厨二病の悪魔   作:タンペペン

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お久しぶりです

モチベが上がったので投稿します

所々おかしい部分があると思います。

所詮子供が書く文章なので生暖かい目で見守って下さい


第12話

 

何て悪趣味なんだ、と僕は心の中で舌打ちをした。

 

 

 

 

 

 

 

『母さん母さん!!初めての小学校でさ!◇◇君って言う子とお友達になったんだ!!』

 

あら!!よかったね~!!

 

『うん!!よかったよ!!えへへ、不安だったけどこれから楽しみになってきたよ!!』

 

そのスクリーンに映っているのは、『俺』が小学校入りたての頃の思い出。

 

さっきまでは、幼稚園の頃の思い出だった。

 

つまり、この『夢』は『俺』の思い出を、『映画』のように生まれた時から順に映していくゴミみたいな悪夢だ。

 

一体誰が自分が生まれてから死ぬまでをダイジェストで見せられて喜ぶのだ。

 

「くそったれが……!!」

 

 

もしも神様がいるのなら、そいつは人の心がない屑野郎だ。カスだ。ゴミだ。

 

もう僕は前世を捨てたいんだ。

 

思い出したって、辛いだけなんだ。

 

なんでまた思い出させるんだ。

 

クソ。クソ。クソ。……クソ!!!

 

なんでだ!?なんでだよ!!こんな記憶要らないんだよ!!消えろよ!!馬鹿野郎!!!

 

 

……でも、そんな思いとは裏腹に、僕の手は『思い出』に伸びていく。

 

 

 

ああ

 

 

『小学生』

 

 

ああ

 

 

『中学生』

 

 

 

母さん

 

『高校生』

 

 

父さん

 

 

『大学生』

 

 

あ……掴めそう

 

 

『新入社員』

 

 

 

戻りたい

 

 

 

 

戻りた……

 

 

 

 

『死亡』

 

 

 

 

 

 

直後、僕の身体が硬い何かにぶつかった

 

 

 

そして、身体は宙を舞い……

 

 

 

叩きつけられた。

 

 

 

 

この感覚は、二度目。

 

 

 

 

ーーーー死

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ!?!?!?!?!?!?」

 

 

「ひゃあ。どうしたのかな、トウチ君?」

 

 

まきまさん、まきまさんだ。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

 

「……どうしたの?何があったの?怖い夢でも見たの?」

 

まきまさんまきまさんまきまさんまきまさんまきまさんまきまさんまきまさんまきまさんまきまさんまきまさん

 

 

「まきまさんっっ!!!」

 

まきまさんに抱きつく。

 

自分が、生きている事を証明するような温もりを求める。

 

もうどう足掻いても絶対受けられない母親の愛を、それでも求めようとして。

 

「怖かった、寂しかった、死にたかった……まきまさん、僕から離れないで……まきまさん……」

 

 

「……ふふ、捨てないよ。私の可愛いトウチ君。君に愛してもらえて嬉しかったから。だから、トウチ君ももっと私を、私だけを愛してね」

 

「まきまさん……当たり前です……ああまきまさん……」

 

 

「……ふふ、これが、家族……♡お互いに求めあい、愛し合う関係性……♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

そして時は経ち……

 

 

「お前を捕まえてよぉ!!マキマさんにつきだせばさぁ!!マキマさんともっっと一緒に居れるよなぁ!!あわよくばあんな事やこんな事……だからアンタを捕まえるぜぇ俺はぁ!!」

 

「何言ってんだこの馬鹿野郎!!あの岸辺さんが殺されかけた相手だぞ!?それに」

 

「ワシもじゃ!!アイツからはとても良い血の匂いがする!!嗅いでるだけでクラクラしそうじゃ!!」

 

 

【悲報】ワイ氏、主人公から狙われる

 

悪魔狩るのに少し手間取ったのがいけなかったのか……?

 

 

なんで出会うんや……こなくそぉ!!!

 

《あれがトウチ……》《初めて見た……》《ヒッ……こっち見た……怖い……》

 

周りに人だかりが出来てるから逃げらんねぇ!!逃げようとしたらまた詠唱せなあかん……

 

いや恥っっっず!!!

 

『オラっ!!詠唱しろっ!!厨二病としての責務を全うしろっ!!そしてコロセっ!!』

 

……コロセって言った?

 

『当たり前だ。アイツは……邪魔なんだ』

 

え……嫌ですけど

 

『……は?』

 

いやだって自分の過去自体がシリアス過ぎるのにその癖何も考えずシリアスをぶち壊してくるとかカッコいいじゃん!!出来れば仲良くしたい位だ!!!お前のせいで無理だけどなぁっっ!!

 

『だめだ』

 

なんだよ!?別にいいじゃん!!

 

『……チェンソーの悪魔は殺さなきゃいけない』

 

は?ふざけんな!!!人殺しになりたくないしデンジ殺したら色々と詰むんだよ!!嫌だよ!!

 

 

 

 

 

『……わかった。私が殺る』

 

 

 

……へ?

 

 

なんだ、意識が……

 

 

『主導権を渡してもらった』

 

 

てめ……ふ、ふざけん……な

 

 

あっ……

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

運が悪かった。それだけなのだ。

 

 

 

二度目のトウチとの邂逅。永遠の悪魔を討伐して間もないというのに……しかも今回は馬鹿二人が一緒だ。運が無さすぎる。そしてその馬鹿二人は今にも奴を攻撃しそうだ。奴にとって面倒な事この上ないだろう。もしかしたら攻撃してくるかも知れない。もしそうなったら……

 

(まだ、まだ俺は銃の悪魔を殺していない……!!)

 

それなのに奴は……

 

「一向に動かない……?」

 

普段だったらすぐ逃げる筈……何故?

 

 

「どうしたどうしたぁ!?……ビビっちまって動けねぇかぁ!!!ギャハハ!!」

 

「だったらワシから仕掛けさせてもらうぞぉ!!」

 

「ちょっ待て!!やめろ!!」

 

 

「これでウヌの血はワシのもんじゃあ!!」

 

勝手な行動するなーーーそう言おうとした時、何かが聞こえた。

 

 

 

『……約束された(エクス)ーーー』

 

 

 

「は?」

 

 

何だあれは……?巨大な……光の柱?

 

 

本能が訴える

 

 

 

 

 

 

ーーー死ぬ

 

 

勝利の剣(カリバー)

 

 

 

瞬間、太陽かと見間違う程の極光がーーー

 

 

 

ーーーー()()()()()に降りかかった。

 

 

 

 

(なっーーーー)

 

 

「デンジ!!!」

 

 

 

クソ、クソ、クソ!!!コイツもデンジが目的なのか!!それに何なんだ!!あの光の柱は!!どんな悪魔だったらあんな芸当できるんだ!!

 

なにもわからない、だが、アイツは……北白川トウチは……完全に我々の敵になってしまった……それだけが分かる

 

デンジは……

 

 

「あっぶねーー、死ぬ所だったぜ」

 

 

……どうやら、道路の窪みに隠れて助かったようだ

 

 

……だが、安心したのも束の間。

デンジの後ろ数百メートルが全て消し飛んでいる事に気が付いた。

 

それを見た瞬間、その場に居る人間が息すら満足に出来なくなった。

 

 

()()大通りで道路に沿うように奴のエクスカリバーが放たれていて、そして既に住民が避難していた為、死傷者は出なかったようだ。

 

 

 

(あり得ない、これはまるで……

 

 

 

 

兵器……ッ!!)

 

 

 

人生で一度あるかないかの悪寒を感じていたその時

 

 

『……私はチェンソーだけを殺す、他は興味ない。失せろ。』

 

奴が言葉を発した

 

 

「なにっ……!!」

 

「はぁ?オレぇ?」

 

「モテモテじゃのう!!」

 

 

コイツも、デンジを……?

 

 

『繰り返す。チェンソーだけを殺す。他は失せろ。』

 

 

……デンジ……お前なんなんだよ……やたらめったら悪魔を寄せ付けて……でも

 

「デンジィ!!逃げろ!!コイツはパワーと二人で食い止める!!」

 

 

まだデンジを死なせる訳には……いかない……!!

 

 

「はぁ?やだね」

 

 

は?

 

 

「アイツがだってよぉいきなりビームぶっぱしてきてよぉ……死ぬ所だったんだぜぇ?ムカつくよなぁ!!」

 

 

「……本音は?」

 

 

「いいなぁ!!ビーム!!俺も欲しいなぁそれ!!ちょーかっけぇ!!」

 

 

……馬鹿だ、コイツは本物の馬鹿だ

 

 

「……決めたぜぇ!!」

 

 

デンジがスターターロープを引っ張り、チェンソーの起動音が鳴る

 

 

 

 

 

 

「お前負けたら!!そのビーム!!オレんもんなぁ!!」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

先に動き出したのはデンジだった。

 

 

「ギャハハッ!!」

 

彼のチェンソーが唸りを上げながら、厨二病の悪魔の首へと弾けるように走りだした。

 

 

『……我は放つ光の白刃』

 

瞬間、光と熱の波動の刃がデンジを襲う。

 

「っ~!?アッッちぃ!!」

 

少し外したのを確認すると、今度はどこからか双剣を取り出しーーー

 

「よそ見しおったなぁ!!ウヌの血はワシのモンじゃあ!!!」

 

 

ーーー頭に血で出来たハンマーが降りかかって来た。

 

『……チッ』

 

それを軽くいなし、厨二病の悪魔が取り出したのは天彗龍と呼ばれる龍の双剣。

 

 

『……鬼人化』

 

 

赤いオーラを纒った悪魔の身体能力は大きく向上する

 

 

 

「うおおお!?なんだそれ!?うおっ!?」

 

デンジをパワーにぶつかるようにぶっ飛ばし、そのまま追撃の姿勢を取る

 

 

「ちょっワシの邪魔をするなデンジ!!」

 

「うるせえ!!わざとじゃねぇんだよ!!」

 

 

少しの隙が出来た所に二つの剣で切りかかーーー

 

 

「コン!!」

 

 

ーーー下から巨大な狐が彼の悪魔の左足を食いちぎった

 

 

『!!!!』

 

 

足を失い、彼の悪魔のバランスが空中で崩れる

 

 

 

「オラぁ!!」

 

 

 

「これでワシの勝ちじゃあ!!」

 

 

 

左右からデンジとパワーが斬りかかるーーー

 

 

 

『っ完全防御革命(パーフェクト·ディフェンス)!!』

 

 

ーーーが。防げなかった。

 

 

 

『!?!?!?』

 

 

 

デンジのチェンソーが身体を貫き、パワーのハンマーが腹部を撃つ。悪魔は壁へと叩きつけられた

 

 

「やったぜぇぇぇぇ!!!」

 

 

「血!!血!!血!!」

 

 

「ウソだろ……」

 

 

完全防御革命は……『特殊勝利』に対するメタ……つまり、生物的に真っ当なダメージは防げないのだ。

 

 

『……っベホマラー!!ルーラ!!』

 

 

「……あっ!!逃げやがったあの野郎!!なんか空飛んで逃げやがった!!チクショウ!!」

 

 

「ワシはこのウマすぎる血が飲めたから満足じゃ」

 

 

 

「……疲れた」

 

 

 

 

 

 

 

 




書いてる内に「これ虎杖悠二じゃねぇか」と思いました
許して……
戦闘描写をもっと上手くしたいですね
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