「真下に
飛行物体とMSっ!!」
「ミライ!!」
「くっ、ダメ、ブライト!
避けられない!!」
「総員対ショック姿勢!!」
切り飛ばされ爆炎と衝撃が
ホワイトベースを揺らす
「っ?!ブライト!!
舵が効かないわっ!!
制御不能よっ!!」
ブリッジに響く悲鳴は
ジャブローに降りられない事を意味していた
『こちら右舷機関室!!
左舷の機関室との連絡が出来ない!!
何があったんだっ?!
エネルギー供給ラインが
こっちに集中して
エンジンが暴走してる!!』
向かいたいジャブローから
どんどん遠ざかるホワイトベース
「住民だけでも降ろさねば!!」
「こんな状態でっ!?無茶よ!?」
セイラが止めに入るが
ルナツーから便乗した
嫌な士官がブリッジから飛び出て行った
▽
「急降下ぁああっ!!」
『やめ、んか』
最早、張り付いてるのすら厳しいシャア
視界が今度は《赤くなって行く》
『シャア!飛べ!!』
ギリギリ聞こえた声を頼る様に
ヅダも、
やっと離れられると言わんばかりに
その推力を遺憾なく発揮する
がしっ!!
『うし、捕まえ、ぅおっ!?
推力が足らねぇ!!マッシュ!!』
『はいよ!!』
オルテガ、マッシュの
ザクSFがシャアのヅダを抱える
『逃げるぞ!』
『当然!』
鳴り響くロックアラートは
鳴りやまず
ただ
徐々に減って行った段階で
シャアは意識を手放した
▽
「巨大兵器、今度は上から来ます!!」
「対空防御!!」
こうも揺れてはMSが発進出来ない
「くっ、アムロ!聞こえるか!」
テムがアムロに通信を繋ぐ
『父さん!
ガンダムでハッチを
こじ開けて大丈夫かなっ!?』
揺れるホワイトベースの中、
どうやってガンダムに乗ったのかは置いといて
「壁面に緊急用開閉スイッチがある!!
それを回して上部ハッチを開けるんだ!!
ガンダムなら通れる!!」
『わっ!?
わかった!!やって見る!!』
「下部ランチハッチから
誰かが勝手に飛び出しました!!」
「くっ、誰だっ!?」
「ブライト!!さっきの士官よっ!!」
▽
「これさえジャブローに届ければ俺は英雄だ!!」
そう言って飛び出したのが運の尽きだったのだろう
▽
『新人、よく狙え!!』
「はい!」
ザクSFの肩に乗せられたキャノンは
ザクⅡに繋がれた剥き出しの供給ラインと
繋がれていた
「ハイパワーメガ粒子砲、発射!!」
しかし、想定以上の反動により
照準がズレる
▽
「あははは!!
ざまあ見ろジオンめ!!
このわ」
ズレたメガ粒子砲は
降下ランチを蒸発させた
▽
「は、はずれましたぁっ!?」
『落ち着け新人!!
冷却はどれくらいかかる?』
「はっ!?はい!
あと、20秒かかります!!」
『30秒まて!
姿勢制御を調整する!』
「了解!」
▽
「ちっ、なんだ?今のメガ粒子砲は?」
エントリィさんは
AIに指示を出し、発射地点を拡大する
「ザクが2機?
それに、なんだあのバカでか砲身は?」
冷却によりもうもうと
湯気が炊き込める砲身は
《次の獲物はどれだ?》
その牙を剥き出しにしているように見えた
「上等!!
俺が先にこの木馬を
墜としてやるぜ!
もういっちょ!!」
エントリィイイイイイッ!!