ABDA逃亡記!   作:創生路ハイローラー

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深夜のテンションで書いた危険な話。校正してないので読みづらいかも。


外伝 香取ちゃんとボイシくん

 こんにちは!わたしは香取。士官候補生の練習艦任務のために建造された、香取型軽巡の一隻よ!未熟なルーキー君たちを育成するために、航行性と居住性重視の設計、そして練習航海で海外に行くことを考えた大型艦橋と、立派な内装も自慢ね。鈍足で武装も貧弱だけど、一応戦うこともできるわ。

 残念ながら、練習巡洋艦としての任務にはほとんど使われなかったけど、第6艦隊旗艦として、潜水艦作戦の指揮艦として活躍したわ。

 今日は舞風ちゃんと一緒に、トラックまでお使いに行ってるの。あまり縁起のいい組み合わせじゃないけど、舞風ちゃんは大好きよ。

「でさ、大活躍のアメリカの子達は舞鶴の教育部隊に送られちゃったの」

「ふーん。練習艦隊なら私がやるのに」

 トリガーのひき方教室なら私の専門だし。

「ほんとにね、あれくらい能力があるなら今すぐにでも前線に欲しいのに、司令部も何考えてるんだか・・・ん?あれって」

 舞風が海に浮かぶ人型を見つけた。艦娘か深海棲艦のどちらかだろう。

「敵・・・じゃないよね?」

 私は双眼鏡を取り出して覗き込んだ。

 

 

「いやー、最初はどうなるかと思ったけど、やってみると何とかなるもんだな」

 俺はパナマからの輸送船団を護衛しながら一人ごちる。ラングレーが起業して(ABDA最終回参照)一時はどうなるかと思ったが、シンガポール封鎖で輸送需要が予想以上に高くなっていたことから、軍需関連を中心に仕事が舞い込んで大忙しだ。

「社員もだいぶ増えましたからね。エムデンでしたっけ?ベンガル湾でラングレーが拾った子、あの子も今じゃトップセールスです。しかも補給は深海棲艦の輸送船団襲って調達するからコスパも安いし。私も頑張らないと・・・」

 スチュワートが言った。ラングレーがいつの間にか連れて来る社員によって、増え続ける仕事にもなんとか対応している。シンガポールが奪還されればインドや地中海にも進出できそうだ。

「シドニーまであと半分。これ終わったら休みとるか・・・ん?」

 遠くに人影だ。輸送船を連れているので敵ではないだろう。この海域は日本軍が支配してるから、そっちの船団だろうか。

「打電だけしとくか?いや、ラングレーに艦娘にあったらとりあえず挨拶しろって言われてっからな。仕方ないか。スチュワート、通訳頼むぜ。船団へ、警戒はそのまま、相手船団に接触する」

 輸送船に信号機を上げさせて、こちらに敵意のないことを示すと、接触を試みた。すると、向こうの方から近づいてくる。向こうの代表者の軽巡(?)は見たところなりは立派だが、それほど強そうじゃない。

「こんにちは。PMCのスチュワートと申します。日本の皆さんにお見知りおきいただきたく、不躾ながら挨拶させていただきます」

 スチュワートが挨拶していた。しかし、向こうの軽巡は、私に興味があるのか、しきりに話しかけていた。

「おいおい勘弁してくれ、俺は日本語はわからないぞ・・・」

 私はスチュワートに通訳を頼もうとした、スチュアートは顔を真っ赤にして目を背けて、話そうとしない。

「おい、スチュワート。何やって・・・ひぎぃ!?」

 俺はらしくもない声を上げてしまった。なぜなら、あの軽巡が俺の胸部装甲に手を伸ばし、激しく揉みしだき始めたからだ。

 

 

「ちょっ、香取さん。まずいですよ!」

 舞風が困った様子で止めにかかるが、私は手を止めない。ここであったが百年目、今日こそ彼女を堪能してやるんだからね♡

 彼女と出会ったのは忘れもしない1941年11月28日。今日と同じくトラックに向かっていた時だ。偶然すれ違った彼女に私の心は一目で奪われてしまった。三連装五基の堂々とした威容。こけおどしの私とは違った本物の軽巡の姿は私の脳裏に焼き付いて離れない。私の素体がちょっとアレな性癖だったこともあって、彼女に会いたいという欲求が日々募っていた。

 あの時は開戦直前で一触即発の状況であったが。今はそうでない、つまり私は・・・グヘへ、合法的に彼女とイチャイチャできるのだ!

「ヒャッハー!本物の軽巡だぜぇ!」

 私は彼女に触ろうと飛びつく。頭ではあの雄々しい三連装砲に手を伸ばそうとしたが、素体の本能が邪魔をして胸に手がいってしまった。鍛えあげられた弾力のある胸の感触が伝わる。うん、こっちの方がいいかも。

「○××!・・・あぁ//」

「もっと顔見せて(ハアハア」

 顔をそむける彼女の首筋を舐め回す。うなじから背中に伸びる大きな傷を見つけた。よく見ると体中傷だらけだ。

「苦労してきたのね・・・ますます気に入ったわ」

 私は彼女の艤装の付け根を探ろうと、お尻に手を回した。

「!?○○!!」

「きゃ!?」

 だいぶ感じちゃってると思って油断してた私は彼女に突き飛ばされてしまった。真っ赤な顔を帽子で隠し、砲塔を私に向ける。やだ!?撃つの?撃っちゃうの!?それもいいかも!

「きゃああ、もっとやってええええ!」

 私は両手を広げて撃ちこんでもらえる体制を取る。ところが、彼女は体中から煙を出して、そのまま消えてしまった。

「逃げられちゃった・・・でも、ますます好きになっちゃったな。今度こそ捕まえちゃうぞ♡・・・・・・でもあの子、何て名前なんだろう?」

 

 

 あの後私は提督さんにこっぴどく叱られた挙句、除隊処分になった。でも、後悔してない。なぜなら、そのあと私は・・・

「きゃあボイシちゃん。お風呂にする?ご飯にする?それともワ タ シ?」

「ちょっ、触るな。暑苦しい。ラングレー、どうしてこいつを入れたんだ?」

「ええやんええやん。うちら除いた貴重なWW2現役艦で、しかも日本海軍の子やさかい、断る理由なんてどこにもあらへん」

 私は除隊されたその足でシドニーのPMC本社に向かって、二つ返事で採用された。古いのも多いけど外国製装備は使い放題、世界各地に旅できるこの仕事はまさしく天職だ。

「ねぇボイシちゃん次はどこ行くの?舞鶴?横須賀?広州?パナマ?それともマダガスカル?」

「カルカッタだボケ!ほら、さっさと付いてこい」

 鹿島、香椎。元気にしてますか。今私は幸せです。

 

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