いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

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どーもクソ投稿者です。
最近投稿頻度が遅くなり申し訳ありません。リアルと羽根集めに忙しくて執筆が遅れてしまいました。
今日は新しいポケモンが仲間になります。
太古から続く力……恐竜……紫……うっ頭が……
というわけで、本編をどうぞ。


第18話「太古から続く力」

どうも皆さんこんにちは、ロケット団特別幹部のホオズキ・シズオです。

先日はボスのご子息を、なんやかんやあって弟子にすることになってしまいました。

水晶のような輝きを放つあの瞳を見たら断れないよ。

 

そんな今日はニビシティにある博物館を訪れている。

博物館に展示する進化の石の商談が無事に完了し、帰路につこうとした時の事。

 

 

 

「あぁお待ちくださいホオズキさん

 

今回はいい商談をさせていただいたということもあり、こちらをお礼として受け取って貰えないでしょうか?」

 

 

 

と職員の一人が奥から何やら宝玉のようなものを持ってきた。

化石……なのか?

真ん中に虫みたいのが見えるけど、これは一体……

 

 

 

「これはひみつのコハクと我々は呼んでいます

 

研究員の調査によって、これには太古のポケモンの力があると分かりました

 

ホオズキさんにはいいお取引をさせていただきましたので、こちらをどうか受け取っていただけないでしょうか」

 

 

 

ええ……そんなに高価な物を貰っていいんですか……

寧ろこっちが申し訳ないというか、なんというか……まぁ相手の好意を無下にするのもあれだしな。

 

 

 

「分かりました、こちらを大事に使わせていただきます」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

「とは言ったもののどうしたらいいのかな?」

 

 

 

御礼品として貰ったは良いものの具体的な使い道が分からずにいた。

鑑賞用するにしても小さいし目立たない。

いやマジでどうしようこれ。

 

 

 

「うーん」

 

 

「あれ?どうしたんすかホオズキさん?」

 

 

 

俺がコハクの使い道について悩んでいると、仕事に一段落ついたアキヤマ君がこちらに来ているのに気づく。

 

 

 

「あぁ、ごめん

 

実はこれの使い道がよく分からなくて……」

 

 

 

俺は貰ってきたコハクを見せる。

へぇーすげぇなくらいの感想しかこないであろう。

 

 

 

「すごい珍しい化石っすね

 

へぇ~コハクを見たのは久しぶりだな」

 

 

 

ん?久しぶり?

あの口ぶりからしてアキヤマ君は見たことがあるような感じだけど。

もしや……

 

 

 

「アキヤマ君……もしかして化石に詳しいの?」

 

 

「え?はい

 

俺実家がグレンタウンにあるんですけど、そこにある研究所の見学でしょっちゅう化石やら色々見てたんである程度ぐらいなら分かりますよ

 

確か化石からポケモンの復元までやってたな~」

 

 

 

なん……だと……

だとすれば、このコハクをポケモンに復元することができるかもしれない。

そうとなれば明日はグレンタウンに行こう。

 

 

 

「アキヤマ君、明日時間空いてるかな?」

 

 

「明日は非番なんで、何かあればお供しますよ?」

 

 

 

よし、そうとなれば仕事終わらせて明日の準備をしよう。

久しぶりにワクワクしてきたな。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

[グレンタウン]

 

 

 

カントー地方南西部に休火山のグレンとうにあるグレンタウン。

ここには廃墟となったポケモン屋敷と呼ばれる場所やポケモンに関する研究所がある。

少し離れた孤島だから、人は少ないと思っていたが意外にも人が多くいた。

アキヤマ君曰く、研究所の見学会なので訪れる人がそれなりにいるそう。

気になる所はあるが、今は研究所に急がないとね。

 

 

 

 

「ホオズキさんここっすよ」

 

 

 

 

アキヤマ君が指を指してある方向を見ると、ポケモン研究所と書かれた看板があった。

The研究所って感じで、ちょっとワクワクしてきたよ。

中に入るとポケモンの化石や骨の模型と言ったものが展示されており、高揚感がより高まった。

大人になっても、ロマンが詰まった何かを見た時の胸の高鳴りは変わらない。

 

 

 

「じゃあ知り合い呼んでくるんで、少し待っててください」

 

 

「うん、気をつけてね」

 

 

 

アキヤマ君はアポを取り付けてくれた人を呼びに行くため、場を離れる。

帰ってくるまでは展示を眺めておこう。

 

 

 

「化石、お好きなんですか?」

 

 

 

後ろから声が聞こえた。

ふと後ろを振り返るとそこに居たのは、俺と年齢が同じくらいの青年。

めっちゃイケメンだ。

 

 

 

「ええ……ちょっと気になっていますね

 

太古のポケモンが現代になっても化石として爪痕を残しているのは、とても強い生命の現れじゃないかって思ってます」

 

 

「その気持ち分かります

 

僕も普段からこう言った歴史的遺物を目にする事はありますが、そこにどう言った思いがあるのかってついつい考えてしまいます

 

おっとそろそろ時間なので失礼します」

 

 

 

青年は一言挨拶をしてその場を去る。

何とも自信に溢れた人だったな。あの人の顔どっかで見たことあるけど、気のせいかな?

 

 

 

「ホオズキさん、お待たせしました~」

 

 

 

そうこうしてるうちにアキヤマ君が帰ってくる。

その後ろには、スキンヘッドの初老の男性が立っていた。

 

 

 

「やれやれいたずら小僧が久しぶりに帰ってきたと思ったら、年寄り使いの荒いやつじゃ」

 

 

「悪かったって!

 

ほらこの人があって欲しいって言ってたホオズキさん」

 

 

 

御老人は俺の方を品定めするかのように俺を見る。

うーん、やっぱり俺が悪人(笑)に見えるのかな。

 

 

 

「ほーう……久しく見る好青年じゃの

 

ワシはカツラ、この街のジムリーダーにして研究員をしておる

 

よろしく頼む」

 

 

 

…………なんかジムリーダーとのエンカウント多くない?

何の星の元に生まれればこんなことになるんだよ。ロケット団入るまで悪い事してなかったのに……

別にジムリーダーに会うことが悪い事とは言わないけども、ある種の恐怖を感じるって。

 

 

 

「あはは……よろしくお願いします」

 

 

 

カツラさんと友好の握手を交わす。

 

 

 

「事情はこいつから聞いておる

 

早速だが案内しよう」

 

 

 

アキヤマ君が先にコハクについての説明を済ませてくれてたらしく、すぐに奥の部屋へと案内される。

おぉ……凄い高価そうな機械とかが置いてある。研究資料とか難しい本が乱立していて研究室って感じで心が踊る。

 

 

 

「それで例のコハクを見せていただけるかな?」

 

 

「はい、こちらをどうぞ」

 

 

 

俺はカツラさんにコハクを渡す。

とても興味深そうな目で照明の光に透かして見ている。

どう言った返答が返ってくるのか……

 

 

 

「なかなか興味深いものだ

 

これは復元装置を試して見る価値はありそうだ」

 

 

ほっ、どうやら本物のようだ。

カツラさんはそのままコハクを復元装置にセットする。

 

 

 

「今からこのコハクに眠る太古の力を目覚めさせる

 

しかと目に焼きつけるんじゃぞ」

 

 

 

おお!待ってましたと言わんばかりに高揚感が増す。

化石から蘇る太古のポケモン……これはロマンと言わざる負えない。

復元装置から眩い光が生まれる。

 

 

 

「さあ、生まれるぞ!」

 

 

 

研究室を包んだ眩い光は晴れ、ゆっくりと目を開ける。

目線の先にいるのはどんなポケモンなのか。

 

 

 

『ギャオス!!』

 

 

 

復元装置から生まれたのは、鋭い牙を携えた翼竜。

自身の誕生を祝福するかのように、大きな咆哮を上げる。

 

 

 

「これはプテラ!

 

化石ポケモンの中でも強力なポケモンじゃ!」

 

 

 

プテラか……すごくカッコイイな!

力強い眼光に強靭な両翼……どこを取ってもカッコイイとしか言葉が出ない。

 

 

 

『ギャオ!』

 

 

 

プテラは俺達の存在に気づいたのか、翼を広げてこちらへと飛んでくる。

大きく口を開けて、アキヤマ君へと噛み付く。

 

 

 

「ギャァァァ!?

 

ってあれ?痛くない?」

 

 

 

流石に危ないと思ったが、プテラの噛みつきは甘噛みであった。

めちゃくちゃアキヤマ君に懐いている様子。

もしかして……アキヤマ君を親だと思っているのか?

 

 

 

「コイツ……めっちゃ甘えて来て可愛いっすよ」

 

 

 

アキヤマ君も満更でもなさそうなので良かった。

凶暴な見た目とは相反して、非常に人懐っこい様である。

 

 

 

「でもこのプテラはホオズキさんのものじゃ……」

 

 

「いいよいいよ、プテラもアキヤマ君に懐いてるしそのまま手持ちにして貰っていいからね?」

 

 

 

アキヤマ君はめっちゃ喜んでプテラに抱きついていた。プテラも同じくらい喜び、甘噛みしつつ頭を舌で舐めていた。

手持ちがビーダルだけって言ってたし、ちょうどいいタイミングだったかな。

ひこうタイプか……俺も一匹は欲しいな。

 

 

 

「ほほぉ……なかなかいいものを見させてもらったよ」

 

 

 

 

 


 

 

 

「今日はありがとうございました」

 

 

「いやいやこちらも久しぶりに若き頃を思い出せていい気持ちだったよ

 

また時間が空いたら遊びにきなさい、丁重にもてなそう」

 

 

 

カツラさんと仲良くなり、電話番号も交換した。

挨拶を交わして、帰路に着く。

今日はとても有意義な体験が出来て良かった。

明日もいい日になるよね、ヌオー?

 

 

 

『ぬ~?』

 

 

 

 

 

 

[to be continued]




アキヤマはプテラを捕まえた。
今回はアキヤマ君の手持ちとなります。
ホオズキ君の最後の手持ちは既に内定が済んでおりますのでご安心ください。
ヒントとしてひこうタイプということだけは明かしておきますので、考察をしてみてください。
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