どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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開戦

0078年12月10日

先遣隊はサイド1・2・4へ

『避難勧告』をしに出発する

コロンブス級貨客船140隻

ムサイ20隻

『ガガウル級対空駆逐艦』10隻

『改・ムサイ級』10隻

『砲艦ムサイ』5隻が

100機のMSを積み込み

コロニーを確保する為に出発した

「コイズミ、上手く行くと思うか?」

ズムシティの官邸で指揮を執るギレン

「まぁ、どうだろ、

 連邦の動き次第じゃしくじるのは確定だろうね。」

軍需兵器開発本部局長改め

副総帥の任命を受け

ほぼ全ての軍事に関わる事になったコイズミ

「お前は失敗する前提で送り出したのか。」

「そりゃぁ、サイド1、2、4にも、

 『人間』が住んでるからなぁ、

 毒ガスと核、どっちがいい?って聞かれて

 はいそうですかと言う事聞くとは思えないしね。」

「・・・良いのか?」

「地球?別に、俺の思い出は思い出で

 変わらんよ、もう無くなるだけの事だ。」

「イカレているな。」

「そいつはどうも。」

0079 1月3日 宣戦布告を発令

月面都市グラナダを含む

サイド1、2、4へ

『最後通告を発令』

結果、サイド1は全てのコロニーが破損

使用に耐えられない事がわかった

態々、核攻撃

毒ガスを注入すると通告したにも関わらず

『大半の住民は避難しなかった』

その為、持ってきたコロンブス級貨客船は

空となり、自主避難を受け入れたのは

『5000人程』これらを乗せ、

生き残ったコロニーに移住、

サイド3へ移送された

比較的損傷の少ない

サイド2の『アイランド・イフィッシュ』を

ジャブローへ向け運搬を開始

しかし、ルナツーからの

連邦宇宙艦隊の猛反撃に合う

艦隊の練度は高くMSを投入するも

20機が小破、中破の損傷

しかし、参加艦艇全てが損傷軽微と

連邦宇宙艦隊の主力艦8割撃沈

巡洋艦をほぼ全滅に追い込み

補助艦艇も壊滅的な被害を被る

正に『大勝利』とも言えた

ただ、『アイランド・イフィッシュ』の

損傷が思ったより酷く

『中央から真っ二つに破断』

大気圏でバラバラに散って行った

前半分は『シドニー湾を形成し』

後ろ半分は広範囲に被害をもたらした

「ギレン、続けさせて大丈夫か?」

「あぁ、もはや止められん。」

1月15日

サイド5番 ルウムへ主力艦艇を差し向けた

対する連邦宇宙艦隊も残存艦艇をかき集め

双方合わせた艦艇で

一万に届く大海戦が行われた

そして、『獅子奮迅』の活躍をしたのが

『砲艦ムサイ』と『ガガウル級対空駆逐艦』だ

砲艦ムサイはその構造上直線上にしか

ヨルムンガンドを向けられないが

それを逆手に取り

『連邦宇宙艦隊』の真正面に陣取り

ヨルムンガンドを連発

マゼラン級戦艦をアホみたいに

執拗に、食い散らかした

旧・ムサイ艦隊を護る為なのか

それとも『真っ向勝負』をしたかったのか

それは現場の艦長達にしかわからない

結果、

MSを大量投入する頃には

まともな反撃が出来るマゼランはおらず

サラミス級巡洋艦が奮戦するも

ほぼ全ての宇宙戦闘艦艇はここに没した

そして『コロンブス級貨物船』を

大量に拿捕し

『余剰資材を確保出来た』

ただ、コロニーは

『奪取せず』損傷状態で放置された

1月20日

「さて、報告は聞いたが

 どうして取り逃がしてしまったのかね?」

所望、レビルの脱出

『ジオンに兵無し』のアレが起きた

目の前に居るのは『黒い三連星』でお馴染みの

ガイア・オルテガ・マッシュの

『酔いどれ3バカ』である

「ぁ~。」

「その。」

「すいません。」

ま、そんな気はしていた

どうしてあのタイミングで『脱出』出来たのか?

結局は内通者が居たのだ

結果、祝勝会と称し、

MSパイロット全員が『飲酒』

スクランブルが出来ない状態だった

気づいた時にはコムサイがパクられ

追撃しようにも

『アルコール検知数を大幅にオーバー』

逃がす結果となった

幾らエースパイロットでも

『飲酒運転して

 格納庫内を壊されたら溜まった物では無い』

「飲むなとは言わない、

 節度をもって酒と付き合い給え、

 3人の処遇は俺の直轄小隊になる、

 ただ、ガイア大尉は中尉へ降格、

 マッシュ中尉も少尉へ降格、

 オルテガ中尉キミも降格処分となる。」

「「「え?」」」

「なんだ?」

「あの、コイズミ副総帥?」

「不満かね?」

「失態をしたのは確かだ、

 降格処分も受け入れられるけど。」

「あぁ、俺の直轄か、

 ギレンに聞いたら任せると言われてな、

 今後、お前らには

 『アグレッサー』部隊として

 『新型MS』の完熟をサポートして貰う、

 忙しくなるからな、今日、明日は休暇だ。」

「いやいやいや、

 おかしいだろ!!普通最前線とか!!」

「あぁ、独房入りとか考えちゃいたけど。」

「もはや栄転じゃねぇか。」

「ま、それは明後日わかるだろ、

 酒は抜いとけよ?

 酔っ払い運転は勘弁だからな?」

びしっ!と、綺麗な敬礼をする3人は

後に後悔したと口をそろえて言う

『疲労困憊でも戦えるMS』を

作る羽目になるのだから

1月31日 南極条約を制定

まぁ、核攻撃禁止は正直

コロニーの移動に使うし

熱核エンジンに全振りするので

武器転用する余力は無いからどうでも良い

各方面で突発的衝突は起るが

そこまで大きい戦闘は起きていない

そして、『改・ムサイ』の評判は

どんどん上がっている

四肢の欠損を抱えたMSを

その場で修理・解体ではなく

『10機中、4機、又は3機を予備機として

 起動待機状態にしておいたからだ』

先の『ブリティッシュ作戦』に置ける

マニュアル作成を俺が担当し

損傷機は一旦『部品取りとして残し』

予備機へ素早くOS移植すべし、と改変

MSの展開数を維持し続けた

そして、戦闘が終わり

そこで初めて損傷具合を確かめ

『部品として使えるパーツを確保』

止む無く破棄するのは

『空のコロンブス級』に収容し

各拠点のMS生産ラインへ送り、

可能な限り使える物を剥ぎ取り

どうしても使えない物は『溶鉱炉へドボン』

これでもかと『材料のリサイクルを推し進めた』

結果、ロールアウトしたMSを

現場に送るだけで済むようにした

あくまで、『ザク』に限ってだが

S型とかいらん

『リミッターを外すならヅダる?』と、

パイロット達に圧を掛けた

するとどうだろう

『壊さないで戦う』が身に染みてわかったのか

ルウム戦没でのMSの修理は

『20機』に収まる

『懐にとっても優しい勝利を飾った』

勿論、ヅダもルウムに参加していた

どっかの彗星がザクをオーバーヒートさせ

『全修理送り』となり、

めでたく『ヅダる』事になり

「リミッターを外すと

 『主機を放棄するからな?』」と、

口酸っぱく本人に言った翌日

『演習でやらかしやがった』

ツィマットのデュバル少佐から

「だから言ったでしょう?」

と、減俸と降格処分を受け取った

あぁ、コイツは即地上送りにする

なんかやらかす感じがするから

ガルマのヤツには

『前線に出て無いで現地の娘でも捕まえて

 ふんぞり返ってろ』って言ったら

キレられた

いや、ザビ家の血を残すのには必要だよ?

まぁ、それが効いたのかよくわからんけど

第一次地球降下作戦の後、

指揮官として、

第二次降下作戦に参加するとか言い出し

ギレンに呼び出された

 

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