いつの間にかロケット団に入っていた件について 作:レイノート
ort討伐とククルカン育成をしており、小説更新が遅くなった事を謝罪します。
今回は少し控えめな内容ですが、よろしくお願いします。
どーも皆さんこんにちは、ロケット団特別幹部ホオズキ・シズオです。
先日は仕事帰りに、赤いキャップの少年とのポケモンバトルをしました。
とても楽しいポケモンバトルが出来て、心が踊っていたらラムダさんに怒られてしまったのは言うまでもない。
さて、そんな今日なんですが……まさかボス直々に指令を言い渡されてしまい、若干パニックになってます。
まあ指令と言うほどのことでは無いのですが…………ボスのお子さん預かる事になっちゃったんですよね。
普段はお手伝いさんに任せてるそうですが、今日は非番であるのとボスが外せない用事があるため、信頼出来る俺に任せたいと言われた次第です。
「(やべぇ……めっちゃ不安しかない)」
組織のトップのお子さんというのは、非常に扱いが難しい。
前職の会社の時も、社長のお子さんがあれこれ無茶苦茶してくれたおかげでクビになった社員もいたのを思い出している。
幹部とは言えど、クビにならない保証もない。それ故に不安である。
今はアキヤマ君が対応してるみたいだけど、大丈夫かな?
決死の覚悟を抱いて、事務所の扉を開ける。
「お疲れ様です……」
「「「「お疲れ様です!」」」」
いつも通り挨拶をしてくれる皆。
その奥の応接用のソファーに見知らぬ赤髪の少年が座っている。
恐らくあの子がボスのお子さんだろう。
目つきとかめっちゃ似てるし。
「あの子がボスのお子さんでいいんだよね?」
「はい……間違いないです」
アキヤマ君に確認を取り、ボスの子である事が分かった。
さてこれからどうしたものか。
ポスには適当に対応してくれればいいとは言われたが、どうしよう。
こんな時に限ってラムダさんいないしな……必然的に俺が対応しなきゃいけない。
「俺が対応するから、皆に引き続き作業するよう言っといてくれる?」
「分かりました」
アキヤマくんに業務の引き継ぎを頼み、ボスのお子さんの元へと向かう。
やべぇ……緊張してきたよ。まあ軽い挨拶でもして反応を確かめよう。
「こ、こんにちは……」
「…………どうも」
ほっ……どうやら人の話を聞かないやんちゃな子じゃないようだ。
ボスの教養が行き届いているのかな。
「俺の名前はホオズキ・シズオ、よろしくね」
「ッ!?アンタが!」
え?俺の事知ってるの?
俺の名前を聞いた瞬間の食いつきが凄かったけど、なんかしちゃったかな。
今のうちに土下座の準備でもしておこう。
「俺の名前はシルバー……親父からアンタの話は聞いてる
バトルがめちゃくちゃ強い部下がいるってな」
ボスからの評価めちゃくちゃ高い!?
嬉しいけどもなんか恥ずかしいなぁ。息子さんにも話してるなんて。
「だから俺と……バトルしろ」
……はい?
最近耳が遠くて聞き取りずらいんだけど、今バトルって聞こえた?
最近の子供はアレかな……戦闘狂が多いのかな?
「先に行ってるから早く来いよ」
とそのまま事務所の方を出ていく。
またこのパターンかよぉぉぉぉ!!
ジム内のバトルフィールドに立つ俺とご子息のシルバー君。
なんやかんやあってポケモンバトルをすることになりました。
やんちゃでは無いと言ったな……あれは嘘だ。最近の子供は恐ろしい程に挑戦的すぎじゃないか?
手持ちで一番強いポケモンで来いとは言われたけど…………ダメだ、最悪の光景しか浮かばない。
俺が負けるというよりも…………ね?
「どうした!早くポケモンを出せ!」
シルバー君は既にニューラを出している。
早く出さないといけないのはわかってるんだけど、最悪俺がクビになる可能性があるんだよ。
もう仕方ないか、覚悟するしかねぇ!
「いけ!スピアー!」
俺はモンスターボールを投げて、スピアーを出す。
言われた通り一番強いポケモンを出しました。
頼むスピアー……ちょっと手加減してあげて……マジでお願いします。
「ニューラ、きりさく!」
ニューラは爪を突き立て、スピアーに向かって飛ぶ。
素早いスピードに的確な指示。ニューラの攻撃はスピアーの眼前まで迫っている。
普通ならここで攻撃が通る……そう、普通ならば……
「…………」
ただ無言のまま、相手の攻撃を見つめるスピアー。
彼の神速ならば、眼前に攻撃が迫ること無く距離を詰めて相手を倒せる。
しかしスピアーはあえてそれをせず、ギリギリの距離まで攻撃を引き付けていた。
もしも自身のスピードを生かせなくなった場合を想定し、カウンターの要領で相手を倒せるシュミレーションを行っていた。
「……………」
ニューラの攻撃はスピアーを捉えることなく空を切る。
これにはスピードが自慢だったニューラも予想外だったらしく、驚愕の表情を浮かべた。
まさか紙一重で避けられるなど考えてはいなかっただろう。
無防備となった体、加えて空中で回避行動も取れない。
そんな隙を見逃す程スピアーは甘くはなく、お返しとばかりにどくづきの一撃をニューラに叩き込む。
「なっ!?」
一撃決着。
自身のポケモンが容易くねじ伏せられた事に驚くシルバー君。
あぁ……やっぱりこうなったか……。
スピアーに手加減するよう言ったけど、無理でした☆
これはブチ切れて、ボスに報告されてクビかな。短い間でしたがお世話になりました。
「す、すげぇ!なんだよ今の!」
え?なんかめっちゃ喜んでるんだけど。
俺てっきり癇癪起こすもんだと思って身構えてたけど、目を輝かせてこちらを見ている。
「えーと……」
「お願いします!俺を弟子にしてください!」
………………えええええええええ!?
◇◇◇◇◇◇
「流石だな、ホオズキ
まさか息子がお前に師事をしたがるとはな」
「あはは……」
結局あの後強引に押し切られてしまい、シルバー君を弟子にする事になりました。
めっちゃ嬉しそうにしてたから、今更無しなんてとてもじゃないが言えないよ。
俺本当に押しに弱いな。あぁ……こういうの改善しないと不味いよね。
今度本屋でためになる本でも買おう。
「今日はお礼にと渡したいものがあってな」
とボスは俺に紙袋を渡す。
一体何が入ってるんだろう。
封を開けて、中見を確認すると……
「これは……帽子?」
中に入っていたのは黒い中折れハット。
ブラックウィンドと呼ばれるロゴが入ってる如何にも高級な代物。
「私の贔屓の店で買ったものでな
お前に似合うと思うんだが……どうだ?」
おぉ……ご好意に甘えてハットを被る。
近くにあった鏡で姿を見ると意外にも似合う。サイズも丁度いいし、凄くいいデザイン。
「帽子が似合う男は、一人前の男だと言う
その帽子が似合うような男になってみせろ、ホオズキ」
「は、はい!!」
帽子が似合う男か…………俺みたいな奴がなれるのかな。
まあ今考えてもしょうがないし、大切にさせてもらうとしよう。
[to be continued]
そろそろ手持ちポケモン進化させてもいいんじゃないかと言う意見がありましたが、実は前々からそろそろ進化させようと思っていたので心配なさらないでください。
安心してください……進化しますよ!
後ホオズキ君の最後のポケモンに関しては、ウルトラマン見てる人なら分かると思います。
どのような答えに至るかお楽しみにしていてください。