ジャブロー地下
(クソが!!
ぜってぇアイツは俺が〇す!!
ぜってぇ逃がさねぇ!!)
「おやおや、
まだ意識がしっかりしているよ。」
「博士、入り口が占拠され、
地下道にジオン軍が侵入して来ていると。」
「ふぅ、店じまいですね、
皆さん、必要な物を持って逃げますよ、
そうそう、
そのポッドにも『アミダノーゼ』でも
入れといてください、
もしかしたら『人の意志』を持ったまま
『アミダ』か『それ以上』の物に
変化しそうですからねぇ。」
「あはは、博士、
人間の遺伝子と『アミダ』の遺伝子では
『交雑能力』が無い事は既に
実験済みですよww」
「まぁ、ちょっとしたいたずらです、
成功するしないは
どうでも良いんですよ。」
「了解、ついでに『増殖培養液』も
『原液』で入れて見ますか?」
「良いですね!
ぜひ『原液』ではなく『濃縮』の方を
入れてあげて下さい、
きっと面白い事になると思いますよ。」
▽
「ちっ、執拗にこっちに来るな、アミダのヤツ。」
「パパ、わかんないけど、
あの虫に『意志』は感じられないの
ただ、『捕食』しか考えて無いみたい。」
「捕食だぁ?
どこぞの『巨人』だよ、
各機、稼働時間に注意しつつ
補給へ向かえ、
入れ替わりに『追いついて来た増援部隊』が
直ぐそこまで来ている。」
▽
「相変わらず家の副総帥は心配性だな。」
〈あぁ、言えてる、
それに助けられてきたのも事実だしな〉
〈隊長、ちょうど隔壁です、
一旦侵攻を止めては?〉
「そうしよう、
ったく、全通信回線で『投降』を呼び掛けてるのに
うんともすんとも言わねぇでやんの。」
〈ん?隊長、連邦のMSですが〉
「あぁ、なんだありゃ?
後ろに撃ってる?
あっち側に突入部隊居たか?」
〈いえ、侵入口はアレ以外見つかっていません〉
「っとすると、内部抗争かぁっ!?」
量産機と思われる連邦のMSが
『巨大なツタ』にからめとられ
壁に叩きつけられた
「本隊へ緊急連絡!!
侵入中止!!即刻離脱する!!
歩兵は絶対近寄らせるな!!」
〈本隊へ!!緊急連絡!!
正体不明の敵が出現!!
歩兵は即座に撤退させてくれ!!〉
▽
「副総帥!!侵攻部隊より緊急連絡!
正体不明の『ツタ』が
ジャブロー地下より出現!!
見境なく攻撃を仕掛けて来るそうです!!」
「『ツタ?』
ツタと、言ったのか?」
「はい!」
「ぱ、ぱぱ、なんか、
怖いの、出て来るよ、
いちゃいけない、とんでもないやつ!!」
▽
「ひぃっ!?」
「め、メイ?どうしたのっ!?」
急にしゃがみ込むメイを抱える
「ああぁあぁっ!?
あうりぃ!!あいつ!!
アイツが来る!!」
「ま、まさかっ!?」
▽
「ザメルより緊急!
『ヤツが来る』だ、そうですがっ!?
ジャブローと思われる地上から
き、巨大なツタが複数生えてます!!」
「総員捕まれ!!逆噴射全開!!」
一気に100kmはバックする
そして『今さっきまで居た場所』の下から
『ツタ』が伸びて来ていた
「か、回避成功!」
「まだだ!!全力上昇!!
全部隊は一時避難!!
体制を立て直す!!
『全軍!!
恥でも全力で逃げろぉおおおっ!!』」
▽
流石に幾つかのMSが喰われ
少なからずの被害が出ていた
「ラニア大佐、集計された情報を。」
「はい、あの『ツタ』は
ある程度の範囲内にある物は全て吸収
『MS』は近寄れません、
周辺の連邦軍の生き残りにも
情報を摺り合わせしましたが、
ジャブロー中心部は既に壊滅状態で
ほとんどの部隊が散り散りだそうです。」
「お嬢、アレは『一つの意志』で動いてるのか?」
「ぇ?ぁ、うん、たぶん。」
「たぶん、か、
遡上艦隊の動ける戦力は
後どれくらい出れる?」
「はい、武器弾薬の補充だけで出れるのは
全体の78%で、残りは修理中との事です。」
「足りない、
特機達はどうか?」
「はい、『ジャパン』より
『勝手に出撃』した『補給部隊』と合流、
現在、作業を急ピッチ進めていますが
早くて5時間後です。」
「5時間後、か
合わせる、総力戦で挑まねば
アレは倒せないだろうからな。」
「ぁ、あの。」
「・・・メイ・トウジョウ、
怖いなら無理をするな、
ザメルで
遠距離援護にでも「いきます」・・・わかった、
ヤツの注意を反らすにも
ザメルの緊急改修が必要だが・・・。」
(はぁ、なんでここまで
『想定した事が上手くハマるんだ?』
どうなってやがる)
「アウリ・ノーマン中尉。」
「え、あ、はい。」
「ザメルの外部接続ポートは
そのままですか?」
「え?えぇ、
脚部の交換だけで出て来たので
なにも手を付けていません。」
「・・・艦長。」
「はっ。」
「『トランスフォーム』を実行する、
ザメルとこの『艦』を直結、
操縦は俺がする、
各員は
持てる火器全てを使い、奴を迎撃する。」
「と、とらんす?」
「まぁ、俺が考えてる事で
やりたく無かった事だ、
ザメルの波動エンジンと
この『艦』の波動エンジンを
『直結』して、
大出力を確保する、
そして『あのツタ』が
『再生する速度より早く』焼き尽くす為に。」
「・・・りょうかい、しました!」
「りょ、了解です!」
「ケンザキ三姉妹も
ゲルググJ改を
こちらが指定するブロックに
ゲルググJ改を移動、
そこから迎撃を頼めるか?」
「はい!」
「了解。」
「でも武器は?」
「安心しろ、
波動エンジン直結の
大出力ショックカノンライフルがある、
スナイプだろうが連射だろうが
両用出来る『良い物だ』」
ニィ「了解。」
「時間が惜しい、
各員作業をすぐさま開始せよ!」