「ふむ、《フライングパンケーキ》
偵察行動を開始せよ。」
「イエッサー!」
氷山空母ユナイデットステーツから飛び立つ
F-5Uフライングパンケーキ・TM
レシプロエンジンから
ガウの補助エンジンに換装
各種電探と新型レーダーを搭載した
早期警戒機として
数百年の眠りから覚めた
青い円盤型な偵察(偵殺)機は
避難する子供達に人気だった
《食べられないパンケーキ》と
ただ、子供達の中に
『青色のパンケーキ』を作るつわものが居て
パイロットにプレゼントしていた
パイロット曰く
『あおい、あおかった、あと甘かった』
と、何故かうわごとのように呟いていた
「偵察機より入電!!
ユナイデットステーツより
300キロ先に気泡を確認!!」
「居たか、
やはり海は広いな。」
ユナイデットステーツの艦長は
「《戦術機、発進用意!!》
上空援護機発艦はじめ!!
ジャパンにとどまらず
《わがユナイデットステーツに
喧嘩を売るとは良い度胸だ!!》」
せり上がるエレベーターに
『F-4ファントム』が並んでいる
《同じ形式番号を持つ
航空機と戦術機》は
互いにタッグを組む
『先に行く』
『おう、道案内頼むわ!』
ミノフスキー粒子下に置いて
先導機は必須であり
《大西洋のど真ん中では》尚更重要だった
▽
大昔の漫画《ファントム無頼》を知っているだろうか
F-4EJ ファントムIIを題材にした漫画だ
どうもアメリカ人の誰かが
大切に保管していたのを
《読んでおり》
どうせなら『作っちゃうか!』
と、残存アメリカ軍が
技術供与の際、『復元機』として制作を始め
機体が半分ほど出来上がった時に
『ジオン公国、シンデン・改η』の情報が入る
そして〈ジャパニーズに
出来て我々が出来ないどおりは無い!!〉
完成した しかも《光刃飛ばし》を再現出来た
そして、《戦術機》に関しては
エロゲ好きな士官がおり
マブラヴスキーが居た
核融合炉自体は問題なく積めたが
腰部のロケット推進器に手こずっていると
《どこからか湧いてきた
ツィマット社員が群れ出し》
あの細いスタイルのままの
ロケット推進器を完成させた
▽
「は?襲撃されたけど、
返り討ちにして
鹵獲MSと潜水艦も鹵獲した?」
輸送船団とは行き先が違うので
迎えに来てた
マゼラン級・ビスマルクに乗っていたら
なんとも見逃した感が強い報告が入って来た
「それで、
鹵獲品の所在はどうしようかと連絡が。」
「ぁ~、いいよ、あげちゃって、
これからは自国で出来る事はやって貰わないと
家のお財布は火の車だからね。」
「了解しました、
しかし、次なる戦争の火種になるのでは?」
え?その時は潰すよ?勿論、全力で
なんの躊躇いも無い返答に
士官は言葉を失った
「ま、ジオン公国に手を出さなければ
ほっとくよ、地球で殺し合えばいい、
地球人が滅ぶだけだから
俺ら、《スペースノイド》には
関係ないでしょ?」
本当に、あの通信事件の本人なのだろうか?
士官の悩みが深まるばかりだった
(なにを今更言うんだろ?
避難しなかった住民諸共
コロニー落としをしたんだよ?
殺戮者の烙印はとうに押されているのに)
▽
「レビル将軍、
大西洋に出撃した
潜水艦隊が返り討ちに合い
幾つか鹵獲されました。」
「MSもか?」
「はい、アクア・ジム3機を含め
潜水母艦2隻も、
旧・アメリカ軍に鹵獲されました、
その際の
脱出出来た隊員が撮った写真がこれです。」
今度も人型、
しかも腰部にロケット推進器を搭載している
更には《旧世紀のジェット戦闘機》も写っていた
「時代が逆行でもしたのかね?」
「いえ、側だけの様で、
戦闘機に関しては《光の刃》を飛ばし
新型機に関しては
《海上を滑走し》飛行したまま戦闘を
行ったと報告が上がっています。」
「MSが空を飛んだのか?」
「MAが飛び交う戦場ですからね、
もぅ、MSが飛んでも驚けないかと、
オデッサでも、
グフ・フライトカスタムなる
飛行可能なMSが確認されております。」
「我が方でも開発は?」
「進んではいますが、
《人は空を飛びませんので》
姿勢制御のプログラム構築に
多大な遅延が発生しています。」
「出来れば鹵獲したいが。」
「オデッサ組は、全て破壊か《回収》されており、
機関部分やOSも全て
修復不可能です、
技術を徹底して
我々に渡さない対策が取られています。」
「他の戦線はどうかね?」
「サウジアラビア戦線は
MS自体が余り出現していません、
スーダン防衛ラインであればもしや。」
「スーダン防衛ラインに通達、
何としても鹵獲
OSも無事な機体を確保するんだ。」
「はっ!」