いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

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どーもクソ投稿者です。
最近はティアラメンツとクソ上司に精神をやられた上に、ドラコーのために石集めに行っていたことを謝罪します。
今回は読者様から公募がありましたパロディキャラ回を書きましたので、良かったら見ていってください。


第27話「最強の強盗」

最近ネットで騒がれているある人物。

名前は明らかになってはいないが、自らを強盗と名乗っているそうなのだ。

被害者……というかその人物に感謝の言葉や品を送りたいという人が続出しているという。

強盗されているなのに感謝と不思議に思う方はいるだろう。

なので今回は実際にその強盗と対面したという方々の話を聞いていこうと思う。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

[クチバシティ・とある商店]

 

 

あれはいつもの通り、品出しを父としていた時でした。

 

 

 

「おいてめぇ!金を出せ!」

 

 

 

黒いダウンジャケットを着たマスク姿の男性がいたんですよ。脅すためなのか右手にモンスターボールを構えていました。

生憎と今日はうちのお店でセールをするので構っている時間が惜しくて、ぞんざいな態度を取りました。

 

 

 

「そんなこと知るか!さっさと金を出せって言ってんだ!」

 

 

 

流石にしつこかったのでジュンサーさんを呼ぼうとした時、父が不安定な体制から荷物を持とうとしてぎっくり腰になってしまったんです。

セールという大事な日に限って不幸が重なってしまいました。

だから思わず言ってしまったんです。

 

 

 

「父がぎっくり腰になって大変なんです!

 

そんなに言うなら貴方が何とかしてください!」

 

 

 

強盗相手に何を言ってるんだと笑われてしまいますが、その時不思議な事が起こったんです。

 

 

 

ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ン”!」(勝利確定演出)

 

 

 

強盗が唸り声をあげ襲いかかって来たかと思ったら、品出しを手伝いはじめてくれたんです。

しかも慣れた手付きで素早く品出しを終えたかと思えば、父の腰の施術までしてくださったんですよ。

 

 

 

「今日一日は安静にしてください、それと店番は手伝いますんで」

 

 

 

それからは本当に凄かった。

開店時間となると強盗さんは言葉巧みに商品を勧めては買わせてを繰り返し、全品を売り切れという快挙を達成させました。

 

 

 

「強盗さん……うちで働きませんか?」

 

 

「嫌だよ……」

 

 

 

そう一言だけ言うと、足早にその場を去っていきました。

あれだけ凄い事が出来るのに、何故強盗をやっているのか不思議でしょうがないですね。

 

 

 

 

 


 

 

[ジョウト地方・アサギシティ]

 

 

 

これは私がデンリュウのアカリちゃんの看病に行っていた時の事です。

かなり酷い病気に掛かってしまい、呼吸するのも苦しい顔をしていました。

そんな時にあの人は現れました。

 

 

 

「おいてめぇ!金を出せぇ!」

 

 

 

黒いダウンジャケットを着たマスク姿の男性が立ってたのです。脅すためなのかスーパーボールを構えていました。

しかし今は友達の看病で忙しかったため、強盗さんの言葉を聞き流しました。

 

 

 

「今は友達が苦しんでいるので後にしてください!」

 

 

「苦しんでるだ?

 

そんなこと知るか!さっさと金を出せって言ってんだ!」

 

 

 

強盗さんが声を荒らげるとアカリちゃんが更に苦しみ出しました。

症状が悪化したのか、今ある薬ではどうしようもありません。

不安な気持ちから強盗さんに向かって叫んでしまいました。

 

 

 

「今はアカリちゃんが大変なんです!!

 

そんなに言うなら貴方が何とかしてください!!」

 

 

 

所構わず大きな声で叫びました。

ただの強盗にこんなこと言ってもしょうがないと言うのに。

でもその時、不思議な事が起こったんです。

 

 

 

ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ン”!」(勝利確定演出)

 

 

 

強盗さんは唸り声をあげて、こちらに近づくと懐に手を入れました。

小さな包みから丸薬なような物を取り出してアカリちゃんに飲ませると、さっきまでの苦痛に歪んだ顔が嘘だったかのように無くなったのです。

 

 

 

 

「強盗さん、何をしたんですか?」

 

 

「何ってひでんのくすりを飲ましただけだよ」

 

 

 

あの状況を一瞬で解決してしまうなんて……凄い。

 

 

「強盗さん……どうしたら強くなれますか?」

 

 

「一日三食しっかり食べて、それでいて適度な運動すればいけるだろ?」

 

 

 

それだけ言うと強盗さんは足早にその場を去りました。

こんな凄い事が出来るのにどうして強盗をしているのか分かりませんが、貰ったアドバイスを活かしていこうと今日も努力を続けています。

 

 

 

 

 


 

 

「シンオウ地方・とある女性の部屋」

 

 

 

そうですね……あれは私が学会で発表するためのレポートが見つからなかった時の事ですね。

チャンピオンをしている傍ら、空いた時間で纏めたはずのレポートをどこに置いたのか忘れてしまいました。

お恥ずかしながら、片付けは余り得意では無いので書類などを山積みにして放置なんて事が多く、いつも探すのに苦労をしていた時でした。

 

 

 

「おいてめぇ!金を出せぇ!」

 

 

 

いつの間に家の中に入ったのか、黒いダウンジャケットを来たマスク姿の男性がいました。脅しているのか右手にハイパーボールを握っている。

しかしその日に発表するレポートを探すのに忙しく、構っている時間が惜しい程。

 

 

 

「悪いけど今はレポートを探すのに忙しくて時間が無いの!」

 

 

「レポートだぁ?

 

そんなこと知るか!さっさと金を出せって言ってんだ!」

 

 

 

強盗は声を荒らげてもそのまま無視。

私が新しい書類に手を掛けようとした時、うっかり肘が他の書類の山に当たり、床一面に散らばってしまう。

流石にその時はストレスが溜まっていたのもあって、強盗に対して八つ当たりじみた言葉を吐いてしまった。

 

 

 

「こっちはレポートを探すので大変なの!!

 

それに周りが恋人出来てイチャイチャしてるのにもイライラしてるの!!

 

そんなに言うなら貴方が探すのを手伝いなさい!!」

 

 

 

日頃のストレスも含めて一気に吐き出すかのように大きな声で叫ぶ。

こんな事を強盗に対して言っても意味が無いと言うのに。

でもその時不思議な事が起こったの。

 

 

 

ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ン”!」(勝利確定演出)

 

 

 

強盗は唸り声をあげると床に散らばった書類をあっという間に片付けしまった。

しかも種類も細かく仕分けして分かりやすくなっている。

そして何より驚いたのは、書類を片している片手間に味噌汁まで作っていた事。

私に手渡してきて、それを一口飲んでみろと言う。

恐る恐る口を付けると、

 

 

 

「(美味い!?)」

 

 

 

美味しさが疲れをぶっ飛ばすという表現が正しいだろう。

誰かの手料理自体久しぶりだったということもあり、心にほっと沁みる。

 

 

 

「強盗さん…………私と付き合ってみない?」

 

 

「あっ結構です」

 

 

 

即座に否定されたのは内緒だけど。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「たく……今日も失敗かよ……」

 

 

 

俺の名前はゴトウ。

強盗だ。悪いが強盗じゃねぇ!ゴトウだ!なんて言わねぇからな。

今日も今日とて強盗に失敗して公園のベンチで不貞寝をしている。

どいつもこいつもなんで俺が来るタイミングで困ってやがるんだよ……体が勝手に反応してついつい手伝ってしまうし、この癖どうにかならんもんかね。

 

相棒のマニューラも呆れてフエンせんべい食ってやがるしな。てかそれ俺が買ったやつじゃねぇか。

ちくしょう……ただでさえ悪いことしてぇのに何で感謝状とかお礼の品とかが届くんだよ!!

 

ポケモンハンターがうるせぇから花火ランチャーで黙らせただけだし、ご老人の介抱してたら何処ぞの財閥の会長だとか知らねぇよ!

俺はただ強盗したいだけだっつうの!!

 

はぁ……次こそは絶対成功させてやるからな!

 

 

などと誓いを立てるものの、結局お人好しの性格の性で皆プラスに動いてしまうのであった。

 

 

 

 

[to be continued]

 




という事で今回は強盗のゴトウさんでした。
元ネタは……言うまでもないですよね?
パロディトレーナー企画は尚も継続中なので良かったらご参加ください。
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