どうせなら勝ちたい   作:扶桑畝傍

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12月3日

「シャア大佐!!

 月軌道上に友軍艦隊です!!」

「果たして所属は何処かな?」

「っ!?大佐!」

「ララァ、やはりあれらは。」

「はい、敵です、

 明確に私達を狙っています。」

「さて、

 サラブレッドの乗員を話がしたい、

 少しの間、頼めるか?」

「はい、大佐。」

 

 

「これは、シャア大佐。」

「ロンバード艦長、

 サラブレッドは動ける状態ですか?」

「残念ながら

 トリビューンが辛うじてです、

 サラブレッドの部品を使い、

 辛うじて航行可能ですが、

 けが人を多数載せております、

 戦闘には到底耐えられません。」

「・・・我々が囮となり、

 その隙に『反対側へ退避』して欲しいのです。」

「っ、信用しても良いので?」

「はい、我々『ニュータイプ部隊』は

 どうやら『離反扱い』にされているようで、

 このグラナダの明け渡しを要求されています。」

「『離反』?」

「はい、どうやら

 貴殿達を匿ったのが

 『離反行為』を見なされた用でして、

 何度か本国と連絡を取り合ったのですが、

 受け入れて貰えませんでした。」

「ジオン軍も一枚岩では無いのですな。」

「すると連邦軍も?」

「シャア大佐、

 我々の『MS』をお貸致します、

 トリビューンが空域離脱までの間ですが、

 皆を守る為に使って下さい。」

「よろしいのですか?」

「軍人としてはダメでしょうが、

 今は『傷病者』を一刻も早く治療したいのです。」

「すみません、

 グラナダの治療施設では

 限界がありまして。」

「貴方が謝る事ではありません、

 決して多くない『医薬品の供与』は

 本当に助かっています、ならば、

 それに報いるだけの事をするまでです。」

「感謝します、

 通信コードの入ったメモリーです、

 一応、共通規格らしいのですが、

 そちらのメカニックに

 確認とインストールをお願いします。」

「受け取りました、

 それとは別に。」

「はい、何か?」

 

(現在、地球連邦軍は

 かなりバラバラに近い状態なのです、

 もしかしたら『広域通信』で

 我々に賛同してくれる部隊が

 あるかもしれません)

「っ!?」

(そんな事を私に?)

(はい、まぁ、私はこの作戦が終わったら

 退役するつもりでしたので

 この程度の情報は筒抜けで流れて来るんですよ)

「わかりました、

 『私なりに有効活用』させて貰います。」

「ふふっ、

 私も若かったら

 貴方と共に戦うのも

 在り得たのかもしれませんね。」

「~っ、

 もしもの時は。」

「『彼女達』ですな?」

「はい、お願いします。」

「了解です、シャア大佐。」

 

 

「おいおい、何だあれ!?

 見た事あるか?」

「ある訳ねぇだろ!!」

 

その姿は『全てガンダムタイプ』

 

「どうした!」

「シャア大佐!!

 見た事が無いMSです!!

 そして。」

 

全て角付きですっ!!

 

 

「今頃、シャアは泡食ってるだろうなぁ。」

「副総帥?」

「海兵隊、

 『俺個人のコロニー』で

 こっそり造ってたMSだからなぁ。」

「へ?副総帥、個人でコロニーを?」

「あぁ、

 俺が『転生者』である事を

 ふんだんに注ぎ込んだ

 『この時代じゃない最強の異物さ』」

 

 

「『バスター』部隊は横ばいに展開!

 先ずはロングレンジショックカノンを

 味合わせてやりなぁ!!」

 

『バスター』

 

ここでピン!!と来るアナタはガンダムシリーズに

どっぷり浸かっていますね?

 

容姿は『ヴェルデバスター』と

『バスターガンダム』の合いの子で

バッテリーは『タキオン粒子式』

格段に稼働時間が伸びている

ロングレンジショックカノン用に

追加バッテリーを搭載している

そして

『ヴァリアブルフェイズシフト装甲』を搭載

ビームライフルはものともしない

そして、装甲素材が『コスモナイト合金製』の

超重装甲の癖に軽い

 

実弾兵器もビーム兵器も怖くない

恐ろしいMSとなって

『宇宙世紀』へ舞い降りた

 

その数十本に及ぶ射線は

『その本数と同じ数のMSの脚を消し飛ばした』

 

「全通信回線に話しかけている!!

 コレを聞き入れるのであれば

 『投降』しろ!!

 命までは奪わない!!

 身内同士で

 戦争してる余裕なんて無いだろうが!!

 繰り返す!!

 『投降しろ!!』」

 

《冗談では無い!!》

 

警報

 

「ちっ、来やがったか、『金髪坊や!!』」

《なっ?!》

 

いとも簡単にビームライフルを

『避ける』シーマの駆るMS

 

「アンタは生かして

 捕まえろとのお達しだからねぇ!!

 大人しくお縄に捕まりな!!」

 

右腕から延びるアンカークローは

シャアのゲルググMを掠める

 

《ちぃっ!!動きが重い!!》

「へっ、ちゃんと調整されてないMSなんか

 乗って来るなぁっ!!」

 

そう、シャアの駆る『ゲルググM』は

『グラナダの工廠』で

『ロールアウト』したばかりの

まっさらなMSだった

 

そして、セーフティとして

『特定のコマンドを入力しないと』

『リミッターは解除されない』

要は

『初心者用に徹底的に

 抑えた能力しか出せない仕様』

 

《大佐!!このコマンドを!!》

 

眼前に迫る『MAエルメス』が割って入る

 

「ったく、副総帥の嫌な予感はピカイチだねぇっ!!」

 

圧縮されたタキオン粒子が

封入された『グレネード』を投げる

 

「『対・ビット用グレネード』

 特と味わいな!!」

 

起爆されたグレネードは

直径30cm程度の球体が

『数百を超える』

それがばら撒かれたのだ

 

《あぁ゛っ!?》

《ララァっ!!》

 

普通のMSでもたまった物では無い

 

エルメスを叩く音は

一気に心理的にララァを追い詰めていく

 

幾らハードスーツの宇宙服を着ているとは言え

『目の前のモニターすらすら抜いて来る光弾』は

誰でも恐怖するだろう

 

そして

改良され『30基』あったビットは

たった一発のグレネードで半壊した

 





『バスター』
ガンダムを語尾に付けていないが
『ヴェルデバスター』と
『バスターガンダム』の合いの子

稼働時間は
フルスロットルで40時間ぶっ通しで飛べる

乱射しまくってこれでもかと被弾させても
『12時間は無傷で居られる』
アホみたいな性能になった

どうしてこうなったのか?

副総帥が転生者でいて
『受信オンリーニュータイプ』で
OS開発能力はどこぞの
スーパーコーディネーターと同等
ただ、身体能力は標準(若干太り気味)

OSは出来ても素材の開発に時間が掛かり
海兵隊へ回したMS分しかない

『バスター』20機
『デュエル』20機
『エールストライカー』20機
『シーマ専用
 パーフェクトストライカー』2機
(1機は予備)

そしてシーマ専用のストライカーには
『捕縛用アンカー』を追加装備してある

ゲルググMは勿論、
NT1アレックスだろうが
例の6号機複合機体や
ジム・ストライカーモドキすら
追いつける機体は無い

『副総帥・個人用コロニー』

なんで見つからないのか?

ミラージュコロイドで隠しており
主動力は波動エンジン

迎撃兵装は全てタキオン粒子型

月と地球の中間付近を周回しており
エイジが呼び出さない限り
『どっかにいる』

エイジ自身もどこに居るかは把握していない
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