ブルー・ホースマン   作:堂廻り 眞くら

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第四話 悔恨

 

 

 僕たち中央トレーナーに夏休みなどない。

 真夏の暑い日差しの中、こう何度も出勤させられていると、嫌でも思い知らされる。何せトゥインクルシリーズやドリームシリーズは夏休みでも絶賛開幕中なのだ。当然トレーナーたちは彼女たちに付き添ってトレーニングやレースを見てやらなければならない。休みなどない。

 

「暑いな~。エアコンついてるのかコレ」

 

 昼下がりのトレーナー室。

 竹中さんが手で首元に風を送りながら、うだるような声色をだした。トレーナー室には、今は昼休みだというのにも関わらず、何人もの同僚たちが暑さを堪えて業務に勤しんでいる。しかし皆自らの仕事に没頭していて、誰も竹中さんの独り言にも似た問いかけに答えようとしない。仕方なく近くにいた僕は席を立って、入り口に備え付けられているエアコンの操作パネルを調べる。

 

「28度に設定されてますね」

「4度くらい下げてくれぇ~」

「ダメです竹中さん」

 

 竹中さんの言葉を聞いていたらしい福良さんが口をはさむ。

 

「電気代の無駄ですし、冷やし過ぎは体に障りますよ」

「そう、だな……」

 

 竹中さんは、口ではそう言いつつこちらに胡乱な、何かを訴えかけるような目を向けてくる。仕方ないので、エアコンの設定を28度から26度に変えておいた。

 

「そんな奴の言うこと聞く必要ないっすよぉ」

 

 杉原が汗で濡れたシャツをぱたぱたと仰ぎながら、更に口をはさむ。

 

「風邪ひいても知らないわよ。あ、でもバカは風邪ひかないのか」

「ああン!?」

「はいはいストップストップ」

 

 僕が身体を張って睨みを聞かせていた二人の間に割って入り込むと、二人は渋々といった体で身を引いた。

 最近思うのだが、こいつら実は仲がいいのではないだろうか。

 

「……ん?」

 

 ふと杉原のデスクに目がいった僕は、そこで杉原がタブレット端末で何やらドラマのようなものを見ていることに気が付いた。彼は普段、昼休みだろうが脇目も振らず仕事しているワーキングジャンキーの一人だっただけに、珍しい光景だった。

 

「何見てんだ?」

「知らないのか?「オグリのグルメ」だよ。今超絶人気の飯テロ系テレビドラマだ」

 

 興味本位で尋ねたところ、以上のような返答が帰ってきた。僕は杉原の言葉に首を傾げた。

 

「オグリって、オグリキャップのことか」

「おお、そうだよ。さすがアイドルウマ娘だよな。テレビでも大人気だぜ」

「それに番組自体も面白いからね」

 

 「え?」と杉原と声をそろえて振り返ると、福良さんがこちらも見ずに話しかけているのが分かった。

 

「……もしかして、お前も見てるのか?」

 

 杉原が福良さんにそう問いかけると、福良さんが小さく首肯する。

 

「まあね」

 

 そっと福良さんの机の上を覗き見ると、オグリキャップのぱかプチが座っているのが目に入った。

 

「そんなに面白いのか」

 

 僕の感心したようなつぶやきに、福良さんはニヤリと笑って応える。

 

「うん、面白いわよ。だからと言って職務中に見るようなバカはしないけど」

「今は昼休みだろ……っ!」

 

 杉原の歯がキリキリと不快な音を立てる。

 

「「オグリのグルメ」か……。俺も見てるぞ、それ。確か今度大阪でロケするらしいから、興味があるんだったらみんなで見に行ってみるか?」

 

 どうやら竹中さんも某TVドラマの視聴者らしい。それで竹中さんは話の折に、僕と杉原にそんな提案をしてきた。

 

「確か今度の遠征で大阪に行くよな」

「あ、いいですね!」

 

 と、そうやって杉原の竹中さんが二人して盛り上がって雑談に華を咲かせる中、僕は二人を置いて一人考え込んでいた。

 

 オグリキャップ。

 

 彼女の幻影が僕に何を望んでいるのか。僕にはそれが目下の悩みだった。

 ……竹中さんの今回の提案はいい機会かもしれない。

 

 

 

 

 

 普段は車を使って移動するためあまり利用しないのだが、都合上何度か使わざる得ないバス。時間帯によっては恐ろしい混み方をするので心情的にはあまり使いたくないのだが、仕事なので仕方がない。

 という経緯で乗り込んでいたバスの中。後部座席に座る僕には、バスに乗っている乗客の様子がよく見えた。高齢の夫婦に若い男が中央付近の席に座り、それから近くに小学生らしき二人組がひそひそと話し込んでいる。最前席にも二人ほど座っているが、そちらの様子は遠くてよくわからなかった。

 そんな乗客を仕事の疲れを抜くかのようにぼんやりと眺めていると、例のアレがきた。経験上こうして油断しているときに限ってくる、ということはわかっていたのだ。この頭痛は。

 

「……」

 

 痛みから逃げるように目を閉じて、再び開けた時にはもう、目の前に()()()()が立っていた。

 

「……二人同時、ってのは初めてだな」

 

 二人の幻影は、それからまるでそうするのが当たり前だという風に、無言で後部座席に座る僕の両隣にそれぞれ腰を下ろした。

 

「はぁ……お悩み事はなんだ?」

 

 大きく息を吐いて気持ちを切り替えてから、僕は二人に尋ねた。

 

「いや、別に大したことやあらへんけどな」

 

 右隣に座ったタマモクロスの幻影の言葉に内心辟易する。僕の経験上大したことじゃなかったことがないんだよなぁ。

 

「私は、父に会いたいんだ」

 

 左に座っているオグリキャップの幻影の言葉に、思わず目を見開く。おいおいどうした、本当に大したことないんだけど……。そんなに遠慮しなくても、レース出すなとか退学止めろとか、無茶言っても別に怒らないぞ。

 

「ウチも似たようなもんや」

「本当かよ……ん?」

 

 ふと両隣から目を離して正面に顔を向けると、近くに座っていた小学生くらいの二人組が、口をぽっかりと開けながらこちらを凝視していることに気が付いた。

 

「……」

「安藤」

 

 オグリキャップが全く空気を読まずに話しかけてくる。

 

「安藤、今から大阪に向かってほしいんだ。私の父は多分そこにいて……安藤?」

「あ、ああ……わかった」

 

 みるみる顎が落ちていく小学生二人を見て、一層大きなため息を吐く。というか、今から大阪に行けって結構無茶苦茶なこと言っている自覚はちゃんとある?

 

 

 

 

 

 

「すごい人だかりですね……」

 

 両手にオグリキャップとタマモクロスのぬいぐるみを抱えているラックリーターが、戦々恐々といった風な声を上げる。僕も頷いて応えた。

 

「これ全員オグリキャップ目当てかよ……」

 

 遠征で大阪にたどり着いたレグルス一行は、スケジュールの空いた時間にチームの何人かでオグリのグルメのロケ地に行こうというわけで、大阪の商店街のとある一角に集まったわけだが、そこはすでに多くに人込みでごった返していたのだ。これじゃあ人の壁が邪魔で近づくこともできない。竹中さんたちともはぐれてしまうし……。

 

「もう下宿に帰った方がいいんじゃないか?」

「うーん、一回オグリキャップさんを生で見たかったんですけどね」

「学園にいれば、いつかは見れるだろ」

 

 しかしラックリーターは首を横に振った。

 

「それがそうでもないらしいんですよ。レースに加えてタレント業、今や彼女はあらゆる業界で引っ張りだこですから、もしかしたらこのまま学園を中退しちゃうじゃないかって学園で専らの噂なんです!」

 

 中退か……。おそらく今が人気の絶頂であろうオグリキャップなら、それも選択肢としてはありなのかもしれない。

 

「しかしオグリキャップに会えないのは、困るな……」

 

 色々聞きたいことがあったからわざわざ足を運んだというのに、まさかここまで人気の勢いがすごかったとは思わなかった。

 

「あ!興味がないような顔して、やっぱりトレーナーさんもオグリキャップのファンだったんですね!」

「あ、ああ、うん、まあ」

 

 もうそういうことでいいよ。

 

「安藤、安藤」

 

 そんな折に、横から脇腹をつついてくるオグリキャップの幻影に、僕はいぶかし気な視線を送ってやる。人前で話しかけるのはやめろと言っておいたのに。

 

「言い忘れていたんだが、私たちは今はここにいないんだ」

「えっ?」

「どうしたんですか?」

「あ、いや、何でもない」

 

 隣で小首を傾げるラックリーターに聞こえないよう、小声で幻影に囁く。

 

「おいおい、どういうことだよ」

「……安藤、どうしてそんな小声で話しかけてくるんだ?周りが騒がしいからもっと大きな声で話してくれないと困るぞ」

「お前な……」

「いや、実はだな、この時ロケの時間が大幅にずれたんだ。人だかりが酷くて私たちの乗っている車が駐められなくて」

「なるほど」

「私が車の場所まで案内しよう、ついてきてくれ」

 

 そういって幻影は人込みとは逆方向に歩き始めた。

 

「ラックリーター、ちょっとついてきてくれ」

「え、どこ行くんですか?」

 

 僕が少しだけ声を潜めて「実は、オグリキャップの居場所に少し心当たりがあるんだ」というと、ラックリーターは目を輝かせてノコノコとついてきた。ありがとう、そのままいつまでも素直な娘でいてくれ。

 

 

 

 

 

 

「あの車に二人が乗ってるはずだぜ」

 

 そういいながら閑散としたコインパーキングに駐車している複数の白塗のバンを指さすと、ラックリーターが疑り深い目を向けてきた。

 

「ええ~?本当ですか~?」

 

 それは他でもない僕自身が確認したいことなのだけども。

 しかしそんなことを彼女に言っても仕方がない。

 

「……あ」

 

 それらの悩みは杞憂に終わった。突如バンの扉が開き、中から一人のウマ娘が顔をのぞかせた。

 

「タマモクロスさん!本当に中にいた……」

「よかったな」

「あの、サインもらってきても大丈夫ですかね?」

「迷惑はかけるなよ。あんまりはしゃぐと逃げられるかもしれないからな。写真撮ってSNSに上げたりとか、するなよ」

「わかってますって」

 

 言いながら、ラックリーターはウキウキの足取りでバンに近づいていった。

 

「……」

 

 それをしっかりと見送ってから、僕は隣に立っていたオグリキャップの幻影に顔を向けた。

 

「で、本当にここにお前の父親が現れるのか?」

「ああ、確かにここだった。車窓ごしに見えただけだったが、間違いない」

 

 僕は再び、バンの方へ眼を向けた。バンの中から数人が出てきて、ラックリーターの前に屯しているのが見える。その中にオグリキャップとタマモクロスがいた。二人がラックリーターの持っていた複数のぬいぐるみに何やら書き込んでいる様子から、どうやら交渉には成功したらしいことが伺える。

 

「……一つだけ言っておかないといけないんだが」と、前置きしてから、「これまでに何度か、お前たちの幻影の記憶と、実際に起こった事象、に若干食い違いが起きたことがままあるんだ」

 

「つまり、私の父がここに現れない可能性もある、ということか」

「そうだ……」

 

 それ以降、僕と幻影は特に再び言葉を交わすことなく、しばらくの間沈黙が走った。ふと、いつかあった福良さんとバス停でばったり会った日のことを思い出した。あの時もこんな感じの空気が流れていた。

 

「……あのさ、そろそろ詳しい事情を聞いてもいいか?」沈黙に耐えきれなくなった僕は、気づけば幻影に話しかけていた。「どうして自分の父親と会うのに待ち伏せじみた真似をしなければならないんだ?」

 

 野暮なことを聞いたかもしれない。しかしこれ以上事情を把握しないまま事に協力していては、いずれ思いがけないすれ違いが起きるかもしれない。せめてなぜ父親に会うのにこんな面倒な手順を踏まなければいけないのかくらいは聞いておきたい。どうせ耳障りのいい理由でないということはわかっているのだ。

 

「……私は、今まで一度も父に会ったことがないんだ。正確にはずっと小さかった時には一緒に暮らしていたらしいのだが、少なくとも私が物心つく頃には父はいなくなっていた」

 

 なるほど、そのパターンね。

 

「父がなんでいなくなったか、お母さんは何も教えてくれなかったし、父に関係するものも家にはほとんど残っていなかったんだが、一度だけ写真に写っている父を、たまたま目にする機会があったんだ」

「だから人相を知っていたわけだ」

「ああ。この時、ここで奇跡的に父を見かけた時は、とっさのことで何も行動を起こさなかったが、今にして思えば、これが父と会って話をする最後のチャンスだったんだ」

「最後?」

「しばらくたって父が亡くなって、次に会ったのは父の葬式だったんだ。そこで、ほとんど赤の他人に等しい父の死に顔を見ているうちに思ったんだ。「どうして一度でもいいから会って話をしようと思わなかったんだ」って」

「……」

「ずっと心の隅のほうで後悔していた。だから、私は父に会って話がしたいんだ」

 

 その話を聞いた僕は、正直、会うべきではないと考えた。どうせあっても碌なことにならない。オグリキャップの父親は、結局のところ死ぬまで娘にもう一度会おうとは思わなかったわけだ。そんな親に会って話をして、実りのある結果が得られるとは思えなかった。

 オグリキャップは親である父に何やら特別な縁を感じているみたいだが、それは勘違いだ。僕くらいの歳になると嫌でも気が付く。親が特別なのは、自分が子供の時までのことで、自立するとそれまで特別だったはずの親が、実はなんて事のない他人の内の一人になってしまう、ってことに。オグリキャップはもうすでに十分自立している。彼女に今さら父親が必要ないだろう。

 

「それでも、だ。それでも私は……」

 

 と、オグリキャップが何かを言いかけた時のことだった。

 一台の一般車が僕たちのいるコインパーキングの近くを通りかかった。その車に目をやったオグリキャップの幻影が、ポロリと呟いた。

 

「あ、あれだ」

 

 幻影が続けざまに叫ぶ。

 

「あの車に乗っている人だ!あれが父だ!」

 

 どうやら今回は『食い違い』を起こさなかったらしい。ホッと胸をなでおろすと同時に、身構える。彼との接触は、彼が車をこのコインパーキングに駐車して車から降りたその時だ。その時に彼に確実に接触する必要がある。

 頭の中で、どうすれば彼に警戒心をなるべく与えずに連絡先を入手するかを何度かシミュレートしていた、その時。予想だにしないことが起こった。

 

「お、おいおいおい、あの車、ここのコインパーキングに入ってこないぞ!?」

 

 あろうことか、件の車は少しだけ惑う素振りを見せた後、コインパーキングの入り口を通り過ぎたのだった。

 

「どうして……、前はここに、確かに!」

 

 幻影の嘆きを他所に、僕はハッとしてコインパーキングの駐車場に目を向けた。駐車場は複数のバンの中から人が出てきて、ラックリーターの近くを屯していたた先ほどのままの様子だ。

 

「もしかして、駐車場のあの人だかりを見て、駐車を渋ったのか?」

 

 サインをもらうために僕がラックリーターを連れてきたせいで、食い違いが起こってしまった、ということなのだろうか。

 

「あ、安藤!車が……」

 

 そうこうしているうちに、父親を乗せた車は遠くへ行ってしまった。車が相手じゃ今さら走って追いかけても無駄だろう。

 

「いって、しまった……」

 

 幻影はがっくりと肩を落として項垂れた。

 

「わ、悪い。俺があいつを連れてきたから……」

 

 しかし、これはどうしたものか……。

 

「もう父に会うことはできない、な」

「いや、そんなことはない」

 

 完全に諦めムードの幻影に、僕はそういって励ましてやった。嘘じゃない。ちゃんとした次点の策が、あるのだ。

 

「本当か!?」

「ああ。父親のフルネームはわかるか?」

「あ、ああ」

「そうか、……名前、それからさっき記憶した乗っている車の車種にナンバー。そして車を使ってるってことは、この周辺、車で移動できる範囲に住んでいる可能性が高いということ。これだけの情報があれば十分だろう」

「探せる、のか?私には難しいように思えるのだが……」

「俺たちじゃ無理だな。でも、それができそうな、人探しの得意そうな知り合いがいるんだよ」

 

 と言いながらスマホを取り出した時だ。「トレーナーさーん!」と言いながら駆け寄ってくるラックリーターが目に入り、すかさずスマホをポケットに仕舞い直した。

 

「あれ、なんかあったんですか?慌てた様子ですけど」

「いや、なんもない。それよりも、サインはもらえたのか?」

「あ、はい!それはもう、ばっちり!」

 

 と言って、ラックリーターは両手のぬいぐるみ二つを僕の目の前に掲げた。ぬいぐるみの脇に、二つのサインが書きこまれていることが確かに見て取れた。

 

「よかったな……」

 

 こっちはあまり芳しくない結果だったけどね。

 

「トレーナーさんのおかげですよ。あ、そうそう」といって、ラックリーターは両手の二つのぬいぐるみの内の片方、タマモクロスのぬいぐるみを僕に差し出した。「これ、よかったらもらってください」

 

「いや、もらうのは構わないけど……でも、いいのか?それ、オグリキャップとタマモクロスの二人で一つのペアだったんだろ?」

 

 僕は、ラックリーターの持っているもう片方の、オグリキャップのぬいぐるみに目を落としながらそう言うと、ラックリーターは「大丈夫ですよ、だって、ほら」と応えながらぬいぐるみを指さした。

 

「よく見てくださいよ」

 

 そういわれて、ぬいぐるみをよく見た。

 ……あ、このタマモクロスのぬいぐるみ、よく見たら両手に小さなオグリキャップのぬいぐるみを抱えている。

 

「ね?このぬいぐるみは一つで二人分を補完してるんです。だから大丈夫ですよ」

 

 もう一つの、オグリキャップのぬいぐるみは逆に小さなタマモクロスのぬいぐるみを抱え込んでいる。

 

「そうか、大丈夫なのか」

「はい!」

 

 よくわからないけど、まあ本人がいいというならいいのだろう。

 

「ですから、はい、これ」

「……ありがとう」

 

 半ば強引に手渡されたタマモクロス(とオグリキャップ)のぬいぐるみを見ると、胸の内に奇妙な疼きを感じた。

 人に何かをプレゼントされたのが、久しぶりだったからだろう。

 

「そろそろ帰りましょうよ」

「ああ、そうだな」

 

 それから僕たちは、揃いのぬいぐるみを抱えて駐車場を後にしたのだった。

 

 

 

 

 

「見てくださいよこのぬいぐるみ。よく見ると、オグリキャップさんがタマモクロスさんの頭に噛り付いてるんですよ!カワイイですよね」

「……」

 

 それはカワイイというか普通に狂気だと思うぞ。

 

 

 

 

 

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