「やむを得ません、ユーリー少将、
ニジエール、ナイジェリア
中央アフリカ方面を撤退させましょう。」
『おいおい、
やられっぱなしで引きさがれと?』
「はい。」
『カメルーンだって、
まだ、脱出してない住人が・・・まさか?』
「はい、
持てる艦艇を全て投入し、
リビア、チュニジアを覗く、
全域撤退です、
そして、
『ある病気を広げます』」
『はぁ?何言ってやがる!!
BC兵器なんて以ての外だぞっ!?』
「『人間に対しては使いません』
サバンナに生息する
『動物に使います』
より、人間に獰猛になるように。」
『却下だ!!
大体、元の住人はどうするんだよ!!
戦争後には戻って来て
その動物に襲われるんだぞ!!』
「それがなにか?」
『は?本気で言ってんのか!?テメェっ!!』
「俺だって
言いたくありませんよ!!
ですが、
現状、スーダン防衛ラインの必死の抵抗により
辛うじて侵攻は止まっていますが、
『僅か半日』で
どれだけの死者が出ているか、
貴方もわかっているでしょうっ!!」
『だから、
何時ものトンでも兵器で何とかしろよ!!
準備してるんだろ!!』
「・・・ありません。」
『なっ、なんだと?』
「準備はしています、
ですが、
何をどうしても『間に合わないんです!!』
現地民には辛い選択でしょう、
ですが、生きていれば
必ず再興出来ると
『断言すら出来ないのが現状なんです!!』
それに、俺の手札は、
今、出し切っている状態なんです。」
サイド3へ向かうルナツーに
シャア・アズナブル率いる
『ニュータイプ部隊』
地球軌道上警戒網に
ペズン艦隊とシーマ・ガラハウ大佐率いる海兵隊
ジャパンに置ける研究開発の全面協力
大量の新型MS、MA
木星連邦の承認と交易の確約
ヘリウム3の安定供給
アステロイドベルトへの
鉱石採掘船団
新型機関の開発
連邦既存兵器の流用
「これらが、
『一年戦争前から準備して来た物なんです』
納得できないのでしたら構いません、
アフリカ方面軍の権限を貴方、
ユーリー・ケラーネ少将に全て移譲します、
アフリカ方面軍の全兵士の命と
全ての住人の命を、
どうしてくれても構いません!!」
「こんな事、貴方に背負わせたくない、
でも、俺だけじゃ
解決できない事は幾らでもあるんです!!」
ばっかやろうっ!!
ハウリングを起こす通信機
「ユーリー少将。」
『大馬鹿野郎!!』
「でしょうね、俺は所詮凡人ですから。」
「副総帥、
各方面から激励文と
馬鹿野郎と、凄いメールの量が
『ホワイトベースに届いています』」
え?
『だから、馬鹿野郎って言ってんだよ副総帥!
俺がいたずらをしない日があったか?』
まさかっ!?
通信機に細工がしてあったのかっ!?
『全、レーザー回線を繋げてある、
み~んな、聞いてるぞ?
勿論、サイド3もな』
『ば~か、言えよ、
助けてくれって、それだけでいい』
「ですが。」
『エイジ兄さん?
僕を、イセリナとの幸せを
兄さん無しにどうやって
叶えればいいんだい?』
ガルマ・ザビ
『その通りです、エイジ兄さん、
月の戦力だってあります、
なぜ頼ってくださらないのですか?』
キシリア・ザビ
『ふっ』
おい、ギレン、テメェは後で殴るの決定な?
『コイズミ副総帥』
「で、デギン公王。」
『ただいまより、
ジオン公国は
アフリカ方面軍に協力する住民の救助作戦を
国家を上げて行う、
その作戦を貴様に任せる、良いな?』
『こちらソロモン、
何時でも船は出せるぞ!
勿論、ミノフスキークラフト搭載型で
最新鋭の《波動エンジン》もついてるぞ?』
ドズル・ザビ
『エイジ兄ぃ、
俺も、娘のミネバに
沢山お土産を貰ってるんだ
少しでも恩を返させてくれ、
俺の妻の恩人でもあるんだからさ』
す~ はぁ~ ふんぬっ!!
コンソールに思いっきり頭をぶつける
「っ~、
『全、ジオン公国軍に通達』
先の公王より通達が合った通り、
アフリカ方面軍に協力してくれている
現地住民を救助する事が決まった。」
全軍の総力を結集し、
誰一人死なせるな!!
家畜一頭逃がすなっ!!
全軍、出撃せよっ!!