「いいかいお前達、
今度の新型は大分ピーキーだからね?」
『姉さん、それ、何度目っすか?』
「何度でも言うさ、
『エンジンキチガイ』の
ツィマットが造ったMSなんだからね。」
『コイツをMSと言い張る
ツィマットは
頭のネジをロケットで吹き飛ばしたんですかね?』
「リミッターの概念も
一緒に吹っ飛ばしたんだろうよ。」
▽
ヅダⅡ
推進器を土星エンジンから
冥王星エンジン2基積みに変更
フレーム全体に
チタン超合金を使用し
関節部稼働モーターに
リニア加速機構を搭載
(マグネットコーティングとは違うアプローチで
摩擦をパワーでゴリ押した
素敵関節負荷増大装置)
大型核融合炉から繰り出されるパワーによって
『人間のCQC動作を完璧再現し』
重力下でも
『脚部のジャンプで
器械体操を再現出来てしまった』
勿論、推進器でジャンプはしていない
脚部の伸縮でジャンプ出来るのだ
武装は
『MS用ビームグレートソード』
西洋の歴史に登場する
グレートソードを模しており
その質量で圧殺も可能だが
有り余る電力パワーで
『約3倍の大きさになるビームソードでもある』
デカすぎて
『シールド兼用』にもなる
ビームを発振している最中は
『メガ粒子砲をある程度偏光でき』
素材もチタン超合金製で
実体弾も『120mmマシンガンを』
200mで、わずかに傷が付く程度になっている
そして、その突進力は
パイロットに対Gスーツを強要し
リミッターを掛けて漸く扱えるMSであり
『第二のヅダる?』を世襲された
勿論、チタン超合金の武器は
配備数が少ないので
標準装備として
『日本刀』を搭載
これは、刃の部分がビーム発振器となり
『居合モーション』で
リックドムや、ザクⅡ、
グフ重装甲型すら『切断(溶断)』出来る
パワー中毒のパイロットの
欲求を満たしている
携行火器は『実弾兵器』は全て対応し
『ビーム兵器』は
残念ながら『ビームライフル』の
開発が遅れている関係で
『ヅダⅡ』用に再設計された
『メガ粒子砲』を使えるが、
あくまで拠点攻略用装備なので
『デカくて邪魔』と、現場から言われている
▽
『姉さん、作戦時間ですぜ?』
「よーしお前ら、
今から砲艦ムサイで
ぶん殴るのを始めるから、
巻き込まれるなよ?
各々の指定された区域を
とっとと制圧、
『施設突入班』の援護、
速やかに施設占拠、
『ハイパーナパーム弾』を使われる前に
制圧するんだ、
使われちまうと
『酸素』が無くなって、
また地球から持って来ないと
行けなくなっちまうからねぇ?」
『了解!』
部下達の頼もしい返事は嬉しい
シーマは ニヤリ と
「さぁ、おっぱじめるよ!!」
砲艦ムサイの豪快な連発は
連邦の残存艦艇を
混乱に叩き込むのは当然だった
たった一隻で
残存艦艇60隻の前に現れたのだから
▽
「ほ、砲艦ムサイ発砲!!」
「回避行動!!」
「ダメです!!停泊艦艇に近すぎます!!」
「う、うわぁああっ!?」
サラミス級が真正面から撃ち込まれ爆散
付近の停泊中艦艇を巻き込んで行く
「サラミス、少なくても6隻が巻き込まれました!!」
「各艦、各個に離脱を開始します!!」
「いかん!!
指揮系統を
はっきりさせるん「本艦、直撃コース!!」」
上部艦橋を蒸発させ
地球の重力に引かれていくマゼラン級
▽
「なんと、脆い。」
「艦長、サラミス級が一隻、
下方から突っ込んできます!」
「後進一杯、重力圏まで誘い込め。」
「了解!」
砲艦ムサイは下方からの砲撃を下がりつつ避け
後部噴射口のブースターを
何時でも点火出来るように準備する
「サラミス、追ってきます!」
「重力圏まで後1500!」
「慣性航行、サラミスの上を抑えろ、
上下反転、ヨルムンガンドを他の艦艇に撃ち込め。」
「了解!!」
▽
「砲艦ムサイ上下反転!!
メガ粒子砲がこちらを捉えつつあります!!」
「くそ、何としても射角外に出るんだ、
そのまま直進!!」
ガクン サラミスが揺れる
「なんだっ!?」
「っ!?高度です!!
地球の重力圏に入っています!!」
「ぜ、全力運転!!重力圏離脱!!」
「だ、ダメです!!
高度が下がります!!」
▽
「サラミス、重力圏に引っ掛かりました。」
「ブースター点火、重力圏内より離脱、
ルナツーの上を取るぞ!」
「ブースター、全点火!!
最大船速!!」
追加ブースターを点火し、
重力圏から悠々と脱出する
▽
「砲艦ムサイ、ルナツー上方に移動、
艦首をこちらに向けています!!」
「各艦、砲艦ムサイに照準、
奴を逃がすな!!」
▽
「残存艦隊め、
砲艦ムサイ一隻に
なにを手間取っておる。」
「な、なんだっ!?」
「今度はどうしたっ!!」
「る、ルナツー周辺に
ミノフスキー粒子増大!!
も、モビルスーツだぁっ!?」
「えぇい!!
『ザニー』だろうが、
『試作ジム』だろうが全部出せ!!
ジャブローに救援を求めるんだ!!」
▽
「将軍!!ルナツーより緊急電文!!
『ワレ、襲撃ヲ受ケツツアリ
至急、救援モトム』」
「・・・打ち上げ用の
マゼランは何隻か?」
「現在、10隻、直ぐに出せるのは
4隻です、
先の戦没者移送の件で
作業効率が著しく
低下しており「打ち上げるな」
は、今、なんと?」
「打ち上げるな、そう言ったんだ、
ルナツーなど、後で取り返せばいい、
今は、オデッサ作戦を成功させる為にも
余分な物資を使わせるな。」
「~っ、わかりました。」
「あぁ、そうそう。」
「は?」
「『キミがそう判断したのだ』
『私では無い』」