時は少し遡り
キシリアはエイジと共に
フラナガン機関へ視察に来ていた
「兄さん、どうして一緒に行こうと?」
「ほんと、損してるぞキシリア、
そうやって柔らかく喋れば
民衆受けも上がるだろうに。」
「誰かれ構わず
この喋りはしません、
兄さんだからですよ?」
「いや、俺は止めとけ、
出自不明の凡人だぞ?」
「ご謙遜を、
兄さんはギレン兄と喧嘩してまで
法案を修正される、
そんな方が凡人とされたら、
私はどうなるの?」
マスクを外し、
24とは思えない『童顔になった』彼女は
下から覗き込んで来る
「いや、ギャップヤバすぎ。」
「ふふっ、兄さん可愛い。」
「・・・そうかね、
ま、現実を見るのは
早くて損は無いからな、
キシリア、マスク着けとけ。」
「なぜです?」
見ればわかる
そう、私は
『フラナガン機関』が注文する『人選』を
ただ『送っていただけ』
その人間がどのように扱われているか
『見て来なかったのだから』
「やぁ、博士、
『お話をしに来ましたよ』」
氷、いや、
張り付いた笑顔の裏にうごめく
ドス黒い感情?
なんなの?兄さん、貴方は、
この現実を、現状を
私に知って欲しかったの?
▽
時は戻り
あの日以来、フラナガン博士は
何かが抜け落ちたように
『実験参加者』に対して
優しく、真摯に対応していた
士官室へ僅か数分
フラナガン博士に何があったのか?
本人に聞いても
『いえ、付き物が落ちただけですよ』と、
内容を一切話さない
「キシリア姉様?」
「な、なんだ?」
「もぅ、それでは殿方に
愛想をつかされてしまいますよ?」
(なに?)
「ララァ・スン少尉。」
「キシリア姉様?」
「~っ、ララァ。」
「はい、キシリア♪」
(ふっ、敵わんな)
「大佐は後、どれくらいで
お着きになられますか?」
「確か事前の報告では
『今、ドッキングベイ』に
接続中だったかな。」
端末を開き、進捗を確認する
「お、丁度だ。」
「あぁ、大佐、ようやく会えるのですね!」
(あぁ、
ララァ、ララァ・スン、
なぜ、貴女はこのプレッシャーの中
普段通りに振舞えるの?)
キシリアの背後には
美少女、美人が
ただならぬ気配を放っていた
▽
「ん?」
「大佐?」
「い、いや、大丈夫だ。」
(ガルマが言っていた
プレッシャーなのだろうか?
なんなんだ?この
重苦しいのに
『懐かしい感覚は?』)
▽
エアロックを幾つか抜けると
黄色のワンピースの少女が抱き着いて来た
「大佐!お会いしたかったっ!!」
「っと、レディ、
どこかでお会いになられましたか?」
「ほら、やっぱり、
『ここでのシャアは知らないって』
言ったじゃない。」
金髪の女性士官が言う
「ふん。」
紫髪の長髪の少女が
『親の仇の様に睨んで来る』
この子だ、プレッシャーの正体は
「ハマーン姉様、
大佐はまだお判りに慣れてないごようす、
此処は一つ落ち着いてくださいませ。」
ブロンドの一番小柄な美少女が
彼女を抑える
「す、すまない、えっと。」
「申し訳ございません、
ララァ・スン特務少尉です、シャア大佐♪」
自己紹介をしつつも
抱き着いたまま離れない
「ら、ララァ少尉?」
ララァ?ララァ?
んん?
「ララァ?、ララァなのか?」
「はい、そう言いましたよ大佐!」
「ぁ、あぁ、ララァ、キミなのだね?」
そっと抱きしめる
「大佐、思い出されましたのね?」
「ふんっ!!」
「うぉっ!?」
投げつけられる何かの缶
「貴様、忘れたとは言わないよな!」
どこだ?どこで会っている?
「もぅ、『ハマーン?』
アナタは仕返しが済めば
手を引くのでしょう?」
「ララァ姉様、それとコレは別です、
人前で抱き着いて離れないとか、
破廉恥極まりないですよ?」
「あら、私は大佐を『愛しているのよ?』
別に問題無いわ。」
「はま・・・あぁっ!?
ハマーン・カーンかっ!?」
「思い出したか
俗物、いや、クズ男!!
『ナタリーと子供なんて』
絶対、私は許さないからな!!」
「な、なに?」
「はい、大佐、
ナタリー・ビアンキです、
『あの時』は、ほんと、
人生の最高を教えてもらいました、
なので、『今生』でも、
私、ナタリー・ビアンキに
しっかり、刻みつけて貰えますか?」
「はぁ、キシリア姉様、
どうにかできませんか?」
「ナナイ、
ほおっておこう、ほら、
お菓子もあるから、な?」
「はい、そうですね、お姉様。」
「ま、待ってくれ、
キミは。」
「はい、『総帥』
ナナイ・ミゲルですわ、
ですが、『総帥』は
お忙しいごようす、
わたくしめは
キシリアお姉様と
お菓子をたべてきますので
存分に『弁明』なされませ。」
「べ、弁明だと?」
「それと『総帥』」
「ナナイ?」
わたくしめはまだ10歳ですので
お子は産めませんのでご了承を
まぁ、明日11歳になりますが
「じゅ、10歳に手をだすかっ!?
そんな訳がなかろうっ!!」
「年齢なら私は適齢期なので
問題ありませんよ大佐?」
「少し黙れ年増女、
コイツは
『女に見境なく手を出す』危険な男だ、
私達で『調教』するのはどうだ?」
「それ、くわしくお聞かせくださいませ、
ハマーン姉様。」
「そうね、ハマーン、
私ひとりじゃ結構大変だから、
それでいいかしら『ララァ姉様』」
「ん~、『調教』はいずれするとして、
今すぐ『交わいますか?大佐?』
私、まだ16歳ですのよ?」
シャアは、混乱から抜け出せないでいた
フラッシュバックしてくる
各々との関係
やってしまった記憶
そして、それが原因で
さらなる戦火を広げてしまった事
サイコフレームの事も
「大佐?」
「おい、クズ。」
「た~いさ?」
「『総帥?』」
大佐は逃走をはかった
→戦う
逃げる
ピッ
戦う
→逃げる
しかし、回り込まれた
→戦う
逃げる
ピッ
大佐は再び逃走をはかった
戦う
→逃げる
ピッ
ダメだ、逃げきれない!
ララァ・スンの攻撃
抱き着く
シャアに100の精神ダメージ
「ぐはぁっ!?」
効果は抜群だ
ハマーン・カーンの攻撃
踏みつける
「ほらほら、逃げないのか?」
「ぐぁあっ!?」
シャアに100の物理ダメージ
急所に追い打ちが炸裂!
シャアに300の物理ダメージ
「ぬぐぅっ!?」
「もぅ、それじゃ駄目よ?」
ナタリー・ビアンキの攻撃!
パフパフ
シャアは混乱した
「や、やめっ!?」
パフパフの連続ヒット
更にシャアは混乱した
「『総帥』
がんばれはイケるかもしれません。」
ナナイ・ミゲルの攻撃
のしかかり
シャアの急所にヒット
シャアは混乱から抜け出せない!
「ナナイ!いけない!
それだけはダメだ!!
私が、軍に居られなくなってしまうっ!!」
シャアは最後のあがきを使った
しかし、彼女達から逃げ出せなかった
「なにぃっ!?」
「散々待たされましたからね。」
「ララァ姉様の言う通りです、
なので、諦めろ、シャア。」
「そうそう、
あの時『ハマーンちゃんも』
出来てたらきっと上手く行ってた筈だしね?」
「そういうことですので、
このナナイにも、
おなさけをいただきたくおもいます。」
「は、はなせぇえっ!?」
▽
「あ、キシリア准将、
お顔がすぐれませんが、
大丈夫ですか?」
「・・・だ、大丈夫だ。」
扉に張り付いて音を聞く姿は
ただの少女に見えたと、
女性士官は言っていた
ギャグ回って、
こんな感じで良いのかな?