手抜きっぽくなりましたが手抜きではない……はずです。
では、どうぞ
初めての採取ツアー
今は遺跡平原へと向かう途中。
ジルは必死にライトに上位の説明をしていた。
「これまでよりもモンスターが強くなる。種類も増えてさらに『亜種』と『希少種』のクエストを受けれるようになる」
「希少種?」
亜種は一度説明をしたことがあるので、疑問は持たないだろうがやはり希少種はわからなかったか。
「亜種よりも珍しいモンスターだ。この防具もリオレウス希少種の素材から作られている」
「何か違いがあるのか?その……えっとなんていうだろう」
「お前が言いたいのは『原種』のことかな?『通常種』とも言うらしい」
「そうそうそれ!その原種とどういう違いがあるんだ?」
「体色や行動、生息する地域も違うときがある」
「早く見てみたいな」
無謀かな?まあいいそんなに現れるモンスターじゃないしな。
「で、体力、攻撃力、その他もろもろ全ての能力が上がっているから、下位の装備ではだんだん太刀打ちできなってくる」
まだライトの装備は弱い。武器のヴァルキリーブレイド改はまだしも、防具のバトルシリーズは下位の防具の中でも強いとはいえない。
バトルシリーズは鉱石等を多く使いモンスターの素材をあまり使っていない。その分作りやすいが防御力がそこまで高くない。これでは無理だろう。
「そして、今回は上位の鉱石を使った防具を作るために採取ツアーに来たんだ」
「なるほどね」
「お、ついたな」
話している間に遺跡平原のベースキャンプについたようだ。
「狩りを終わるときには『ネコタクチケット』を納品すれば達成できる」
「どこで手に入るんだ?」
「しばらくしたらこの支給品ボックスに届けられる」
ジルは支給品ボックスを開けながらライトに説明をした。
中には地図が4つ。以外は入ってなかった。
……一応持っていくか。
「さて行くぞ」
「今回はどこから行く?」
「エリア1、2、4、7、8、6、5、9の順で回ろうと思っている」
「鉱石がとれるところ全部回るんだな」
「そうだ。効率よく回った方がいいからな」
と言って歩いている間にエリア2に着いた。
「ここには採掘できる場所は無かったよな」
「あぁでも虫がいるからとっておけ」
「はーい」
ライトが虫あみを降っている間も、絶えず周囲に注意を巡らすジル。採取ツアーとは言え、大型モンスターが出る確率は皆無ではないからだ。
そんなことをしているうちに、ジルの回りには数匹の小型モンスターが群がってきた。
クンチュウという盾虫である。ダンゴムシのように丸まり、その固い背中でハンターの攻撃を防ぐ。しかし、腹を柔らかく一度ひっくり返せば倒すのは容易い。
それよりも厄介なのが、大型モンスターに張り付くということ。張り付いている場所は、鎧をまとっているかのように弾かれてしまう。回復中や武器を研いでいるときにも攻撃をしてくるので、厄介なモンスターだ。
ライトが虫をとっている間に素早く片付ける。
ジルが最後の一匹を掃除したのと同時にライトの方も終わった。
「じゃあ次いくか」
クンチュウの剥ぎ取りだけすまして、エリア4へと向かう。
「どうだ、下位の時と剥ぎ取れる素材が違っただろ?」
「うん。上質そうなのがとれた」
「それが上位の特徴だな」
「あ、あったぜ採掘ポイント」
ライトが指を指したその先には、鉱石の塊が露出をしていた。
「早速とってくるぜ」
あっ、先に行っちゃった。回りにジャギィ達がうろついているというのに。
またしても回りの掃除作業に追われるジル。小型モンスターを倒すことを掃除といってしまうのはもう仕方ないことである。
「カブレライト鉱石ってのがとれたぜ」
「よかったな。それがもっとたくさんいるから、できる限りとっておけ」
「ん。さて次行きましょう」
その時。
ブウゥゥゥゥーン
虫の羽音がエリア4に響いた。
「あれ?この音は……聞いたことがあるような」
めんどくさいな。
「ライト走るぞ」
「えっ?なんで」
「いいから」
説明はあとでいいだろ。
そうこうしているうちに音の原因が現れた。
一度ゲネルセルタスを討伐したときに出てきた、アルセルタスである。
ジルとライトは気づかれないようにエリア7にいこうとする……が。
「は、は、は、」
ここでくしゃみ!?お約束過ぎるだろ。
くしゃみを見切ったジルは、素早くライトの腹に拳をめり込ませる。
「は~!く、ぐほっ!!」
みぞおちに入ったそのパンチは、見事にライトのくしゃみを止めた。
だがアルセルタスに見つかり、ジルは気絶したライトを担いで走ることになったとさ。
次回どうしよっかな~