いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

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どーもクソ投稿者です。
今回は自分の好きなポケモン作品を元に書いていこうと思います。
少しマイナーで分からない方もいらっしゃるかと思いますが、何とぞよろしくお願いします。



第24話「反逆」

 

[オーレ地方]

 

この地方は大部分に砂漠が広がる土地。

そのためポケモンが生息地にするには厳しい環境と言うこともあり、野生ポケモンの存在が確認されていない。

人の移動手段はスクーターやバイクと言ったものでなければ、町への移動も厳しくなる。

 

こんな閉鎖的な環境ともなれば、後暗い事を起こす者が居るのも当然と言える。

多くのゴロツキやはぐれ者が集まるこの町、パイラタウンもその一つ。

喧嘩や何かしらの騒動は当たり前の毎日。

一応警察署こそ存在するが全くと言っていい程機能はしておらず、形骸化している。

 

 

 

「もうやめてよ!」

 

 

 

少年が泣き叫ぶ声が聞こえる。

ポケモンバトルの真っ最中であるが、人目をはばからずに泣きじゃくっていた。

少年のジグザグマが、ゴロツキの男・マサのポケモンであるオオタチによって傷つけられている。

 

 

 

「ハハッ!弱えポケモンを使ってるお前が悪いんだよ!」

 

 

 

少年の言葉も虚しく、マサは只管にジグザグマを傷つける。

ただ己の悦を得るためにポケモンを傷つける姿に心を痛める者はいるが、誰も間に入ることはしない。

警察も機能せず、なんの後ろ盾もない一般人は己に火の粉がかからないようにするのが精一杯なのだ。

 

 

 

「これでトドメだ!オオタチ!たいあたりだ!」

 

 

 

マサはオオタチにたいあたりを指示する。

オオタチは助走をつけて、ジグザグマに突進。

もうだめだ。

少年も周りから見ていた人達も諦めかけていたその時、

 

 

 

『キェェェェェ!!』

 

 

 

突如響くポケモンの鳴き声。

辺りを見回してもジグザグマとオオタチ以外にはポケモンはいない。

まさかと思い空を見上げるマサ。

太陽の反射に隠れ、よく見えないがこちらに近づく何かが来るのを感じた。

 

 

 

『ッ!?』

 

 

 

オオタチが吹き飛ぶ。

否、吹き飛ばされたというのが正しい。

目に止まらぬスピードでオオタチを吹き飛ばしたのだ。

 

 

 

「なんだこいつは!」

 

 

 

雄々しく翼を羽ばたかせ、力強い眼でマサを見つめる鳥ポケモン・ウォーグル。

見たことも無いポケモンに驚いていると、後ろから誰かが近づいてきていた。

 

 

 

「やはり……そのポケモンは()()()()()()()のようだな」

 

 

 

紺色のコートを靡かせ、左目にモノクル型の機械を付けた青年が立っていた。

その左腕には腕を覆う程の機械が取り付けられている。

ただならぬ雰囲気を纏っており、周りにいた者達は圧倒されていた。

 

 

 

「お前!何故ダークポケモンの事を知っている!」

 

 

「貴様に答える義理はない……

 

少年、これをジグザグマに使え」

 

 

 

青年は懐からキズぐすりを取り出し、少年へと放り投げる。

 

 

 

「あ、ありがとう!」

 

 

 

少年はお礼を言うとジグザグマを抱きかかえて、直ぐにその場を去る。

 

 

 

「さて……そのダークポケモンをどこで手に入れたのか、洗いざらい話してもらうぞ」

 

 

「誰がそんなこと話すかよ!オオタチ!ダークラッシュ!」

 

 

 

オオタチは黒きオーラを纏うとそのままの勢いでウォーグルへと突進をする。

ウォーグルは特に避ける動作もせず、そのままダークラッシュを喰らう。

勝利を確信したマサは笑みを浮かべる。

 

 

 

「ヒャハハハ!俺の勝ち……だ?」

 

 

 

土煙は晴れ、徐々に視界が戻っていく。

そこにある光景は全くダメージのないウォーグルの姿であった。

 

 

 

「は、はぁ!?」

 

 

「やはりこの程度か……貴様のバトルには覚悟もなければ、誇りもない

 

取るに足らないものだ、いけ!ウォーグル!!」

 

 

 

ウォーグルは青年の指示を受け、オオタチを足で捕らえて大空へと羽ばたく。

時間にして十秒程。

ウォーグルの姿は目に映らないほど上空へと飛んで行く。

 

 

 

「ウォーグル!!フリーフォール!!」

 

 

 

主人である青年の声を聞いたウォーグルは、オオタチを抱えたまま地面に向かって急降下する。

オオタチもかみつくやみだれひっかき等の技を繰り出して抵抗するも、ウォーグルはそれらを意に返さず変わらぬ速度で降下を続けた。

 

 

 

「おいおいおい!!?」

 

 

 

これから起きる事を予感したマサは大声を出して降下するウォーグルを見つめる。

青年もまたウォーグルを見つめ、そして左腕の装置を起動する。

 

 

 

『キェェェェェ!!』

 

 

 

勝負に決着がついた。

ウォーグルのフリーフォールが決まり、オオタチは地面へと叩きつけられる。

隕石が降ってきたのではないかと言うほどに、大きなクレーターが出来ていた。

この光景を見たマサは余りの力の差に膝から崩れ落ちる。

オオタチ戦闘不能。勝者はウォーグル。

 

 

 

「決着はついた、そのダークポケモンはこちらで預からせて貰う」

 

 

 

そういうと青年はオオタチに向かって、()()でモンスターボールを投げる。

他のトレーナーが所有しているポケモンに対してボールを投げても自動的に弾かれるようになっているのだ。

だが勿論例外も存在する。

オオタチは青年が投げたモンスターボールに収納され、ゲット完了のサインが表示された。

 

 

 

「馬鹿な!?

 

俺のダークポケモンを奪っただと!?」

 

 

 

マサが驚くの無理はない。

既に所有者がいるポケモンを目の前でゲットされると思わないだろう。

ましてやダークポケモンという特殊なポケモンをだ。

 

 

 

「もしかしてお前……最近オーレ地方でダークポケモンを奪うっていうRRか!!」

 

 

「……だとしたらどうする?」

 

 

 

マサに対して睨みを利かせる青年。

その迫力に押され、彼はそれ以上口を開かなかった。

 

 

 

「今回は見逃してやる……

だが、またダークポケモンを使うようであるならば……その時は容赦はしない!!」

 

 

 

マサはうんうんと首を縦に降り、その場から逃げ出した。

あの脅えようでは二度と事を起こす気は無いだろう。

 

 

 

「ついに町のゴロツキ達にもダークポケモンが広まってしまっているか……」

 

 

 

[ダークポケモン]

とある悪の組織が特殊な技術を用いてポケモンの心を閉ざし、戦闘能力を強化させられた戦闘マシーンとなったポケモン。

通常の人間では見えない黒いオーラを纏っており、ポケモンらしい行動ができない。

 

 

 

「だからこそ……これ以上野放しにはしない

 

奪われた仲間のポケモンは、必ず奪い返す!!」

 

 

 

彼の名はクロス。

RR(レボリューション・レイド)と呼ばれるレジスタンスの一員。

コドモネットワークを駆使してダークポケモン達の情報を手に入れては現地に赴き、ダークポケモンを取り戻している。

 

 

 

「待っていろ!シャドー!」

 

 

 

これはかのホオズキ・シズオがこのオーレ地方を訪れるまでの一人の青年の話である。

 

 

 

 

 

[to be continued]




今回は短く纏めさせて頂きました。
ポケモンコロシアム、ポケモンXDは少し古めの作品となっており、分からない方も大勢いると思います。
もし興味がある方が入れば、是非ともプレイや動画を見てください。
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