どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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ジャブロー上空戦

「真下に

 飛行物体とMSっ!!」

「ミライ!!」

「くっ、ダメ、ブライト!

 避けられない!!」

「総員対ショック姿勢!!」

 

切り飛ばされ爆炎と衝撃が

ホワイトベースを揺らす

 

「っ?!ブライト!!

 舵が効かないわっ!!

 制御不能よっ!!」

 

ブリッジに響く悲鳴は

 

ジャブローに降りられない事を意味していた

 

『こちら右舷機関室!!

 左舷の機関室との連絡が出来ない!!

 何があったんだっ?!

 エネルギー供給ラインが

 こっちに集中して

 エンジンが暴走してる!!』

 

向かいたいジャブローから

どんどん遠ざかるホワイトベース

 

「住民だけでも降ろさねば!!」

「こんな状態でっ!?無茶よ!?」

セイラが止めに入るが

ルナツーから便乗した

嫌な士官がブリッジから飛び出て行った

 

 

「急降下ぁああっ!!」

『やめ、んか』

 

最早、張り付いてるのすら厳しいシャア

 

視界が今度は《赤くなって行く》

 

『シャア!飛べ!!』

 

ギリギリ聞こえた声を頼る様に

ヅダも、

やっと離れられると言わんばかりに

その推力を遺憾なく発揮する

 

がしっ!!

『うし、捕まえ、ぅおっ!?

 推力が足らねぇ!!マッシュ!!』

『はいよ!!』

 

オルテガ、マッシュの

ザクSFがシャアのヅダを抱える

 

『逃げるぞ!』

『当然!』

 

鳴り響くロックアラートは

鳴りやまず

 

ただ

 

徐々に減って行った段階で

シャアは意識を手放した

 

 

「巨大兵器、今度は上から来ます!!」

「対空防御!!」

 

こうも揺れてはMSが発進出来ない

「くっ、アムロ!聞こえるか!」

テムがアムロに通信を繋ぐ

『父さん!

 ガンダムでハッチを

 こじ開けて大丈夫かなっ!?』

揺れるホワイトベースの中、

どうやってガンダムに乗ったのかは置いといて

「壁面に緊急用開閉スイッチがある!!

 それを回して上部ハッチを開けるんだ!!

 ガンダムなら通れる!!」

『わっ!?

 わかった!!やって見る!!』

「下部ランチハッチから

 誰かが勝手に飛び出しました!!」

「くっ、誰だっ!?」

「ブライト!!さっきの士官よっ!!」

 

 

「これさえジャブローに届ければ俺は英雄だ!!」

 

そう言って飛び出したのが運の尽きだったのだろう

 

 

『新人、よく狙え!!』

「はい!」

ザクSFの肩に乗せられたキャノンは

ザクⅡに繋がれた剥き出しの供給ラインと

繋がれていた

 

「ハイパワーメガ粒子砲、発射!!」

 

しかし、想定以上の反動により

照準がズレる

 

 

「あははは!!

 ざまあ見ろジオンめ!!

 このわ」

 

ズレたメガ粒子砲は

降下ランチを蒸発させた

 

 

「は、はずれましたぁっ!?」

『落ち着け新人!!

 冷却はどれくらいかかる?』

「はっ!?はい!

 あと、20秒かかります!!」

『30秒まて!

 姿勢制御を調整する!』

「了解!」

 

 

「ちっ、なんだ?今のメガ粒子砲は?」

エントリィさんは

AIに指示を出し、発射地点を拡大する

 

「ザクが2機?

 それに、なんだあのバカでか砲身は?」

 

冷却によりもうもうと

湯気が炊き込める砲身は

《次の獲物はどれだ?》

その牙を剥き出しにしているように見えた

 

「上等!!

 俺が先にこの木馬を

 墜としてやるぜ!

 もういっちょ!!」

 

エントリィイイイイイッ!!

 

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