どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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「エイジ。」
「んぁ?」
「なんだそれは?」

画面から『今日のビックリドッキリメカっ!!』

「タイ〇ボ〇ンシリーズ。」
「・・・なぜ、その様な造型で動くのだ?」
「ドッキリメカだから?」

なぜかギレンの眉間にしわが寄ってく
なぜだろう?


突撃、大気圏! その1

「ブライトさん!!後方200キロに

 光点を確認、

 恐らく噴射光の様です。」

「噴射光?」

 

ルナツーからなけなしの補給と

修理を終え、

単艦でジャブローに向かわねばならない

 

そんな中、不穏な報告が上がる

 

「コンピューター解析、

 MSパイロットスクランブル待機だ!」

 

 

「気づきましたかね?」

「恐らくな、

 MS出撃準備だ。」

「シャア。」

「ガイアたい・・・中尉。」

「名前で構わんよ、

 こっちはこっちで動くが構わんか?

 ヅダの推力こそ上回るが

 運動性はザクに毛が生えたような物だからな。」

「・・・わかりました、

 私はヅダとザクⅡで小隊を組みます。」

「あぁ、すまんな。」

 

 

「コンピューター解析出ました!!

 ほ、砲艦ムサイ1、

 ムサイ改1、

 こ、これはっ!?」

「どうした?」

「鹵獲されたコロンブス級が随伴しています!!」

「なにっ!?」

 

先のブリティッシュ作戦で

大量のコロンブス級が拿捕されたと聞いたが

こうも早くに投入して来るとは

 

「MSは出撃、

 ガンダムとガンキャノンでタッグを組んで

 敵MSを牽制、

 ガンタンクはホワイトベースに乗りながら

 射撃支援、

 艦尾に向けられる火砲が無いからな。」

 

そう、何を考えてるのか

このホワイトベース

後ろに向けられる火砲が

精々の機銃しかない

これではバックして戦えと

言わんばかりの欠陥だろう

 

「ガンダム、発進します!」

『ガンダム、アムロ・レイ、

 いきまぁ~すっ!!』

「次、ガンダム、ジョブ・ジョン機スタンバイ。」

『いきなり実戦とは、人使いが荒い。』

「危険手当は上乗せされている筈よ?」

『死んだらなんの意味もないよ、

 ジョブ・ジョン、出る!』

 

「ガンキャノン、スタンバイ。」

『はいはいっと。』

「カイ、返事ぐらいはっきりなさい。」

『ケッ、わかりましたよ、

 こっちは命がけだってのに。』

「ブリッジ要員も

 宇宙服を着ているけど

 『誰もヘルメットをしていないわ』

 当たれば全員窒息死よ。」

『お~、こわ、

 ガンキャノン、カイ・シデン、出るぜ!』

「リュウ、貴方も準備よろしくて?」

『おぉ、なんとか動かせちゃいるが

 あんま期待するなよ?』

「大丈夫よ、貴方が一番経験者なんだから。」

『どうだか、

 リュウ・ホセイ、ガンキャノン、出るぞ!』

 

「ガンキャノン、聞こえて?

 カタパルトからガンタンクを誘導、

 エンジン部の上に固定して頂戴。」

『リュウ、了解。』

『はいはいっと、

 ハヤト、当たったら諦めろ。』

『カイさん!ボクをなんだと思ってるんですか?』

『まぁ、友達?』

『カイさんこそ、ボクの砲撃に

 当たらないで下さいよ?』

『けっ、おめーのへぼ射撃で

 当たるかっての。』

「二人共、私語は慎みなさい

 間も無く主砲の最大射程に入るわ。」

 

 

『砲艦ムサイ、射撃開始!』

 

はらわたに這い出る大蛇は

その威力を遺憾なく発揮した

 

 

「回避!」

 

左に旋回しつつバレルロールを混ぜる

 

(本当に経験はクルーザーだけなのか?)

 

ブライトの妙な疑問をよそに

 

『主砲、撃てるぜ!』

「メガ粒子砲発射!!」

 

 

「ふっ。」

 

砲艦ムサイの艦長は

いとも簡単に避けつつ

『射線を木馬に向け直し』

 

「大艦巨砲主義、ここにあり。」

 

ニヤリと笑みを浮かべながら

『自身の夢の世界を謳歌していた』

 

 

『ふっ、まるでドックファイトだな』

 

シャアはそう口ずさんだ

 

『だ、大丈夫でしょうか?』

 

名も知らぬ補充兵のザクⅡが接触回線で

話しかけて来る

 

『大丈夫だ、それに、

 あの艦は、ルウム・ブリティッシュ作戦の

 武勲艦だ、そう簡単には堕ちはせんよ』

『安心しました、

 自分は補給艦隊の護衛だったので

 余り実戦経験がないのです』

ん?

『失礼、キミは

 ザクⅡに乗って何日だ?』

『私は30日ですね』

(それでは新兵と変わらんでは無いか!!)

『僚機の彼は?』

『あぁ、彼は素行不良と

 昇進具申を蹴られたとか、

 それが理由で、

 今回の作戦に志願して来たらしく、

 面識が無いのです』

(彼は見捨てた方が良いな)

『階級は?』

『私は曹長で、彼の方はすみません』

『いや、構わんよ、

 曹長、無理に私に着いてこなくていい

 ザクⅡとヅダでは

 戦い方に違いがあるからな』

『少佐の模擬戦は拝見した事があります

 真似しませんよ』

 

 

「ん?」

「どうした?」

「いえ、なにか反射したような。」

「デブリだろ?」

「そうかなぁ。」

「観測員、どうした?」

「いえ、

 なにか反射光を見たような。」

「なに?

 ハヤト君、今出れるかね?」

『はっ、はい!ブライトさん!』

「観測員、その座標は?」

「今、ガンタンクに送ります。」

「ハヤト君、受信したかね?」

『来ました、

 えっと、どうします?』

「レイ大尉、ガンタンクには

 『照明弾』は積んでいますか?」

「ハヤト君、コンソールの左端にある

 三角のボタンがあるだろう。」

『えっと、はい、あります』

「ソレを押せば撃ちだされる。」

『わかりました!

 では、観測員さん、撃ちます!』

 

 

その闇黒に映し出されるのは

 

全体を真っ黒に塗装され

 

金色のジオン公国のエンブレムが施された

 

『改・コロンブス級』が迫っていた

 

 

「敵!至近距離です!!」

 

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