どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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オデッサ作戦 同14日 昼~夕方 決着は・・・

「マリーンガンダムはどうかね?」

「水中音を聞く限り、

 善戦しているようです。」

「機動データを一つも逃がすな、

 今後の水中用MSの

 基礎になるんだからな。」

「了解。」

 

 

「メイ、ランド、ミサイルを集中してよ!

 全然当たんないよ!!」

『わかってるっ!!

 くそっ、いくら水中用MSって言っても

 旋回が重い!!』

『アウリ!!後ろ!!』

 

〔うおりゃっ!〕

右腕の魚雷はもう無い

爪で刺すしかないけど

「なんとぉっ!?」

側転して避けられる

〔大人しくしやがれっ!!〕

「誰が当たるかっ!!」

今度はマリーンガンダムが左脚を蹴りだす

〔ぬぅ゛う゛っ!?〕

強引に脚部で逆噴射を掛け距離を取る

 

 

「くそ、近寄れない。」

(ニードルマシンガン、

 聞こえは良いが、

 なんだこりゃ、

 速度減衰が早すぎて

 使い物にならないじゃないかっ!!)

牽制で撃たれる針の様な物を悠々と避ける

〔なにアレ?

 全然威力足りてないじゃん〕

アンナは思った

距離を取れば脅威では無いが

《なんか当たると不味い》

そんな直感が彼女のアッガイを生かしていた

 

 

「は、早い、

 あんな図体でなんで早いんだよ!?」

ばら撒くニードルマシンガン

撃ち尽くした

ミサイルランチャー発射基を盾代わりに使う

〔おそっ〕

いくら改造され、少しスリムになったゴックでも

MSの中では鈍重にも関わらずにだ

〔なら〕

腰の接触爆雷を

牽引ワイヤーごと振り回す

「うわっ!?なんだこれっ!?」

 

運悪く 一つが 張り付いた

 

〔じゃぁね、連邦のMSさん〕

 

 

「爆発音!!」

「どちらの物か?」

「いえ、我が方ではありません。」

 

 

〔ちっ、やっぱ

 変な感じがしたんだ〕

 

モニターに映る連邦のMSは

一部焦げ

僅かに装甲がはげたように見えたのは

どうやら『関節部のシート』

 

〔こりゃぁ、副総帥に

 もっと火力のある武器を

 お願いしなきゃね〕

「まだまだぁっ!!」

水中にも関わらず《ビームサーベル》を伸ばして来た

〔うっそだろっ!?〕

慌てて回避する

 

そう、ビームサーベルは

《水中でもその光を失っていなかったのだ》

 

〔『テッポウエビ』

 味方の退避は?〕

簡易AIに搭載された

音声入力は

 

収容順調、マモナク終了

と、無機質な音声を返して来る

 

〔よし、みんな、逃げるよ!!〕

 

ゴック・改には

《イカ墨爆弾》が内蔵されており

水中での煙幕となる

 

 

「海面に黒色部分を確認!」

『ドン・エスカルゴ

 情報を細かく報告しろ、

 爆雷は落とすな!!』

「了解、状況報告を続けます、

 範囲は約200m程、

 色は黒、刺激臭感知装置に反応なし、

 恐らく《水中用の煙幕》と思われます!」

『我が方では無いか、

 周辺はどうか?』

「はい、ん?!

 あ!!味方です!!

 マリーンガンダムです!!

 3機、健在!!

 全員無事です!!」

〈こちら、アウリ准尉、

 残念ながら敵MSに損傷は与えられず、

 ですが、撃退に成功、

 3号機が左腕部大破、

 関節が完全にいかれてるとの事、

 収容願う〉

『よくやった!!アウリ准尉!!

 記念すべき我が方の勝利だ!!』

 

(勝利、ね、

 こんだけ沈められて勝利って、

 連邦、そろそろ不味いんじゃね?)

そう思うアウリ准尉だった

 

 

「ゴック・改、着艦します。」

「派手にやったな。」

「えぇ、今、MSの写真が送られて来ました。」

ゴック・改には貫通こそしなかったが

生々しいビームサーベルの融解部分があった

「ガンダム、だな。」

「えぇ、副総帥が仕留め切れなかった

 そして、赤い彗星すらも

 捕らえられなかったMSですか。」

「コレは、厳しくなるな。」

 

マリーンガンダムが試作機で

3機しかないのは

今のジオン公国には

知りえない事だった

 




連邦パイロット

アウリ・ノーマン 准尉 女性

初乗機でマリーンガンダムに乗る

ランド・コウシ  陸曹 男性

ジムから転科試験に合格
ガンダムに憧れを持っている

メイ・トウジョウ 陸曹 女性

アウリ准尉と一緒に退役を考えている

ジオン公国パイロット

レンダ・メリアン  少佐 女性
アッガイ・改 搭乗

アッガイに追加ブースターとか
欲しいと思っている

アンナ・ノイマン  大尉 女性
アッガイ・改 搭乗

嫌な予感はピカ一
でも『ニュータイプ』では無い
本当の『野性の勘』

トマ・レイナリー  中佐 女性
ゴック・改 搭乗

始末書が待っているので憂鬱

今後登場させるかは
わかりませんのでご了承ください。
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