どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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「エイジ。」
「んぁ?」
「なんだそれは?」

画面から『今日のビックリドッキリメカっ!!』

「タイ〇ボ〇ンシリーズ。」
「・・・なぜ、その様な造型で動くのだ?」
「ドッキリメカだから?」

なぜかギレンの眉間にしわが寄ってく
なぜだろう?


突撃、大気圏! その1

「ブライトさん!!後方200キロに

 光点を確認、

 恐らく噴射光の様です。」

「噴射光?」

 

ルナツーからなけなしの補給と

修理を終え、

単艦でジャブローに向かわねばならない

 

そんな中、不穏な報告が上がる

 

「コンピューター解析、

 MSパイロットスクランブル待機だ!」

 

▽

 

「気づきましたかね?」

「恐らくな、

 MS出撃準備だ。」

「シャア。」

「ガイアたい・・・中尉。」

「名前で構わんよ、

 こっちはこっちで動くが構わんか?

 ヅダの推力こそ上回るが

 運動性はザクに毛が生えたような物だからな。」

「・・・わかりました、

 私はヅダとザクⅡで小隊を組みます。」

「あぁ、すまんな。」

 

▽

 

「コンピューター解析出ました!!

 ほ、砲艦ムサイ1、

 ムサイ改1、

 こ、これはっ!?」

「どうした?」

「鹵獲されたコロンブス級が随伴しています!!」

「なにっ!?」

 

先のブリティッシュ作戦で

大量のコロンブス級が拿捕されたと聞いたが

こうも早くに投入して来るとは

 

「MSは出撃、

 ガンダムとガンキャノンでタッグを組んで

 敵MSを牽制、

 ガンタンクはホワイトベースに乗りながら

 射撃支援、

 艦尾に向けられる火砲が無いからな。」

 

そう、何を考えてるのか

このホワイトベース

後ろに向けられる火砲が

精々の機銃しかない

これではバックして戦えと

言わんばかりの欠陥だろう

 

「ガンダム、発進します!」

『ガンダム、アムロ・レイ、

 いきまぁ~すっ!!』

「次、ガンダム、ジョブ・ジョン機スタンバイ。」

『いきなり実戦とは、人使いが荒い。』

「危険手当は上乗せされている筈よ?」

『死んだらなんの意味もないよ、

 ジョブ・ジョン、出る!』

 

「ガンキャノン、スタンバイ。」

『はいはいっと。』

「カイ、返事ぐらいはっきりなさい。」

『ケッ、わかりましたよ、

 こっちは命がけだってのに。』

「ブリッジ要員も

 宇宙服を着ているけど

 『誰もヘルメットをしていないわ』

 当たれば全員窒息死よ。」

『お~、こわ、

 ガンキャノン、カイ・シデン、出るぜ!』

「リュウ、貴方も準備よろしくて?」

『おぉ、なんとか動かせちゃいるが

 あんま期待するなよ?』

「大丈夫よ、貴方が一番経験者なんだから。」

『どうだか、

 リュウ・ホセイ、ガンキャノン、出るぞ!』

 

「ガンキャノン、聞こえて?

 カタパルトからガンタンクを誘導、

 エンジン部の上に固定して頂戴。」

『リュウ、了解。』

『はいはいっと、

 ハヤト、当たったら諦めろ。』

『カイさん!ボクをなんだと思ってるんですか?』

『まぁ、友達?』

『カイさんこそ、ボクの砲撃に

 当たらないで下さいよ?』

『けっ、おめーのへぼ射撃で

 当たるかっての。』

「二人共、私語は慎みなさい

 間も無く主砲の最大射程に入るわ。」

 

▽

 

『砲艦ムサイ、射撃開始!』

 

はらわたに這い出る大蛇は

その威力を遺憾なく発揮した

 

▽

 

「回避!」

 

左に旋回しつつバレルロールを混ぜる

 

(本当に経験はクルーザーだけなのか?)

 

ブライトの妙な疑問をよそに

 

『主砲、撃てるぜ!』

「メガ粒子砲発射!!」

 

▽

 

「ふっ。」

 

砲艦ムサイの艦長は

いとも簡単に避けつつ

『射線を木馬に向け直し』

 

「大艦巨砲主義、ここにあり。」

 

ニヤリと笑みを浮かべながら

『自身の夢の世界を謳歌していた』

 

▽

 

『ふっ、まるでドックファイトだな』

 

シャアはそう口ずさんだ

 

『だ、大丈夫でしょうか?』

 

名も知らぬ補充兵のザクⅡが接触回線で

話しかけて来る

 

『大丈夫だ、それに、

 あの艦は、ルウム・ブリティッシュ作戦の

 武勲艦だ、そう簡単には堕ちはせんよ』

『安心しました、

 自分は補給艦隊の護衛だったので

 余り実戦経験がないのです』

ん?

『失礼、キミは

 ザクⅡに乗って何日だ?』

『私は30日ですね』

(それでは新兵と変わらんでは無いか!!)

『僚機の彼は?』

『あぁ、彼は素行不良と

 昇進具申を蹴られたとか、

 それが理由で、

 今回の作戦に志願して来たらしく、

 面識が無いのです』

(彼は見捨てた方が良いな)

『階級は?』

『私は曹長で、彼の方はすみません』

『いや、構わんよ、

 曹長、無理に私に着いてこなくていい

 ザクⅡとヅダでは

 戦い方に違いがあるからな』

『少佐の模擬戦は拝見した事があります

 真似しませんよ』

 

▽

 

「ん?」

「どうした?」

「いえ、なにか反射したような。」

「デブリだろ?」

「そうかなぁ。」

「観測員、どうした?」

「いえ、

 なにか反射光を見たような。」

「なに?

 ハヤト君、今出れるかね?」

『はっ、はい!ブライトさん!』

「観測員、その座標は?」

「今、ガンタンクに送ります。」

「ハヤト君、受信したかね?」

『来ました、

 えっと、どうします?』

「レイ大尉、ガンタンクには

 『照明弾』は積んでいますか?」

「ハヤト君、コンソールの左端にある

 三角のボタンがあるだろう。」

『えっと、はい、あります』

「ソレを押せば撃ちだされる。」

『わかりました!

 では、観測員さん、撃ちます!』

 

▽

 

その闇黒に映し出されるのは

 

全体を真っ黒に塗装され

 

金色のジオン公国のエンブレムが施された

 

『改・コロンブス級』が迫っていた

 

▽

 

「敵!至近距離です!!」

 

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