ほうこうが漢字になってないのは許してください。なるべく早く直します。
では、どうぞ
ジルたちは、ナグリ村に向かうとあるキャラバンの一行にのせてもらっていた。
「う、うえぇぇ~。吐きそうなんだけど」
「こっちに吐くなよ?」
「そんなこと言われても~、うっ!」
乗り物に負けるライト。震動とライトの相性は最悪のようだ。
集会所をあとしてから、このキャラバンにのせてもらうように頼んでそのままリリスを探した。
しかし、見つかることなく夜が過ぎ朝にふらっと現れた。
袋一杯のシモフリトマトを持って。
そして、現在は夜。やっと半分ほど来たところだろうか?
ジルとライトは最後尾の同じ部屋に、リリスはジルたちの一個前に。
「や、ヤバいです師匠。もう限界です」
「あ~もうウザイ!外に吐け」
そう言った途端即窓に近寄り……
あ~あ、本当に吐いちゃった。誰かが踏みませんように。といってもここは砂漠。来るやつもそんなにいないだろう。
「はぁ、スッキリしたぜ。寝るわ師匠」
「はいはいお休み」
もう寝息が聞こえてくる早い。
俺は寝るわけにもいかないしな。護衛を約束にこのキャラバンにのせてもらっている。寝てたら警備が勤まらん。
変化はない……ん?
辺りの雰囲気が変わる。これは狩り場の雰囲気。特有の緊張感が漂っている。
「ライト起きろ!」
と言いながらライトの顔を蹴り飛ばす。もう掛け声だけでは起きないことは知っている。
「おまえは前に行って御者を守れ!途中でリリスも起こしてこい!」
そう怒鳴ってジルは上に上がり外を見回す。
周りに、1、2、3、4、5。結構いるな。
気配を感じとってモンスターの数を見極めるジル。その技は熟練者ならではだ。
「ここより前には行かせちゃダメだな」
砂嵐によって見えなかったモンスターの姿が、キャラバンを襲いに来ることで明らかとなる。
モンスターたちの正体は小型モンスターのジャギィ。
走りながらとびかかってくるやつを大剣で振り落とす。
何びきか倒した時にリリスが到着。すぐにヘビィボウガンを構えジャギィを射撃する。
倒しても後ろからまた来るため、周りにいるジャギィの数がゼロになることはない。
それでも減っていっているのはジルたちにも感じられた。
ついにはボスが登場する。
ドスジャギィ。こんなところにいるのは珍しい。人が完全にモンスターの行動範囲を把握しているわけではないから、珍しくはないかもしれないが。
ドスジャギィは現れて早々キャラバンにとびかかってくる。
さすがに勢いがついた、それも小型モンスターのジャギィとは比較にならない体重、力を持っているドスジャギィをジルといえど押し返すことはできなかった。
「くっ!」
なんとか押し返そうと試みるも、暴れることによってなかなか押せない。
リリスは少し離れたところで撃っていたため、すぐに助けることができない。
その時ドスジャギィと目があった。相手が目があったと認識しているかは怪しいが、その目は通常とは違った。
どう違うかは正確にはわからない。でも、確実に感じる何か、より大きなものに怯えている。
大型モンスターの中でも、弱い部類に入るであろうドスジャギィ。
それでも怯えさせることは、恐暴竜イビルジョーでも不可能だろう。
人でも感じられるほど怯えているドスジャギィに気をとられるジル。
そこをリリスがヘビィボウガンで殴り飛ばし解放する。
不意を疲れたのかあっさりと飛んでいくドスジャギィ。
「大丈夫ですの?」
「あぁ、それより何かおかしな気配を感じた、あのドスジャギィから。まるで何かに怯えているような……」
ゴアァァァァァァァ!!
「「っ!!」」
モンスターの咆哮。それもドスジャギィのではない。
「このほうこうは?今まで聞いたこともないですわ……」
ジルには何かが腑に落ちなかった。
姿も気配も感じられない以上かなり距離があると思っていたが、この音量では……まさか!
「リリス!逃げるぞ。とにかく前に行け!」
ゴゴゴゴゴゴオォ
ヤバイ。きた。
咆哮は衝撃波を起こし砂漠には波紋が伝わる。砂を巻き上げ波のように襲いかかってくる砂塵。
こればっかりはどうにもならない。相手が自然じゃないか!!
自然を武器にするモンスターはほとんどが古龍だ。この原因も古龍の仕業?
なんとか凌ぎ砂塵が消滅するのを待ったが、被害は甚大。最後尾は全壊し、他のところも壊れている部分が多々あった。
あれはいったい……
砂塵が通りすぎた砂漠には疑問しか残らなかった。
謎のモンスター。感ずいている人が多いかも知れませんが……敢えて書かないでおきましょう。