どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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オデッサ作戦 崩壊 眠る獅子は寝起きが酷い

 

「うぉおっ!!」

ビームサーベル同士で鍔迫り合いし

「喰らえ!」

シールドに括り付けたグレネード弾を撃ち込む

「つぎぃっ!!」

 

アムロが墜としたのはまだ3機目

ジョンは、その速さに翻弄されていいた

 

「はやい、早いぞコイツら!!」

 

有人機では到底出来ない急制動急旋回

旋回部品から飛び散る火花が

機械の限界で動いてるのがわかる

 

「ジョンさん!後ろ!!」

 

ビームサーベルを素早く持ち替え

ビームライフルで迫る『無人機』を撃つ

 

「うひぃっ!?

 あぶねぇだろアムロ!!」

「なら避けてください!!」

「んな無茶なっ!?」

 

陸戦型ガンダムの四方八方から繰り出される

ビームライフルは

攻撃回数を少なくさせ

回避を強要されていた

 

「くそっ、バックパックが

 オーバーヒート気味だ、

 推進剤の減りも早い、

 一度補給に行こうにもっ!?」

 

至近距離で撃ち合い、無人機と距離を取る

 

「くそったれっ!!」

 

無理な姿勢が効いて来たのか、

各関節さえ熱を抱え

『熱量危険域』の表示がでる

 

「フィールドモーターつっても、

 熱ダレにはどうにも出来ねえっ!!」

 

確かに、マグネットコーティングとか

今後のMSに主力パーツとして普及して行く

フィールドモーター

しかし、今時世では、

『生まれたてのパーツ』

長時間の高機動は想定されていない

ましてや

『大気圏内』戦闘なのだから

 

「このままじゃぁ、熱ダレで

 フィールドモーターがいかれてしまう。」

 

勿論、アムロのガンダムも例外では無い

 

「だったら!!」

 

コンソールを叩き

『緊急パージ』を呼び出す

 

爆裂ボルトが腕部の装甲を弾き飛ばす

 

「アムロっ!?なにやってんだ!!」

 

いや、それが正解か!

 

「畜生!!アムロ!

 どれでそれが出来る!?」

「ジョンさん!!

 今、転送しました!!」

 

ジョンも腕部装甲を飛ばし

フィールドモーターの熱が

『僅かではあるが下がって来た』

 

「テム大尉!」

「わかっているが、

 フィールドモーターの限界だ、

 大気圏内で既に30分も

 アレだけの高機動継続をすれば、

 排熱限界を超えて来る、

 実験段階のマグネットコーティングでも

 限度はあるんだ!」

 

「くっ。」

 

減らない無人機は

徐々に居住区へ迫って来ていた

 

「アムロ!」

「なんだ、アレ。」

 

ソレは、北の大地から

《怒りの獅子が飛んで来ていた》

 

『外装、パージ』

 

円筒形の外装が吹き飛び

中から『真っ白な機体が出て来る』

 

「戦闘機?そんな機体で!?」

 

アムロは、自分の目を疑った

 

その機体はロケットブースターから飛び出して

無人機にロケットブースターをぶつけ

1機を手早く行動不能に追い込んだ

 

『オーバーブスースト、点火』

 

甲高いエンジン音と

轟音を置き去りに

無人機へ肉薄し

『無人機を両断した』

 

『こちら、日防軍、

 《ホワイトグリントfa》

 貴官らを援護する、

 一旦、補給に戻られたし』

「ホワイト、グリント、

 とても、MSには見えない。」

『ガンダム、聞こえているだろう』

「あ、はい!ジョンさん!」

「ありがてぇ、兎に角機体が熱すぎる!

 一旦引くぞ!」

 

『連邦軍、

 今回の件、つくづく愛想が尽きた、

 我が政府の声明を聞くが良い』

 

眠れる獅子は眠っていた方が良かったと

後悔するんだな

 

次々と到着する

『対・MS駆逐試作戦闘機隊』

ある学者が

《造るならコレは外せないよね?》

その一声で

本当に造れてしまった

 

アーマードコア

 

そして、速度を追い求めた《ネクスト》が

ジャパンを《日本》を目覚めさせた

 

 

「レビル将軍!!

 ジャパンが、ジャパンが

 我が連邦軍に宣戦布告を発表しました!!

 朝鮮半島・ロシア地区の

 我が軍が攻撃を受け

 壊滅的な被害が出ています!!」

「ば、バカな、

 あんな極東の島国が

 えぇい!!

 マレーシア方面・オーストラリア方面軍へ

 忌々しいジャパンを攻撃しろ!!」

「し、しかし、

 両軍は、今、

 アフリカ方面へ移動する為に

 『ヒラリア(Giralia)』に集結中です!

 これ以上の作戦変更はっ!!」

「かせぇっ!!」

通信機をひったくり

「オーストラリア方面軍!!

 マレーシア方面軍は、

 速やかにジャパンへ侵攻!!

 『ジャップ共』を黙らせろ!!」

 

 

「凄い、MSが全く捉えられていない。」

『あぁ、夢でも見てるんじゃねぇかって思えるよ』

 

アムロは、カイのガンキャノン越しに

画像を見ていた

 

(ただ、アレ、

 物凄いGかかるよな?

 どうなってるんだろうか?

 ガンダムでも

 『真似』出来るのだろうか?)

 

アムロの、危ないスイッチが

ここで入ってしまった

 

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