『燃えよジャブロー ツタの巨人』の少し後になります
さっさとホワイトベースに引き継いだ
海兵隊を遠目にしつつ
ブライトは言う。
「よし、時刻合わせ!」
「5、4、3、2、1、スタート!」
「これより、
シャア・アズナブル率いる
ジオン出奔軍の掃討作戦を開始する!」
「MS隊発進開始!」
《アムロ、ガンダム改、行きまーす!》
《カイ・シデン
ガンキャノンカスタム、出るぜ》
《ガンダム改、
ジョブ・ジョン機、
畜生!危険手当上乗せだ!》
《ハヤト・コバヤシ、
ガンタンク改修機、出ます!》
《リュウ・ホセイ、ガンキャノンカスタム
いくぞぉ!》
《イカリ・トウカ、
『ガンダム・スナイパーカスタム』
さぁ、私の射線に入る馬鹿は誰かしら?》
《スレッガー・ロウ、
コア・ブースター出るぜ!》
向かうは月面
ソレを迎え撃つのは
シャア・アズナブル率いる
『ニュータイプ部隊』と
賛同する出奔兵士達だ
▽
「シャア大佐、ホワイトベースより
MS、航空機の出撃を確認!」
「よし、各駐屯地に連絡、
岩石を進路上に散布、
ザクは常に岩石を盾に展開、
少しでも奴らの速度を落とす。」
「はっ!
各駐屯地、ザク部隊は
作戦通りに展開、
常に岩石を盾にしろ!」
「・・・大佐。」
「ララァ、どうしたのかね?」
「あの少年と戦うのですね?」
「・・・そうか、この感覚は
あの時の彼か。」
「せめてノーマルスーツを。」
「・・・わかった、
マリガン大尉、ナナイを頼む。」
「はっ。」
▽
「岩石が多い、そうか、
こちらの侵攻速度を遅くして、
少しでも消耗させる気なんだな?」
アムロの判断は、先の無人機戦闘以来
一気に昇華し、戦術も既に
ブライト並みの判断が出来るようになっていた
《アムロ》
「トウカさん、射線は?」
《いつでも》
「トウカさん。」
《なぁに?》
「愛してます。」
《私も、愛してるよ、
っ!居た、
岩石の裏に入り込むザク、
見える範囲で『30機』
それと、ドムの改良機だろうね、
少なくても20、
後は、ゲルググ系統がざっと50かな?》
「了解です!
ガンダム、突貫します!」
▽
すっと、引鉄に指を掛け
ガンダム・スナイパーカスタムは
モデルをGMスナイパーカスタムとし、
主機関をタキオン粒子バッテリーに変更し
手持ちのスナイパーライフルも
『ロングレンジショックカノンライフル』を持つ
頭部のセンサーギアがガンダムの頭部を
左右から覆う
(この際、アンテナは折りたたまれ
ユニコーンの角のようになる)
「ふ~・・・静かだね。」
核融合炉搭載型では、
僅かに振動が出る
しかし、タキオン粒子バッテリーは
ほぼ無音
辛うじてディスプレイや
PCのファンの音だけ
(私なんかが幸せになって良いのだろうか?)
そう思うが、直ぐに切り替える
「アムロ君は撃たせないよ?
私の旦那になる男なんだからね。」
距離にして50km、ザクの花火が上がる
「ふ~、ひとつ、次。」
▽
「っ?!避けろ!!」
警告むなしくザクが墜ちる
「とんでもないスナイパーが居るな。」
シャアは唸る
《大佐!》
「ララァ、あのスナイパーの懐まで行けるか?」
《っ!?》
今度はこっちに飛んで来る
「くっ、ゲルググMの機動性でなければ
当たっていた・・・。」
ノーマルスーツの内側は冷や汗が籠り始める
《やってみます、ハマーン!
援護お願い出来るかしら?》
《えぇい!!こちらの
赤いのから何とかしてくれ!!
やはり、機体が重い!!》
ハマーンが乗る機体は
フラナガン機関から出奔した技師たちにより
『ファンネルラック』搭載型ゲルググMであり、
幾ら推力を上げてるとは言え
ラックその物が重く
充電器も付いてるのだから
ハマーンでなければ動かすのすら
ままならない欠陥機と言えた
背面は追加の核融合炉
追加ブースター
プロペラントタンク
ファンネルラック
重くならない訳が無い
《大佐、お一人で大丈夫ですか?》
「心配するな、
直ぐに増援に向かおう。」
返事を聞かずスラスターを吹かし
目の前の戦場へ突っ込んで行く
▽
「・・・アムロ、
左からシャア、
MAは、カイの方へ向かってる。」
《トウカさんはカイさん達の援護射撃を!
僕はシャアを!》
「・・・上手く捕まえなさい?」
《了解!》
▽
「ちっ、スレッガーさん、
もう少し離れてくれないか?
爆風に巻き込んじまうよ!」
《カイ君、ごめんね~、
岩石だらけだからさ、
隙間を縫うように飛ばないと、
うぉっと!?》
ビームが多方面から迫って来る
「げっ、こっちに
ファンネル持ちが来ちまったのか!
おっさん!!例のプログラムを!!」
《おっさんはやめろって言ってんだろ!
リュウ・ホセイだ!!
とっくに起動してる、うぉっ!?
うひぃ~、トンでもねぇなこれはっ!!》
▽
「っ?!なぜ、当たらないの?」
ララァは思考するが
角度の問題だと判断し
再度、ファンネルを放つ
「くぅ。」
そして、複雑なプレッシャーを感じ取る
(だれ?誰なの?
もう撃たせないで?なぜ?戦場なのに)
「誰なの!!」
そう、強く思考をその対象へ飛ばす
▽
「いて・・・はぁ、
やっぱ間違いじゃ無いのか。」
エルメスへの射撃をしつつ
【うっさい!!
あんたこそ誰だ!!】
そう、意識を込めてエルメスを撃つ
▽
「あ゛ぅ゛っ!?」
幸いエルメスに被弾は無いが
強烈な思考に頭痛が酷くなる
(なんて強い・・・まさか、
連邦のニュータイプ部隊なの?)
《ララァ!!動きが鈍いぞ!!》
ミノフスキー粒子が撒かれていないのか
クリアな通信が入る
「は、ハマーン、
あのスナイパー、
私達より強いかもしれないわ。」
《何を弱気な事を!》
そう言って
今度はハマーンが
射程外だが、ビームライフルを撃ち
意識ものせる
【貴様、何者だっ!!】
【いっだっ?!
アンタらうるさいんだよ!!
さっきからなに?
誰だろうと関係ない
さっさと投降しろ!!
態々3回も呼びかけてんだ!!
ちっとは考えなさいよ!!】
「・・・っ?!」
一瞬、意識が飛んだ
《くっ、なるほど、
ララァの言う通りだ、
とんでもないのが居るな》
機体のセンサーには映らない
つまり、まだ遠い
「ハマーン、
エルメスに捕まって、
一気に突破するわ。」
《了解した、一気に行こう》
▽
「ブライトさん、トウカさんからです。」
「どうした?」
《艦長、MAとMS、
一機ずつこっちに来る、
動くよ》
「まてっ!?
その機体はまだロールアウトしたばかりだ!
幾らOS調整を
アムロとテム大尉が調整したとは言え、
なにが起こるかわからないんだぞ!!」
《ずべこべ言って無い!!
もう射程圏内だよ!!》
ホワイトベースから飛び出すトウカ
「くそっ、各砲座、
トウカ機を援護!!
絶対に墜とさせるな!!」
▽
取り回しずらい
ロングレンジライフルを背中に懸架し
構えるのは
『リボルバーライフル』
8発の『波動カートリッジ弾』を装填し、
二丁拳銃としてトウカは扱う
(装填済みが8発、両手で16発、
腰の予備で32発か)
「ちとキツイ、かな?」
濃い青をメイン塗装とし、
白いラインが
ガンダム・スナイパーカスタムを輝かせる
【貴様が】
(ぁ~、うっさい、
こんな能力、要らないのに
アムロ君には黙ってるのに)
【名前を教えてください】
メンドクサイ
「通信フルオープン、
アタシはイカリ・トウカ、
さっきから頭の中でうるさいのよ
『ガキ共』口があるんだから
ちゃんと口で喋れや!!」
ゼロ加速から一気にトップスピードへ
先ず、ゲルググMの真正面へ
《なっ!?》
《ハマーンっ!?》
「先ずはひとーぉつ!!」
撃ちだされるショックカノンは
ゲルググMの
ファンネルラックの左側を消し飛ばす
「もういっちょぉっ!!」
今度はエルメスに発砲するが
《ぬ゛ぅ゛っ!!やらせん!!》
ゲルググMのシールドが間に入る
「ちっ、やるじゃない!!
でもねぇっ!!」
何も無い空間を撃つと
『ナニカが爆発する』
《ファンネルを貫いたっ!?》
《離れんかっ!!》
ビームサーベルが振り抜かれるが
ソレを
蹴り飛ばし懐をこじ開ける
「つぎぃっ!!」
《ちぃいっ!!》
目の前で撃ちだされるショックカノンを
寸前で上昇回避するが、
左脚のつま先が融解する
ここで、3機の距離が開いてしまう
▽
「ぶ、ブライトさん、
これじゃぁ、援護射撃出来ませんよ!!」
「こ、コレが
『イカリ・トウカ』の本当の戦い方。」
▽
「はっ!?トウカさんっ!!」
振り向く先で
エルメスとゲルググMと
激しく格闘を繰り出すトウカ機が見える
戻りたい、直ぐにでも彼女を助けたい
「けど!!」
ビームサーベルを振り抜く
《ちぃっ!
更にやるようになったな!ガンダム!!》
「シャアぁあっ!!」
まだ、火は燃え続ける
ガンダム改
例のプログラム
アムロはオフにしているが
ジョブ・ジョン機はオンにしている
要は、アムロに撃たれまくる
模擬戦データを組み込み
『撃たれたら避ける』プログラムで
一応、パイロットが潰れない範囲で避ける
主機関をタキオン粒子式バッテリーへ変更
関節をブラッシュアップの済んだ
マグネットコーティングへ換装
重要区画のフレームを
太陽系内コスモナイト合金製へ強化
機動性40%増し
装甲強度50%増し
主兵装
ショックカノンライフル
弾数260発
予備弾倉120発
頭部パルスレーザーバルカン
弾数1200発
タキオン粒子式ビームサーベル
両手に接続ポートあり
携行武器
バズーカ、ショックカノンライフル
シールド、波動爆雷6個
戦況状況に応じて
ロングレンジスナイパーライフルを
懸架出来る
稼働時間は3日間フルスロットル可能
そして、ホワイトベースの
『オーバーブースター圏内』200kmは
常にタキオン粒子の供給を受けるので
事実上、エネルギー切れは無い
ガンキャノンカスタム
ガンダム改と同じく
タキオン粒子式バッテリー
装甲を全て
太陽系内コスモナイト合金製へ変更し
軽くなった分
機動性も上がっている
携行武器は
ミディアムショックカノンライフル
ロングレンジショックカノンライフルよりは短いが
連射が出来るメリットがあり
最早動く砲台と化している
勿論、予備弾倉も積んでいる
ビームサーベルは積んでいないが
腕部手部のフレームを
コスモナイト合金製へ変更した為
『モビルファイター』と同じように
殴れるようになった
背面キャノンは
散弾ショックカノンに変更
波動カートリッジ弾で
40発搭載している
ガンタンク改修機
同上
手持ちの4連装ロケットポッドを
『ガトリングパルスレーザー』に変更
弾幕こそパワー!!を実現
背部120mmキャノンは
『ショックカノン砲』へ
最大射程を120kmとし
連射もホワイトベースの範囲内であれば
無限に撃てる
コア・ブースター
大きく変更点は無いが
主機関をタキオン粒子式バッテリーへ変更し
コアファイター部分を
太陽系内コスモナイト合金製へ変更し
一応、耐久性は上がっている
ブースター部分のレーザー砲を
20mmパルスレーザーへ変更
コアファイターの機関砲も
7.7mmパルスレーザー機関銃へ変更し
MSは余裕で撃破できる火力が確保された
ガンダム・スナイパーカスタム
イカリ・トウカ専用機
OSはアムロとテムの超ピーキー仕様
機体を全て太陽系内コスモナイト合金製で製作
イカリ・トウカを
墜とさせない一心で作り上げた傑作機
特徴として、
ガンダムヘッドを
左右に普段は分割されている
専用バイザーで
スナイパーモードでは
左右からせり出し複眼を覆う
ホワイトグリントの
頭部に近い容姿になる
主兵装は
ロングレンジショックカノンライフル
トウカの腕前もあって
最大射程150kmでも
0.02mm以内に収めるいかれっぷり
予備兵装として
リボルバーライフルを二丁携行している
弾倉は波動カートリッジ弾で
リボルバーサイズから撃ちだされる
主砲サイズのショックカノンは
相手の意表を突く事も念頭に置いている
しかし、携行弾数は少ない為
ここぞのタイミングで使わないと
直ぐに弾切れとなってしまう
そして、両脚には
『ビーム発振器』が備え付けられており
格闘戦時、手持ちのビームサーベルと
両脚にもある
ビームサーベルも警戒しなければいけない
ただ、チタン超合金ではこれらは不可能であり
フレームは曲がるか破断
トウカの格闘モーションは
太陽系内コスモナイト合金のお陰で出来る
エルメス
ビット数は16基
装甲は一部にコスモナイト合金を使用
コクピット周りを補強している
角ビームも健在
ゲルググM・ファンネルラック
ビットは6基で
今現在のハマーンで同時に操れる数である
従来のゲルググMに無理矢理付けているので
機動性はかなり悪い
追加ブースターで
なんとかゲルググMのていを成している
手持ちは
ショックカノンライフルだが
充電設備は無く
45発しかない
ただ、ホワイトベースの
オーバーブースターは
まだ、敵味方の細かい設定は出来ず
このホワイトベースの近くにいれば
『ショックカノンライフル』は
撃ち放題である。