いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

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とあるYouTubeチャンネルを見ていたら、書きたくなった一般男性シリーズとなります。
駄作ではありますがよろしくお願いします。


ロケット団編
プロローグ「始まりは唐突に」


 

 

俺の名前は『ホオズキ・シズオ』。

何処にでもいる普通で平凡な一般人Aだ。

唐突ではあるが、俺は仕事を失っている。

俺が何かをやらかしたとかそういうのではない。

勤め先が貿易会社だったのだが、そこがブラックを超えたメガブラックとも言える会社であり、脱税や一部有力者に対する賄賂、加えて違法な道具の密輸といったことが明るみになり、倒産したというわけである。

まあぶっちゃけ辞めようと思ってたわけだし、辞表出す手間が省けたと思えば良しとしよう。

 

そんなわけで俺は今絶賛、職探し中だ。

本屋の求人募集の本とにらめっこしながら、いい仕事がないかを見ている。

このご時世、ポケモンに関連する仕事はやはりというかなんというか求人が多い。

新型モンスターボール製造の期間工、タマムシデパート内の清掃、サファリゾーンの警備員といった珍しい求人もある。

確かにどこも給料こそいいが、あいにく前職が事務員だったこともあり、これらの肉体労働は最終手段としてと頭の隅におこう。

 

 

 

「(やっぱりジムとかの募集はないか……)」

 

 

 

半ば諦めモードに入りつつ、次のページを捲る。

だがその考えは杞憂に終わった。一つの募集欄が俺にとって千載一遇とも言える求人募集をだったからだ。

 

トキワシティにあるトキワジムの事務員募集というもの。

トキワジムか……最近ジムを閉鎖していたと聞くが、再開に当たって人員の募集を始めたということだろうか。

何はともあれ、行ってみる価値はある。

 

 

 

[数日後]

 

 

いやぁ、バス乗り継いで漸く着きましたよトキワシティ。

自然溢れる街並みで非常に空気が良いし、人もそれなりにいる。

ジムのある街は、活性化するとは言うがここも例に漏れず、同じようだ。

大都会のヤマブキシティと比べても、大差がないんじゃないかな。

とまあ、ゆっくり街を眺めている場合ではない。

 

 

 

「えーと、トキワジム……トキワジム……あっあれか」

 

 

 

辺りを見回すと一際目立つ建物が一件見える。

ポケモンリーグ公認のマークが表に出されていることから、トキワジムで間違いないだろう。

あぁ、やっぱり緊張するな。ここまで来てダメだったらなんて考えると余計に気が重くなる。

暗い事を考えるのはやめておこう、当たって砕けろなんて言葉があるし、結果はやるまで分からない。

 

 

 

「(皆!!イシツブテは持ったな!!行くぞ!!)」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

どうもホオズキ・シズオです。

えーあの後玉砕覚悟で面接に望んだ所、無事に就職することが決まりました。

いやぁ、採用通知来た時は本当に驚きましたよ。思わず某空間の神みたいな声出しちゃいましたもん。

とまぁ、今現在は少ない荷物を纏めて再びトキワシティに来ています。

今日から就労とあって、気合とやる気がビルドアップしている。

面接の方もめっちゃ親切な方でしたし、ジムの方もきっと明るい雰囲気なんだろうな。

 

 

 

「あっ、ホオズキさんこちらですよ」

 

 

おっと噂をすれば、俺の面接をしてくれた方が出迎えの為にジムの出入口前で待っていてくれたようだ。

今は冬季では無いとは、外で待たせてしまったのは申し訳ないな。

 

 

 

「お待たせして申し訳ありません」

 

 

「いえいえ大丈夫ですよ

 

さあ、こちらへどうぞ」

 

 

 

俺はその人に案内されるがまま、ジムの中に入っていく。

内装は暫く閉鎖していたって言う割には全然綺麗だった。廊下や窓、果ては観葉植物の植木鉢といったところまで新築と言わんばかりに清掃が行き届いている。

最近になって纏めて掃除したと言うよりも、定期的に細かいところまで全てやっているのかな。

粗を探す訳では無いが、公認ジムだからこれぐらいするのかなと適当に考えた。

 

 

 

「こちらが今日から働く事務室になります」

 

 

 

ジム内を歩き、漸く着いた職場。

いざこう働くとなるとマジで緊張するな。こんな事なら人という字をのみこんでおくべきだった。

いや、もう全てを出して飛び込む方がいい。

ドアノブに手をかけて中に入る。

 

 

 

「今日からここで働く事になりました!ホオズキです!

 

よろしくお願いします!!」

 

 

 

緊張の余り、先走った感は否めないがこれで第一印象は大丈夫だろう。

などとその気になっていた俺の姿はお笑いだったぜ。

だって中にいる人達が一斉にこっちを見た。

あれ?ここってヤ〇ザの事務所じゃないよね?

すげぇ悪人面の方が多いのですが。

あっ、ジムトレーナーの方々だから少し強面なだけだよね……頼むからそうであってくれ!!

 

 

 

「おお、お前が新しい事務か

 

ここんところ人手不足で困ってたんだわ、よろしく」

 

 

 

と飄々とした態度の髭面の人がフレンドリーに話をかけてくる。

肩に手を回して、子供をあやすかのようにポンポンと叩く。

あっ、終わったわ。

 

 

 

 


 

 

[一ヶ月後]

 

 

 

あっ、皆さんこんにちは。ホオズキ・シズオです。

初出勤から一ヶ月も経ちました。

今の現状をお伝えしますと、僕どうやらマフィアの所で仕事をしているみたいです。

なんでもこのトキワジム、あの有名なロケット団と繋がりがあるらしく、ジムをいつまでも閉鎖しておくのも怪しまれるということで、ジムトレーナーに扮したロケット団員を常駐させているそうです。

その際事務をできる人が呼べなかったらしく、求人募集をしてたまたま採用したのが僕だったというのが始まり。

僕も初めこそ抜けようとしたんですが、他の団員の方達が怖く働かなきゃ殺されると思い、必死に仕事をしたら能力を認められてお褒めの言葉を受けました。

 

しかも職場環境もぶっちゃけいいんですよこれが。

人相こそ怖いですが、優しい人が多く、僕の仕事について褒めたりしてくれて嬉しかったですし、また困った事があれば積極的に手伝ったりしてくれました。

あれ?なんでブラック企業より悪の秘密結社の方が職場環境いいんだよとツッコミたくなる。

まあそれはいいとしても、この職場………給料もめちゃくちゃ良かったんですよ。

俺はジム内の居住スペースを借りており、水道費、光熱費、電気代、その他税金で差し引いても手取りがめちゃくちゃ残る。

前に勤めていた会社だったらこうはならなかっただろうし、寧ろこっちの方がいいのではと思ってしまう。

しかし、このままいけば捕まる可能性もあるし、一ヶ月で悪いけども辞めさせて貰うことにしよう。

あっ、丁度ラムダさんも来たし、退職届出そう。

 

 

 

「あっ、おはようございますラムダさん、あの少しお話いいですか?」

 

 

「おっ、おはよう

 

ちょうど良かった、俺もお前に話しがあってよ」

 

 

 

退職届を出そうとしたら、ラムダさんが来て欲しいところがあるといい、そのまま着いていくことになった。

あぁ……なんか嫌な予感がする。

 

 

 

 


 

 

 

 

「ホオズキ・シズオ………お前をロケット団特別幹部として迎え入れたい」

 

 

 

いきなりラスボスキタコレ!!

 

 

 

 

 

[to be continued]




うっかりロケット団に入るやついる?いねぇよな!!

うちのホオズキ君は優しいからしょうがないね。

ホオズキ君と絡みがみたいキャラ

  • サカキ様
  • ラムダ
  • ランス
  • アポロ
  • アテナ
  • シルバー
  • ナツメ
  • エリカ
  • カスミ
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