どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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やっちまったな、おい

太平洋のど真ん中で

脱走騒ぎを起こしているとはつゆ知らず

 

例の島へ向かって降下して行く

《ザンジバル級一番艦》が居た

 

「ドズル中将の考えがわからんな。」

「でも、ソロモンの端っこに居るよりは

 全然気分が違うわ。」

「まぁ、そうだが。」

 

ランバ・ラル

 

ブリティッシュ作戦

ルウム戦没と連戦を重ねたが

思想の行き違いにより

《左遷、少尉》まで階級を落とされ

ソロモンの端で飲んだくれていた所

見かねたクラウレ・ハモンが

ドズル中将に相談

丁度、木馬を取り逃がした

『コイズミ副総帥』との場面に遭遇

晴れて、

『V作戦追撃隊』を正式に任命され

目標としてMSの奪取か撃破

木馬の奪取か撃破を任された

 

流石に階級は大尉に上げられた

 

大気圏を抜け

空が青みがかる頃に

積乱雲が立ち込めだした

 

ゴロゴロ

 

「な、なんの音だ?」

クルー達が浮足立つ

 

閃光と轟音が鳴り響く

「わぁあっ!?」

「れ、連邦の新兵器かっ!?」

「うろたえるな。」

「ら、ラル大尉!?」

「あ、貴方、これは一体っ!?きゃっ!?」

「ハモン、ワシに捕まれ、

 みな、コレは

 『地球のカミナリ』と言う物だ、

 連邦の新兵器では無い、

 自然現象なのだ。」

 

多少は落ち着きを取り戻したクルー達

 

ただ、ハモンはある事を黙っていた

 

ランバ・ラルでも『怖い物は怖いのだと』

 

 

「小僧、名は?」

「アムロ・レイです。」

「俺はククルス・ドアン、

 ここは《ククルス・ドアンの島》

 ジオン公国

 《コイズミ副総帥》公認の

 戦いから逃げ伸びた

 避難民の為の島だ。」

「じ、ジオン公国。」

「別に取って食おうとかしねぇよ、

 ただ、ここじゃ

 働かざる者は食うべからずなんでな、

 子供達と一緒に作業をして貰う。」

「作業を?」

「あぁ、畑の手入れと収穫だよ、

 今夜は魚の丼だ。」

 

 

「っ!?オスカー!!」

「ふがっ!?ど、どうした、

 マーカーっ!?

 これはっ!?

 ブライトさん!!

 大至急ブリッジに来てください!!」

 

「どうしたっ!?」

上着はノースリーブのシャツ一枚、

流石に下は制服のズボンを履いていた

「後で着替えてくださいね?

 大気圏上空より

 降下して来る艦艇です、

 メインパネルに映します!」

 

「これは、ザンジバル級か!?」

「恐らく、追ってね。」

「ごめんなさいセイラ、遅れたわ。」

若干乱れた制服は?

「ヘェ、とりあえず操舵を代わって頂戴な。」

「え、えぇ、ミライ・ヤシマ、

 操舵を代わります。」

「総員、戦闘配置、

 カイ君、ジョン、

 リュウ、イカリ、出撃準備!」

 

ブリッジのクルー達は

ブライトと、ミライの見る目が変わった

 

 

「ラル大尉!島影に!!」

拡大される画面には木馬

「ほう、コレが。」

「アナタ、ここで戦うのは。」

「わかっておる、

 近隣の海軍はどうだ?」

「今、レーザー通信で確認を取っています!」

「ふむ、

 主砲で牽制しつつ

 動向を見極める、

 念のため《俺のグフ》を準備してくれ。」

「了解。」

「あら、アナタ私はお留守番かしら?」

「ドップでも持って来るんだったな、

 ザンジバルを頼めるか?」

「ふふっ、仕方ないわね、

 アナタのお帰りをお待ちしますわ。」

 

 

「あ、アレはっ!?」

「どうした小僧っ!?

 アレは、ザンジバルか!!」

「どうするんですか?」

「念のため俺のザクⅡを引っ張り出す、

 小僧手伝え!」

「は、はい!」

 

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