然はやっぱりすごいと感じる。このステージは天空山唯一の二重床構造だ。真ん中には遺跡平原と同じような石柱がたっている。その石柱や周りの壁にはツタが絡まって、上に登れるようになっている。

 上の地面はツタで絡まってできているが、ちょっとやそっとの震動で壊れるようなものではない。

 

 モンスターが作ったのだろうか?それとも風や雨によって削られてできたのだろうか。この自然の中で戦っていると思うと狩りは、ハンターはすごいと思う。

 

 「おおー下に水が流れているぜ!滝から流れてきているのか……うわーすげぇ高い落ちたら死にそうだな」

 

 他にも下に水が流れているところはあるだろう。確かにここは高いからな、落ちたら死ぬだろう。水が滝から流れまたこの高い天空山から落ちていくこれもきっとこのフィールドを作っているのか……

 

 「ところで先に行かないのかしら?」

 

 「あっそうだった。師匠行こうぜ」

 

 「待て、ここで待てばいい。もうすぐ来るだろう。…………ほら、来たぞ」

 

 「えっ!どこにもいないですよ?」

 

 横を見ると、もうリリスは武器を構え戦闘準備が完了していた。

 

 「耳をすましてよく聞け、自然の音を」

 

 辺りが静かとなる。

 

 ドドドドド

 

 「ん?なんか聞こえる……うわっ!?」

 

 ズゴォォォォォオオオン

 

 地面の破壊音とともにゲネルセルタスは現れた。

 

 平らな体に四本の足濃い緑色の体色。触覚のような小さな足が頭の前を守っている。尻尾は体と同じぐらい長く先端は物がつかめるような鋏になっている。四本の足には地面を掘り進めるための爪が隠れている。

 

 ゲネルセルタスか、久しぶりだ。

 

 「これがゲネルセルタス……意外とでかいんだな。もっと小さいと思ってたぜ。これで虫なのか……」

 

 「ゲネルセルタスは出てきたすぐが好機。一気に攻めこむぞ!」

 

 ゲネルセルタスはジル達の存在に気付き振り向く。

 

 後ろからはリリスがバイティングブラストで通常弾Lv2を足に撃ち込んでいる。

 

 しっかりとわかっているようだな。

 

 リリスは頭を狙えないのではない。狙わないのだ。というかちゃんと持ってきてるじゃねぇーかLv1通常弾以外の弾。

 

 すぐにゲネルセルタスの頭に近づき力を溜める。

 

 ゲネルセルタスは侵入者を敵と認めたのか触角のような小さな足を上げ威嚇をしてくる。

 

 いまだ!

 

 がら空きになった頭部にめがけ、溜め込んでいた力を解放する。

 

 渾身の手応え。頭はゲネルセルタスの中で最も煌剣リオレウスの刃がよくとおる。

 逆に頭部を守っていた足は刃がとおらないのだ。数多い下位のモンスターで煌剣リオレウスの刃がとおらない部位は数得れるほど少ない。

 

 しかし、威嚇の時は必ずがら空きになる。そこを狙うのだ。

 

 ライトは無難に後ろ足を狙っている。

 

 いい判断だ。

 

 そう思いつつ、斬る。

 

 ゲネルセルタスはこっちが先に気づけば、そのまま力付くで押し込める。

 

 強溜め切り、なぎはらいを連続して行う。ゲネルセルタスは怯みっぱなしで動くことすらもできない。

 頭は甲殻がとび壊れ。リリスの射撃により、前足は大きくえぐれたようになっている。

 

 よし、このままいけるな。

 

 ジルがそう思った時。アルセルタスが他のエリアからやって来たのだ。

 

 チッ、もう来たか。できれば来る前に終わらせたかったんだがな……しょうがない。

 

 アルセルタスはゲネルセルタスの討伐を対象としたクエストの時はよく現れる。いや、ゲネルセルタスに数匹のアルセルタスがいつもついているのだろう。なのでアルセルタスを一匹倒してもしばらくするとまたやって来る。

 

 アルセルタスはゲネルセルタスの雄で体は雌の半分もない。特徴的なのは小さい体には大きな角。小さいが自分の倍以上あるゲネルセルタスの体を持ち上げるほど力が強い。

 だが、アルセルタス一匹だけの狩猟はついていくことができなかった落ちこぼれだろう。

 

 アルセルタスが来るとは予想していたので、エリアに現れた瞬間すぐに気づくことができた。遠くから狩っているリリスは気づいたようだか、ライトは目の前の敵に夢中で気づけていない。

 リリスは弾丸を入れ換えているようだ。

 

 よし、じゃあ。

 急いで走り、飛んでいるアルセルタスのもとへとつき剣を降り下ろす。

 まだ戦闘体制には入っていないようでジルの攻撃に怯む。

 

 まだまだ!

 

 そのままなぎはらいで地面すれすれにある足を切りつける。アルセルタスは飛んでいられなくなったのか墜落し、ひっくりがえってしまう。

 ジルは油断せずゲネルセルタスの方を見ると。リリスが範囲の広い散弾Lv2を使い攻撃していた。さっきまでは俺がいたから使わなかったのだろう。ゲネルセルタスは今もなお動くことができないようだ。

 

 腕が上がったなリリス。こちらも負けてはいられない。

 

 アルセルタスの角の部分を狙い大剣をぶつける。溜め切り、なぎはらい、また溜め切りを行うと角は壊れ、アルセルタスは悲鳴をあげた。

 

 お前は引っ込んでろ!飛びたった瞬間に強溜め切りを頭にぶちこみ、命を絶つ。

 

 「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

 バギッ!!

 

 ライトの叫び声と破壊音がした。

 向こうも終わったようだ。

 

 「へっへっ、どうだ」

 

 ゲネルセルタスは仰向けになって丸まっていた。虫ならではの死にかただ。

 

 「今回は早かったな」

 

 「まあリリスがいたからな」

 

 一人だったらもう少しだけ時間がかかっていたかな?

 

 リリスは納得がいかないような顔をしていたが気にしない。

 

 「剥ぎ取りをして帰るぞ」

 

 「はーい」

 

 リリスはずっと武器をいじり声を出すことはなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「いや、しかし師匠があんなにきれいな人と故郷が同じだったとは」

 

 あいつペラペラとしゃべりやがって。今ここにはいないのが惜しい。

 

 リリスはクエストから帰って早々。

 

 「やっぱり、私はまだまだあなたに追いついていないわね。また鍛練を積むことにしましょう」

 

 と言ってバルバレから出ていってしまったのだ。

 

 最後に「今度来るのはライトが上級ハンターに上がったとき。祝いを持ってきますわ」と言い残して。

 

 ライトを一生上級にあげないでおこうかな。

 

 そこでライトが「上級って何?」と案の定聞いてきて、下位の上と簡単に説明したのだった。

 

 「でもさ、師匠。えっと……」

 

 ライトが聞きたいことはわかる。故郷は焼き払われ、誰一人生きていなかった。と前話たからだろう。

 

 リリスはモンスターが来る前に他の町へ行き、それ以来音沙汰はなかった。

 

 だが。3年前ほどに一度会い、狩りをしばらくしていたのだが、前回も同じようなことを言って消えた。

 

 ずっと聞きたそうにしているが、ライトに教える必要はないだろう。

 

 しかし、意外だった。コイツもプライバシーと言うものを知っているんだな。

 

 「まあいっか。師匠次は何を狩りに行く」

 

 もう次の狩りの話かよ……

 

 「しばらく休ませてくれ……」

 

 もう俺の身体と精神は部位破壊されたごとくボロボロだ。

 

 「またっすかぁ?師匠休み多すぎ」

 

 その休みの元凶はお前らだ。それは言わないでおこう。一応……

 




 あれがぽーらすたーの精一杯です。
 もうこの程度か、と思う方が多いと思いますが、本当にこの程度です。
 ゲネルセルタスの表現もあれで精一杯でございます。この話に全てが入ったような。

 アルセルタスはサブタイトルには入りませんでした。長いのが嫌だから。

 
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