いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

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どーもクソ投稿者です。
最近だモチベーションがペンデュラムしてしまい、筆を一旦止めてしまいました。
これも全てティアラメンツってやつの仕業なんだ……
今回は推しポケの一体のメイン話なので良かったら見ていってください。


第26話「ここをキャンプ地とする!」

どうも皆さんこんにちは、ロケット団特別幹部ホオズキ・シズオです。

先日はアポロさんがシルフカンパニーの乗っ取りを計画しましたが、失敗に終わりました。

後始末として、以前ポケモンバトルをした少年・レッド君と戦う。

一応、悪の秘密結社の幹部っていう肩書きがあるから悪役ムーブをかましてみたりしたけど、正直途中から恥ずかしかったです。

いやぁ~その場のノリとテンションに呑まれるとダメだね。

ブレーキが全く効かないんだもの。

また悪い癖出ちゃったから改善しないとな……

 

 

 

「今日はどうしようかな」

 

 

 

昨日の件で始末書を書こうとしたがボスからはその必要は無いと言われ、代わりにまた休日を頂いてしまった。

俺休み多いけど、大丈夫かな?

 

 

 

「まあ、久しぶりにリフレッシュと行こうかな」

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

休日の使い方が下手くそと言われてから、ポケモン達と楽しめる事を調べては最終的にキャンプに落ち着いた。

おつきみやまのキャンプ以降、ハマったということもあり今回は少し遠出をして、シンオウ地方のリッシ湖まで来ている。

シンオウ特集という本で静かに過ごすならオススメの場所と掲載されており、危険な野生ポケモンもいないと言うことだった。

 

 

 

「綺麗な湖だ……」

 

 

 

太陽の反射によって眩い光を放つ水面。

ポケモン達の鳴き声、風に揺られて鳴る木々の音。

都会では決して得られない自然の癒しに感動している。

普段から旅をしているトレーナー達も、日々をこんな体験に満ちているのかと考えると羨ましく思う。

 

もしかしたら自分もトレーナーになってたんじゃないかなという妄想をするも…………うん、生き残れる未来が見えないね。

大人になった今だから余裕を持ってポケモン達と接することが出来るから、この方が俺に合っていると思う。

 

 

 

『ブラッ……』

 

 

 

ついこの間進化をしたブラッキー。

出会った当初から凄く懐いてきてくれて、皆の癒し的存在となっていた。

だが今はツンとした態度で俺から離れている。

ブラッキーが癇癪を起こしているという訳でもなく、俺が何かしたと言う訳でもない。

理由は至極単純だ。

 

 

 

「(ごめんスピアー、ちょっとその辺の見回りを行ってきて貰ってもいい?)」

 

 

『…………』

 

 

 

スピアーは俺の頼みに頷くと、周辺の見回りに向かう。

何だかんだで察してくれたのだろう。

ブラッキーがチラチラと俺の方を見ていることに。

 

 

 

「ほら、俺一人だから大丈夫だよ」

 

 

 

そうブラッキーに告げると俺の膝上に乗り、頭を擦りつけてくる。

進化してからというもの、クールな見た目とのギャップに悩んでいるようで俺以外の誰かがいるとさっきのようにぶっきらぼうな態度を取ってしまうらしい。

うん、可愛すぎていつもよりなでなでしてしまう。

 

 

 

『~♪』

 

 

 

見た目は変わっても俺に甘えてくる事は変わってはいない。

ブラッキーの可愛さとクールな見た目のギャップは最高です。

本当に進化してくれて良かった。

 

 

 

「ん?」

 

 

 

ふとリッシ湖の遠くに目をやる。

俺達の他にキャンプを楽しんでいる人がいるのか、話し声が聞こえてきた。

6人程のグループで湖の畔を探索している様子。

何を探しているんだろうか。

遠目ながらよく見ると全員似たような髪型と格好をしているのがわかった。

おかっぱが流行りなのかな?

 

 

 

「おいまだ見つからないのか!」

 

 

「お前だってちゃんと探せよ!」

 

 

 

あらら……喧嘩し始めちゃったよ。

何か探しているようだけど、大切な物でも落としてしまったのかな?

困ってるようだし、手伝うことにしよう。

 

 

 

「すみません~何か落とし物でも探してるんですか?」

 

 

 

おかっぱ集団へと声を掛ける。

その内の一人が気が付き、俺の方を見た。

 

 

 

「なっ!?何故一般人がここにいるんだ!

 

この辺りは他の連中が封鎖しているはずなのに!」

 

 

 

え?封鎖中?

もしかしてキャンプ地の整備とかやっててうっかり入っちゃったのかな。

だとするとちょっとやばいよね。

まだ数時間しか経ってないけど、謝って退散するとしよう。

 

 

 

「我々の姿を見たからには黙って返す訳にはいかない!」

 

 

と一人の男がそう言うと他の人達が俺を中心にして囲む。

何だろう……前にもこんな事があったような。

あれれ?もしかしてヤバい感じですか?

モンスターボール構えているところを見て、それでようやく全てを察した。

 

 

 

「運が悪かったな、排除させてもらうぞ!」

 

 

 

おかっぱ軍団はそれそれがモンスターボールから、ニャルマー、グレッグルやズバット等を繰り出してくる。

何でただキャンプしてただけで命を狙われるんだよと激しくツッコミたいが、今まで経験してきた修羅場に比べれば下の下。

そのこともあってか冷静でいられた。

それに俺よりもやばい子がいるしね。

 

 

 

『…………』

 

 

 

ブラッキーは激怒した。

大好きなご主人とのふれあいタイムに水を差したおかっぱ軍団に対して、これでもかと睨みつける。

その迫力におかっぱ軍団のポケモン達は怯んでいた。

俺もブラッキーと同じ気持ちだし、やるべき事は一つ。

 

 

 

「皆さんに申し訳ないですが、俺も全力で抵抗させて貰いますので」

 

 

 

俺も多少の睨みをきかせる。

大した効果はないだろうけど、意思表示は大事だ。

 

 

 

「か、かかれ!!」

 

 

 

一人のおかっぱが号令をする。

それに続いて他の連中のポケモン達もブラッキーへと攻撃をする。

仲間内で連携も取れている。加えてどくばりやかぜおこしなどの遠距離攻撃、ひっかくやたいあたりなどの近距離攻撃を同時に行う事で逃げ場を奪う。

よく訓練されていると見て取れる。

だが……俺のブラッキーも舐めてもらっては困るねぇ。

 

 

 

「ブラッキー……しっぺがえし」

 

 

 

ブラッキーは敢えて攻撃を受ける姿勢を取る。

おかっぱ軍団の技は次々に命中するが、ブラッキーには殆どダメージが通っていない。

しかしただ攻撃を受けただけではないのだ。

やられたらやり返す……倍返しだ!

 

 

 

『ブラッ!』

 

 

 

攻撃を耐え抜いたブラッキーはニャルマー、グレッグルにしっぺがえしを決める。

攻撃を終えた余韻で油断していた事もあるだろうが、殆ど無防備であった二体は一撃で戦闘不能となった。

しっぺがえしは相手よりも後に技を決めることで威力を高める特殊な技。

ブラッキーの高い耐久力を生かし、敢えて攻撃を受けるカウンタースタイルにピッタリな技であったので覚えさせました。

 

 

 

「くっ!だが我々のポケモンはまだ4匹もいるぞ!

 

そのブラッキーだけで勝てると思うな!」

 

 

 

確かに数では向こうの方が有利だ。

加えて遠距離で戦うポケモンであり、ブラッキーの近距離カウンタースタイルとは相性が悪いだろう。

おかっぱ軍団も遠距離であれば勝てる。そう思っている事だろう。

だがそれは()()()()()だけであればの話。

 

 

 

『ズバ!?』『グギッ!?』『ダァ!?』

 

 

 

瞬間、おかっぱ軍団のポケモン達は苦悶の声を上げて倒れる。

勿論ブラッキーは何もしていない。

そろそろ帰ってくる頃だとは思ってたよ。

 

 

 

『…………』

 

 

 

恐ろしく早いスピアーのどくづき。

俺は相変わらず見逃しちゃうね。

 

 

 

「逃げろぉ!!」

 

 

 

更なる脅威に晒されたおかっぱ軍団は一目散に逃げていく。

まあ……特に追う必要もないし、キャンプを再開するとしよう。

 

 

 

『ブラッ……』

 

 

足元に擦り寄ってくるブラッキー。

頑張ったから撫でてと言わんばかりに甘い声を出してくる。

スピアーも察して俺が気づくよりも早くその場から離れていた。

 

 

 

「いっぱい甘えていいからね?」

 

 

『ブラッ!』

 

 

 

このキャンプでさらにポケモン達と絆を深めることが出来ました。

一つ心残りがあるとすれば、あのおかっぱ軍団は何者だったのか。

まあただの変人の集まりだと思えばいいと、それ以上深くは考えなかった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

[とあるビル内]

 

 

 

「それで?おめおめと逃げ帰ってきたと?」

 

 

「も、申し訳ありません!

 

予想だにしない事態となりまして!」

 

 

 

おかっぱ頭の男は上司と思わしき女性からリッシ湖での出来事をこと細かく説明していた。

事実上の部隊の壊滅というものを間近で見た彼は酷く覚えており、体が小刻みに振るえている。

 

 

 

「まあいいわ、今日は帰ってゆっくりしなさい」

 

 

「は、はい……」

 

 

 

状態を察してか女性も帰宅命令を出す。

これ以上話しても有益な情報を得る事も出来ない事もあるだろうが、それ以上に部隊の全滅の始末書に奔走しないといけないのが本音。

 

 

 

「(たまたまキャンプに来ていた一般人がやった事だとは思えないわ……)」

 

 

 

曲がりなりにも訓練を受けている者たちが、一般人に遅れをとるとは考えづらい。

であれば考えられる可能性としては……

 

 

 

「(全く……嫌な予感がするわね)」

 

 

 

図らずもとある組織の計画を遅らせたホオズキ。

この行動が後に大きな変革となる事を彼は知らない。

 

 

 

 

 

[to be continued]




ブラッキーがツンデレなのは絶対領域だと考えています。
クールな見た目で甘えてきたら私は発狂する自信しかありません。
今回も新しいアンケートを実施するので、そちらも良かったらお願いします。
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