どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

6 / 89
「そう言えばエイジ。」
《どした?ギレン》
「大量のコロンブス級をどうするのだ?」
《まぁ、コロンブスは使い勝手が良いからな
 補給、小隊の旗艦、資源採掘改修、
 後はパーツ取りとかだな》
「・・・コレは?」
《あぁ、
 コレが俺の本命だよ、
 セイバーフィッシュ、
 コレが大量に欲しかったんだ》
「理由は。」
《航空機の情報が必要だろ?》
「ほぅ、進めろ。」
《あいよ》


ザクを突き詰めたい訳じゃ無いんだよ?ほんとほんとww

 

「はぁ。」

 

なし崩し的に座る艦長席は

お世辞にも

座っていたいとは思えなかった

 

「ブライト、大丈夫?」

「ミライか、機関の方は大丈夫なのか?」

「えぇ、操縦のラグ調整も

 機関長達が頑張ってくれたから

 問題ないわ。」

「そうか、レイ大尉を。」

 

最早身体は通信機を取る動作を

考えずに出来てしまう

 

〈なんだね〉

「レイ大尉、MSの整備状況はどうでしょうか?」

〈ルナツーの不良品をかき集めて

 ガンダム2機、ガンキャノン2機、

 ガンタンクを3機が良い所だ、

 試作量産機はパーツ取りで

 バラバラだよ〉

「精々二個小隊ですか。」

〈パイロットが居ればな、

 アムロ、その配線はコッチを通せ〉

〈父さん、コッチを経由するよりも

 この隙間を通して

 予備回線を繋げた方が良いよ〉

〈なにぃ?〉

「ぁ、レイ大尉?」

〈まぁ、元々拡張を想定したスペースだからな、

 『今はこの方が良いか』

 アムロ、頼めるか?

 私はガンキャノンを診る〉

〈わかったよ父さん、

 僕たちの命を預けるんだからね、

 万全にするさ〉

 

通信が切られる

 

「なぁ、ミライ。」

「なぁに?ブライト。」

「あの親子は仲が良かったのか?」

「あら?どうして?」

「いや、コロニー襲撃時は

 相当気が立っていた筈だが。」

「それはそうよ、

 いきなり命令されれば

 誰だって怒るし嫌な気持ちになるわ。」

「そう言うものなのか?」

「そう言うものよ、

 貴方は元々軍人だけど、

 あのアムロって子は

 『一般人なのだから』」

 

 

「大気圏突入で仕掛ける、と?」

《あぁ、俺の発案では無いがな》

「ドズル閣下のでは無い?」

《エイジだよ、

 全く、MSに大気圏突入とか

 アイツの頭は湯がかれて固まってるのか?》

「わかり兼ねます、

 しかし、前例もありませんし、

 回収はどのようにするのでしょうか?」

《派遣したパトロール艦隊にはな

 『地上運用を想定したコロンブス改』が

 あるのだ、アレも同時に大気圏突入させ、

 限界高度で収容、そのまま追跡する》

「こ、コロンブスをそこまで

 改造したのですかっ!?」

《正直、イカレているよ、

 しかし、HLVやコムサイより

 『安全に回収出来るのは大きい』》

「成程、追加のMSについてはどうでしょうか?」

《ヅダは補修パーツのみだが》

「MS自体の補給は。」

《あるにはある、ただ、なぁ》

「閣下、時間がありません。」

《時に、シャアよ、

 連邦の戦闘艇は知っているな?》

「はい、ルウムで交戦経験があります。」

《あの時、大量のコロンブス級を

 拿捕したのは知っているな?》

「はぁ、拿捕、曳航にも手伝わされましたから。」

《そのコロンブス級の搭載機は知っているな?》

「はい、セイバーフィッシュとか言いましたか。」

《あぁ、

 それがヤツの目的でな》

「目的?」

《我々スペースノイドには

 馴染みのない『対空駆逐艦』構想も

 ヤツなのだ》

「なんですって?」

《その結果が、コレだ》

 

「な。」

 

コレがMS?

 

ザク・SFショルダー

 

従来の推進器では

連邦の航空機に追従出来ないと判断し

それをそのまま付けてしまえ

 

ザクの各関節を強化し

推進器を連邦のセイバーフィッシュが担う

 

強襲型ザクとなっている

 

脚部にも姿勢制御用のブースターが追加され

ショルダーシールドは

ブースター付きシールドとなり

 

推進力はザクの5倍近くになっている

 

手持ち武器は

『マシンレールガン』

 

120mmマシンガンより連射能力に優れ

弾頭は真空中であれば直進する

 

大気中でもほぼ、ぶれる事無く直進する

 

「・・・まさか。」

《運が良いのか悪いのか、

 貴様のヅダはそのままだ、

 乗りこなせるコイツ等がおかしいんだと

 俺は諦めた》

「そう言えばどこの隊が救援に?」

 

 

《黒い3連星だよ》

「は?」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。