矢次に入る情報は
飛来物『およそ50』
そして、落着地点は『ここ、羽田空港』
「ブライトさん、ホワイトベースは飛べますか?」
「勿論、飛べる状態ですが。」
「っ、副総帥、
私の考えは合っているかね?」
「合っていて欲しくは無いんですけど、
その線が一番かと、
家の『ニュータイプ研究所から』
脱走兵が居ますので、恐らく。」
「テム大尉、
私にもわかるように説明を貰えますか?」
「そうだな、
ブライト、連邦軍のMSの
元のコンセプトは知っているか?」
「えぇ、元は『無人機』として開発されたとか、
ただ、状況判断、
突発的な行動に耐えられないと
採用は見送られ、凍結したと。」
「実は凍結されていない、
ある会社に委託されてな、
『トリビューン』に
『先行試作無人機』が搭載されている。」
「なんですってっ!?」
「・・・どれだけ混ぜ込みご飯すりゃぁ、
この世界は気が済むのかね、
テム技師、『それはゼファー・ガンダム』で
間違い無いですか?」
「コードネームまでは知らんが、
恐らくそれだろう、有人機とは違い、
機械の限界まで運動性が上げられる、
そして、『育成型AI』は、
『ハロ』で実証済みだ、
恐らく、『歴戦の兵士』並みかそれ以上の
戦闘力を持っていると想定して良いだろう。」
「まさかっ!?」
「ここに飛んで来るのはその無人機の可能性がある。」
「アムロ!ガンダムで出れるか?」
「え?」
「ここに落着する、
つまり狙いはホワイトベースか
コイツだ、連邦軍が私達を消しに来たんだ。」
「なんだってっ!?」
▽
「連邦軍が、
ジャパンに喧嘩を売ると言う事は
どういう事か教えてやらにゃぁいかんなぁ。」
「大将?」
「総理官邸へ、
『領海内侵入機』に対して
『撃滅の許可を』」
《既に判は押したよ、
『陸・海・空』全戦力を持って
国民の安全と国土の防衛を許可する》
「了解、全戦力を持って
侵入者を排除致します。」
▽
羽田空港を飛び上がるホワイトベースは
カナガワ地区へ飛行を始める
「今、ジャパン政府から貰った地図には
『カナガワ地区』は
半分が山岳地区だそうでな、
そこに誘導して欲しいそうだ。」
「山岳ですか、
MSには少々厄介ですね。」
「高度地図は?」
「勿論、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクに
ダウンロード済みです、
それと、ジャパンからも
『国防隊の新型機』が
援護で来てくれるようです。」
「もう完成させたのか。」
「みたいです、
やはり『日本の技術者は変態』ですね。」
「言ってやるな、
V作戦の関係者にも
ジャパン出身者が幾人かいるんだ。」
「それは知りませんでした。」
「ブライトさん!!
間も無く飛来物が目視出来ます!!」
「目標、ホワイトベースの進路上に
落着地点を修正、
間も無く、落着します!」
▽
「巡行形態異常無し、
ダイレクトドライブ起動!」
『了解』
「残念だな、ディナー邪魔されて。」
『あぁ、
この恨み、晴らさずにおくべきか』
「おー、こわ、
外見チェック完了!何時でもどうぞ!」
〈こちら《ホルス・アイ》
聞こえて?〉
『聞こえている、
今度、改めてディナーに行こう』
〈そうね、早く帰って来てね?〉
『勿論』
〔カタパルトデッキ上昇〕
〔カタパルトデッキ上昇〕
〔VOB接続シーケンス開始〕
〔VOB接続シーケンス開始〕
『接続、確認、異常無し、
対Gジェル、規定圧力で安定』
〈発進準備完了、
行ってらっしゃい、『レイヴン』〉
『対・MS駆逐試作戦闘機隊、発進』
▽
「落着数、再計測完了、
数は50、中からMSです!」
紺色塗装で統一された
『陸戦型ガンダム』は
モノアイを点滅させ
小隊を組む
「あれが、無人機。」
「なんておぞましい気配かしら。」
『おいおいブライトさん、
コレ不味いぞ、
ガンダムなら兎も角、
ガンキャノンやガンタンクじゃ
避けられねぇぞ?』
無人機が持つのは
『ビームライフル』
『ロケットランチャー』
『100mmマシンガン』
『シールド装備』
『対艦ライフル』
そしてコンテナを背負った
『陸戦型ガンダム』も居た
『これが、無人機』
『アムロよぅ、どうする、
ガンダムならやりようがあるだろうけどよ』
『カイさん、ホワイトベースからの
援護射撃をしてください、
ガンタンクも同じです、
ジョンさん、途に角避けて
ホワイトベースに
注意が行かない様に戦いましょう』
『本気で言ってるのか、それ』
『ジムのパーツで改良されてるんですから、
そっちのガンダムの方が
総合的には性能良いんですからね?』
『そいつはわかってるけどよ』
「無人機、動き出しましたっ!?
大変だ!!
行き先は『居住区だっ!!』」
『ジョンさん!!』
『わかってるよ!!』